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ThingWorx Flow の概要
ThingWorx Flow の主要コンポーネントを次に示します。
ワークフロー
ワークフローは、ひとまとまりの作業を、通常はさらに広範なビジネスプロセスの一部として遂行するために設計されている、連続する一連の手順です。
ThingWorx Flow では、ワークフローは、トリガーを介した外部システムイベントか、Webhook URL を介した外部呼出しによって実行するように設定できます。
ワークフローの各手順は、サードパーティシステム上の RESTful サービスを呼び出す操作です。各操作には、認証を行うための接続が設定され、入力データはサードパーティシステムに渡されます。これらの操作からの出力を、ワークフロー内の以降の操作で使用できます。
コネクタ
コネクタは、定義済みの操作、トリガー、承認、接続から成り、外部システムとの対話や特定のタスクの実行のためにワークフロー内で使用するように設定できます。
コネクタの詳細については、 既成のコネクタと操作を参照してください。ThingWorx Flow SDK を使用した接続の作成については、 ThingWorx Flow SDKを参照してください。
操作
操作はワークフロー内の単一の手順であり、入力データをとり、通常は外部システム上のサービスを呼び出すことによって特定のタスクを実行し、その出力データをワークフローの以降の手順で使用できるようにします。
操作の詳細については、 操作を参照してください。ThingWorx Flow CLI を使用した操作の作成については、 操作の作成を参照してください。
トリガー
トリガーはワークフローの開始手順 () に設定可能な特別な操作であり、ワークフローを実行するタイミングを定義します。外部システムに対してポーリングして、特定の条件を満たしているかどうかをチェックするトリガーや、コールバックを外部システムに登録して、そのシステムで特定のイベントが発生した場合に必ずワークフローが実行されるようにするトリガーがあります。
トリガーの詳細については、 トリガーを参照してください。ThingWorx Flow CLI を使用したトリガーの作成については、 トリガーの作成を参照してください。
承認と接続
承認および接続はアカウント所有者によって付与され、ThingWorx サーバーがサードパーティアプリケーションサービスの機能にアクセスすることを承認します。これにより、操作とトリガーは、外部システムのデータにアクセスできるようになります。
各承認または接続は、それを作成したユーザーによって所有されます。デフォルトでは、作成者だけが承認と接続を表示、使用、編集、削除できます。管理者ユーザーと管理者グループのすべてのメンバーを含むすべてのユーザーが、承認と接続を所有できます。管理者ユーザーと管理者グループのメンバーは、別のユーザーが作成したプライベートな承認または接続を表示、使用、編集、削除することはできません。
承認名と接続名は一意である必要があります。
承認と接続を共有するには、 ThingWorx Flow の設定ページで「共有」オプションを設定します。フローへのデザインタイムアクセス権を持つ任意のユーザーが、共有された承認および接続を表示して使用できます。作成者だけが、共有された承認および接続を編集、削除できます。共有された承認および接続は、承認または接続の横の で識別されます。
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管理者を含むいずれのユーザーも、自分以外のユーザーが所有する、共有されている接続や承認の資格証明を表示したり編集したりすることはできません。
承認
承認は、Open Authorization (OAuth) の認証/承認規格を使用して認証を行います。
承認の作成方法の詳細については、 承認を参照してください。ThingWorx Flow CLI を使用した承認の作成については、 承認の作成を参照してください。
接続
接続は、Open Authorization (OAuth) 以外の任意の規格を使用して認証を行います。たとえば、基本、フォームベース、アプリケーションキーなどです。接続は、システム識別子 (URL) と、システムにアクセスするときに使用するアカウント資格証明の組み合わせです。
承認の作成方法の詳細については、 接続を参照してください。ThingWorx Flow CLI を使用した承認の作成については、 承認の作成を参照してください。
ワークフロー 1
次の図にサンプルワークフローを示します。
このワークフローでは Box の「新規フォルダ」トリガーが使用されています。Box アカウントに新規フォルダが作成されると、そのユーザーは Dynamics 365 CRM を使用してそのレコードのすべての詳細を取得します。詳細は電子メールでそのユーザーの Gmail アカウントに送信されます。
ワークフロー 2
アラート管理ワークフロー作成の詳細な手順については、 例: ThingWorx アラート管理ワークフローを参照してください。