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ばね剛性特性とダンピング特性の定義
「アドバンス」(Advanced) ばねまたは「接地」(To Ground) ばねのばね特性を定義する場合は、「ばね特性」(Spring Properties) ダイアログボックスの「新規」(New) または「編集」(Edit) をクリックします。Creo Simulate「ばね特性」(Spring Properties) ダイアログボックスが開き、ここに次の情報を入力できます。
「名前」(Name) - ばね特性の名前。名前を入力するか、デフォルトの名前をそのまま使用します。
「説明」(Description) - ばね特性の説明を入力します (オプション)。
「結合を自動的に計算」(Compute Coupling Automatically) - このオプションはデフォルトで選択され、Creo Simulate で自動的にばねの長さが考慮され、必要に応じてフォースとモーメントが変位と回転に結合されます。このオプションをオフにした場合、ばねの長さが無視され、フォースとモーメントを変位と回転に結合する値を独自に設定します。
 
*注記 FEM モードでは結合剛性の特性を入力できません。FEM モードでは「結合を自動的に計算」(Compute Coupling Automatically) オプションがデフォルトでオンになり、オフにすることはできません。
「剛性」(Stiffness) タブ - 「剛性」(Stiffness) タブの成分はばねの引張り剛性とねじれ剛性の特性を表します。ばねの結合剛性を明示的に定義するには、「結合を自動的に計算」(Compute Coupling Automatically) オプションをオフにします。1 つ以上の結合アイテムに対してゼロ以外の値を入力する必要があります。
ばねの座標系を基準に指定した主軸に沿った以下のフィールドに、ゼロ以上の値を入力します。
ばね剛性特性
フィールド名
主軸
引張り
「Kxx」
xx 成分沿い
引張り
「Kyy」
yy 成分沿い
引張り
「Kzz」
zz 成分沿い
ねじれ
「Txx」
xx 成分沿い
ねじれ
「Tyy」
yy 成分沿い
ねじれ
「Tzz」
zz 成分沿い
「結合を自動的に計算」(Compute Coupling Automatically) オプションをオフにした場合、Creo Simulate「KTxx」「KTxy」「KTxz」「KTyy」「KTyx」「KTyz」「KTzz」「KTzx」「KTzy」「Kxy」「Kxz」「Kyz」「Txy」「Txz」、および「Tyz」に結合剛性の値を入力することで結合を指定できます。
「減衰」(Damping) タブ (FEM モードのみ) - 次のようなばねの特性に正の値を指定します。
「Cxx」 - 減衰係数の xx 成分を、ばねの座標系を基準に指定します。
「Cyy」 - 減衰係数の yy 成分を、ばねの座標系を基準に指定します。
「Czz」 - 減衰係数の zz 成分を、ばねの座標系を基準に指定します。
2D モデルと 3D モデルの引張り剛性とねじれ剛性の詳細については、2D モデルと 3D モデルのばね特性の定義を参照してください。
 
*注記 Creo Simulate で直交座標の方向成分を使用して、剛性成分にラベルが付きます。円柱座標系成分と球座標系成分との間で等価な方向成分をレビューするには、座標系と軸および成分の関係 を参照してください。
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