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変更箇所を表示および印刷する方法
変更内容を追跡、印刷、またはパブリッシングするとき、現在の文書の異なるビューを選択できます。「変更の追跡」「オプション」では、以下のオプションを選択できます。
「変更をハイライト表示」 - すべての変更案を改訂マーク付きでハイライト表示します。
「適用した変更を表示」 - 変更提案をすべて文書に組み込み、改訂マークなしで表示します。
「オリジナル」 - 変更案が加えられる前の文書を表示します。このビューは読み取り専用であり、ベースライン文書を表しています。
「変更をハイライト表示」「適用した変更を表示」「印刷」「オリジナル」、PDF、Web、HTML、HTML ヘルプ向けの「ファイル」 > 「パブリッシング」のオプションから、変更追跡の表示を選択できます。
変更追跡をオンにしている文書は、変更追跡状態を指定してパブリッシングできます。デフォルトでは、「編集」ウィンドウから表示する変更追跡ビューは、「印刷プレビュー」「印刷」、および「ファイル」 > 「パブリッシング」ウィンドウで選択します。文書のパブリッシング時に選択した変更追跡ビューは、その後も適用されます。つまり、現在の編集セッションで、同じ文書を次にパブリッシングするときにもそのビューが選択されます。
ただし、DITA マップからパブリッシングする場合、「印刷プレビュー」「印刷」「ファイル」 > 「パブリッシング」ウィンドウには常に「変更の追跡」セレクタが表示され、初期設定は「適用した変更を表示」になります。DITA マップからのパブリッシング時は、DITA マップから参照されているトピックに対してのみ、選択された「変更の追跡」ビューが適用されます。DITA マップ自体、およびその他すべての参照先マップは、選択した「変更の追跡」ビューにかかわらず (マップに変更追跡マークアップがある場合でも)、常に「適用した変更を表示」でパブリッシングされます。
Arbortext Editor では、改訂マーク (追加箇所は下線、削除箇所は取り消し線) とフォント色によって、追跡対象の変更が示されます。複数のユーザーによる改訂を追跡することもできます。その場合は、以下の方法で各ユーザーの変更案を識別します。
「変更の追跡」「変更記録」で、選択した変更を識別します。
文書を変更する時点で、テキストボックスで識別します。
文書内で、ユーザーカラーによって識別します (オプション)。
変更を検索するとき、追加の背景色 (オプション) によって識別します。
編集ウィンドウおよびパブリッシング出力では、各ユーザーが文書に加えた変更案がユーザーカラーで識別されます。各ユーザーに割り当てられている色は、ほかのユーザーの識別データとともに文書に記録されます。文書を表示、印刷、またはパブリッシングするとき、変更箇所をユーザーカラーで識別するかどうかを選択できます。
Arbortext Editor では、文書に対する追加と削除をユーザーごとに異なる色で表示できます。追加した箇所については、文字と下線の両方がユーザーカラーで表示されます。削除した箇所については、文書を読みやすくするため、取り消し線がユーザーカラーで表示され、削除対象の文字はグレーのフォントで表示されます。グラフィックまたは数式を削除した場合は、そのグラフィックや数式の上に X マークが表示されます。ただし、HTML にはこの機能がありません。
デフォルトでは、編集時およびパブリッシング時にはユーザーカラーが適用されません。ユーザーカラーを表示するには、「変更の追跡」「アドバンス」をクリックして「変更追跡のアドバンスオプション」を開き、「ユーザー固有のカラーで表示」チェックボックスをオンにします。編集ウィンドウで、改訂箇所がユーザーカラーで色分けされます。文書の印刷時およびパブリッシング時にも、改訂箇所にユーザーカラーが適用されます。
ユーザーカラーを使用しない場合、追加した箇所には緑色の下線が引かれます。また、削除した文字はグレーで表示され、その上に赤色の取り消し線が引かれます。1 人の作成者が改訂を行っている場合にのみこれで十分です。緑色の下線と赤色の取り消し線のみを使用して文書内の変更案を表示している場合は、ユーザーカラーを適用し、文書内の改訂箇所をユーザーごとに色分けして表示するよう選択できます。
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5.4 以前のリリースで作成された文書を Arbortext Editor で開くと、緑色の下線と赤色の取り消し線が表示されます。このとき、Arbortext Editor によって文書は自動的に更新されないので、ユーザーカラーも割り当てられません。ユーザーを色分けする場合は、それぞれの作成者にユーザーカラーを割り当てる必要があります。
無効なマークアップにも赤い取り消し線が引かれます。
分割ビューを使用して、ビューが異なる 2 つの異なる枠に文書を表示できます。「ウィンドウ」メニューの「左右に分割」または「上下に分割」をクリックします。
「変更追跡のアドバンスオプション」では、現在の文書で使用するユーザーの「フルネーム」「色」を変更できます。また、検索するとき、文書内に変更案をどのように表示するかを選択することもできます。折りたたみ表示されているエレメントを展開して変更案を表示し、各ユーザーの変更箇所に背景色を追加できます。