ウィジェットとレイアウトのマイグレーション
このセクションでは、以下のマイグレーションプロセスについて説明します。
• 既存のレガシーウィジェットから置き換え先 Web コンポーネントウィジェットへのマイグレーション。
• レガシーレイアウトから新規のレイアウトとコンテナへのマイグレーション。
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• レガシーウィジェットおよびレガシーレイアウトから新規 Web コンポーネントウィジェットおよび新規レイアウトへのマイグレーションは ThingWorx 8.5.X 以降で行えます。
• レガシーウィジェットは、将来のリリースで廃止される予定です。新規マッシュアップを作成する際には、レガシーウィジェットの代わりに、それに対応する新規 Web コンポーネントウィジェットを使用することをお勧めします。
• マッシュアップ内にレガシーウィジェットやレガシーレイアウトがある場合、新規のウィジェットおよびレイアウトにマイグレーションすることをお勧めします。
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置き換え先の Web コンポーネントがあるレガシーウィジェットが含まれているマッシュアップを開いた場合や、レガシーレイアウトが含まれているマッシュアップを開いた場合、設計ページの上部にバナーが表示されます。
新規ウィジェットおよび新規レイアウトにマイグレーションするには「はい」を選択し、マイグレーションを行わずにバナーを閉じるには「いいえ」を選択します。マイグレーションすることを選択した場合、マッシュアップ内のレガシーウィジェットは対応する Web コンポーネントに置き換えられ、レガシーレイアウトは新規レイアウトに置き換えられます。マイグレーションを行うまで、ThingWorx セッションでマッシュアップを開くたびにバナーが表示されます。
| 移行は元に戻すことができません。マイグレーションを行う前に ThingWorx Platform の「複製」オプションを使用してマッシュアップのコピーを保存しておくことをお勧めします。 |
マッシュアップ内のバインドはマイグレーション後も維持されます。マイグレーションの最良事例を参照してください。
| プラットフォームでは
ナビゲーションと
ログアウトの新しい
関数が用意されているので、ナビゲーションウィジェットとログアウトウィジェットは直接マイグレーションされません。以前のウィジェットを新規ボタンにマイグレーションしてから、ナビゲーション関数またはログアウト関数をバインドすることによって、同じ機能を得ることができます。 |
レイアウトマイグレーションの例
レイアウトマイグレーションの例を次に示します。
• 静的レイアウトのマッシュアップを開く: 静的レイアウトのマッシュアップを開くと、バナーが表示されます。「はい」を選択した場合、マッシュアップ内の静的レイアウトが、静的配置でサイズが固定のコンテナにマイグレーションされます。
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レイアウトウィジェットがあるレスポンシブレイアウトのマッシュアップを開く: レイアウトウィジェットがあるレスポンシブレイアウトのマッシュアップを開くと、バナーが表示されます。
「はい」を選択した場合、レイアウトウィジェットがコンテナにマイグレーションされます。レイアウトウィジェットの内部コンテナウィジェットがコンテナにマイグレーションされます。
| レイアウト内の折りたたみ可能なコンテナはマイグレーションされません。レイアウト内の折りたたみ可能なパネルは標準コンテナにマイグレーションされます。 |
左サイドバー/右サイドバーは固定幅のコンテナにマイグレーションされます。固定幅の値はレイアウトウィジェットの LeftSidebarWidth/RightSidebarWidth プロパティから取得されます。
ヘッダー/フッターは固定高さのコンテナにマイグレーションされます。固定高さの値はレイアウトウィジェットの HeaderHeight/FooterHeight プロパティから取得されます。
• パネルがあるレスポンシブレイアウトのマッシュアップを開く: パネルがあるレスポンシブレイアウトのマッシュアップを開くと、バナーが表示されます。「はい」を選択した場合、同じコンテナ内でレスポンシブウィジェットと静的ウィジェットをサポートするコンテナにパネルがマイグレーションされます。
| ID を新規コンテナに変更する必要があるので、マイグレーション時にコンテナのバインドは保存されません。 |
マイグレーションの最良事例
マイグレーションの後で、マッシュアップをレビューします。新規の PTC テーマとユーザーインタフェース設計の最良事例に基づき、新規ウィジェットのサイズはレガシーウィジェットのサイズと異なります。次の操作を実行することで、マッシュアップの外観を向上させることができます。
• フォントサイズが小さいテーマを作成し、このテーマを使用します。これによってフォントのサイズが変わり、新規ウィジェットで効果的です。
• ウィジェットをレビューし、その幅と高さのプロパティを確認します。必要に応じてウィジェットのサイズを変更します。
| 新規ウィジェットはサイズレスポンシブです。新規ウィジェットの自動サイズ設定を利用するには、マイグレーションの後でレガシーウィジェットの幅と高さのプロパティ値をリセットします。レガシーウィジェットの固定サイズを維持する場合、値をリセットしないでください。 |
レガシーボタンウィジェットにはアイコンもあります。このアイコン設定はスタイル定義によって定義されており、マイグレーションされません。マイグレーションの後で、新規ボタンにアイコンを追加します。新規ボタンウィジェットでは、アイコン設定はプロパティ内にあります。
レガシーウィジェットと置き換え先のウィジェット
次の表に、レガシーウィジェットと置き換え先のウィジェットを示します。リピーターウィジェットから置き換えられるコレクションウィジェットは、Web コンポーネントではない標準ウィジェットです。その他すべての置き換え先のウィジェットは Web コンポーネントです。詳細については、レガシーウィジェットまたは置き換え先のウィジェットの名前をクリックしてください。