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Arbortext Editor での色の使用
デフォルトでは、画面表示と印刷出力物は、白の背景に黒字で表示されます。これらの色は以下において変更することができます。
特定の文書型または文書内
特定の種類のテキストを違う色で表示する場合
テキストの後ろに色の付いたベースラインのストライプを指定して、テキストをハイライト表示する場合
表示ウィンドウの背景色を変更する場合
Arbortext Editor は、背景および前景の色設定をサポートしています。背景設定は、テキストの後ろの領域に適用され、前景設定は、テキスト自体に適用されます。
Arbortext Editor では、20 種類の名前付きカラーから選択するか、または RGB 法を使用して色を指定できます。名前付きカラーの RGB 値を設定するには、set fontcolor<xxxx> コマンドと set backgroundcolor<xxxx> コマンドを使用します(ここで、<xxxx> は、設定する色の名前です。たとえば、set fontcolorblue のように指定します)。背景と前景に色名を別々に設定できるので、実際には 40 の指定色があります。これらをスタートアップコマンドファイルに入れることも、custom ディレクトリの .acl ファイルに入れることもできます。
色は、スタイルシートまたは文書自体に指定可能です。通常、スタイルシートで指定した内容は、その文書型で、(コンテキストとオカレンスで制限された) 特定の種類のすべてのエレメントに適用されます。たとえば、"記事" 文書型のスタイルシートは、セクション内のタイトルが特定の色で表示されるように指定します。文書内では、作成者はフォントの色を指定するアクセス許可があります (「書式」 > 「タッチアップ」 > 「フォント」)。「スタイルシートの概要」で始まる、スタイルシート関連のトピックを参照してください。
Arbortext Editor では、いくつかのダイアログボックスと画面から色を適用できます。設定されている 20 の名前付きカラーで示される 20 色のパレットから色を選択することができます。前景色のパレットで利用可能な色と、背景色 (シェード) パレットで利用可能な色は異なります。
その他の色を選択するには、いずれかのパレットで「その他の色」をクリックします。その結果、216 の Web セーフカラーが表示され、ここから選択できるようになります。このダイアログボックスでは、カスタムカラーパレットから色を選択することもできます。Web セーフカラーパレットとカスタムカラーパレットは、色名を割り当てる色を選択する場合や、制御された色の使用が重要でない場合に役立ちます。
公開される文書の色を慎重に制御する必要がある場合、設定した名前付きカラーを使用することでいくつかの利点を得られます。
設定した色は、Arbortext Editor 全体のカラー パレットに表示されるため、さらにダイアログボックスを開いて適切な色を選択する必要がありません。
RGB 値のカラーパレットから色の名前を選択すると、入力エラーを回避するのに有効です。
制作者がパレット内の色だけを使用する場合は、文書に使用される色は、スタイルシートで指定されている色と一致します。
スタイルシートや文書を作成した後でも、色を簡単に変更できます。たとえば、特定の明度の青緑色がコーポレートカラーとして指定されているとします。この色に "teal" という名前を付け、set backgroundcolorteal="somevalue" コマンドをスタートアップコマンドファイルに追加します。さらに、スタイルシートで、特定のエレメントの背景色として "teal" を指定します。制作担当者が表セルをシェードするときは、この "teal" を使用します。その後、コーポレートカラー (青緑色) の明度を変更する場合は、スタートアップコマンドファイルで、"teal" に異なる RGB 値を割り当てるだけで済みます。スタイルシートや、何より文書を修正する必要がありません。
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名前付きカラーのデフォルト値は、エディタのビューの外観に使われます。すべてが Web セーブであるわけではなく、それらの外観は、Windows および UNIX のプラットフォームで異なります。アプリケーションを公開する場合は、再設定した名前付きカラーを使用して公開してください。カラーレンダリング方式の違いにより、実際に表示される色はモニタによっても異なります。
Arbortext Editor での色の使用
目的
追加情報
デフォルトのテキストの色を変更する
異なるバージョンの文書を比較するときに表示される、追加タグまたは削除タグの色を変更する
異なるバージョンの文書を比較するときに表示される、追加タグ、削除タグ、変更属性タグの色をオーバーライドする
set diffattrmodcolor コマンド、set diffdelcolor コマンド、set diffinscolor コマンド
テキストおよびファイルエンティティの表示色を変更する
現在のセッションでテキストおよびファイルエンティティの表示色をオーバーライドする
set textentityfontcolor コマンド、set fileentityfontcolor コマンド
生成テキストの表示色を変更する
マークアップタグの表示色を変更する
マークアップタグの現在の表示色をオーバーライドする
set tagfontcolor コマンド
指定したテキストのデフォルトの色をオーバーライドする
特定のタグに含まれているテキストに違うテキスト色を指定する
ハイライト (highlt) フォントの色オプション
特定のスタイルのテキストの背後に表示されるストライプ色を指定する
ハイライト (highlt) 背景色のオプション
表示ウィンドウの背景色をデフォルトの白から変更する
window_set command canvasbackground オプション
現在の作業セッションでデフォルトの色の値をほかの背景色に変更する
set backgroundcoloraqua, set backgroundcolorblack, set backgroundcolorblue, set backgroundcolorbrown, set backgroundcolorgray1, set backgroundcolorgray2, set backgroundcolorgray3, set backgroundcolorgray4, set backgroundcolorgray5, set backgroundcolorgreen, set backgroundcolorlime, set backgroundcolormaroon, set backgroundcolornavy, set backgroundcolorolive, set backgroundcolororange, set backgroundcolorred, set backgroundcolorteal, set backgroundcolorviolet, set backgroundcolorwhite, set backgroundcoloryellow
出力でのフォントの背景シェードエリアを調整する
APTBGHEIGHTPCT 環境変数、APTBGDEPTHPCT 環境変数
現在の作業セッションでデフォルトの色の値をほかの背景色に変更する
set fontcoloraqua, set fontcolorblack, set fontcolorblue, set fontcolorbrown, set fontcolorgray1, set fontcolorgray2, set fontcolorgray3, set fontcolorgray4, set fontcolorgray5, set fontcolorgreen, set fontcolorlime, set fontcolormaroon, set fontcolornavy, set fontcolorolive, set fontcolororange, set fontcolorred, set fontcolorteal, set fontcolorviolet, set fontcolorwhite, set fontcoloryellow
スポットカラー分解を作成する
テキストを見えなくする
ハイライト (highlt) 前景色の率のオプション