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表の空セルの処理
Arbortext Editor は、空の表セルを含む事前定義された表 (Arbortext、HMTL、OASIS Exchange) を作成できません。つまり、Arbortext Editor は、<entry></entry> タグペアを含む表セルのみ作成します。ただし、ほかのアプリケーションで作成した表に <entry></entry> タグペアのないセルが含まれている場合、Arbortext Editor でその表を編集することができます。Arbortext Editor は、このような空のセルを持つ表を開き、セル内に仮想の entry エレメントを作成します。この仮想 entry エレメントにコンテンツを追加しないと、デフォルトでは、文書の保存時に Arbortext Editor がそれらのエレメントを削除します。空の entry エレメントは、以下の環境で保存されます。
空のセルにコンテンツを追加した場合。
entry エレメント内の属性をデフォルト以外の値に設定した場合。
セルが、colname または namest 属性のセル処理の左側にある場合。この場合、空の entry エレメントは、表の構造を維持するために必要です。
ACL コマンド set tablewriteemptycellmarkup=on を実行して、Arbortext Editor に文書内の空の entry エレメントを保存するよう明示的に指示した場合。
Arbortext Editor が空のセルを扱う方法に関連した以下の警告に留意してください。
カーソル位置 - 文書が保存されたときにカーソルが空の仮想 entry エレメントに置かれていると、Arbortext Editor が保存した文書内の entry エレメントを削除し、カーソル位置が失われることがあります。この場合、Arbortext Editor は、次回に文書が開かれると文書の冒頭にカーソルを置きます。ただし、編集用に開いている文書内ではカーソルを移動できません。
コンテキストチェック - Arbortext Editor は、空の表セルのコンテキストをチェックしません。
必須のエレメント (タグ) - 文書型内の entry エレメントがコンテンツとして特定のタグを必要とする場合、Arbortext Editor は仮想 entry エレメントを作成する際にタグを挿入します。これにより entry エレメントは必須タグを含みますが、セルにユーザーの生成したコンテンツが含まれるまでは仮想 entry エレメントと見なされることに注意してください。
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表に複数の行がある場合、カスタム表のその他の行には、灰色の X のセルが表示されます。これは、表のその場所に、実際にはセルデータが存在しないことを示します。事前定義された表モデルでは、セルの挿入時に列または行が追加されます。