Creo Simulate > Structure 問題および Thermal 問題のモデリング > 特性 > ばね特性 > 2D モデルと 3D モデルのばね特性の定義
  
2D モデルと 3D モデルのばね特性の定義
ばねの引張り剛性特性とねじれ剛性特性では、「ばね特性定義」(Spring Property Definition) ダイアログボックスで定義する際、以下の点が異なります。
引張り剛性
ばねの引張り剛性はばねの伸縮に抵抗します。
3D モデルでは、「Kxx」「Kyy」、および「Kzz」の引張り剛性を指定します。
2D モデルの場合は、「Kxx」および「Kyy」の引張り剛性だけを指定します。
平面歪みモデル、平面応力モデル、軸対称モデルでは、「Kxx」「Kxy」、および「Kyy」の引張り剛性を指定します。
ねじれ剛性
ばねのねじれ剛性はばねのねじれに抵抗します。
3D モデルでは、「Txx」「Tyy」、および「Tzz」にねじれ剛性を指定します。
2D 平面歪みモデルおよび 2D 軸対称モデルの場合は、「Tzz」だけにねじれ剛性を指定します。
2D 平面応力モデルの場合は、ねじれ剛性を指定しません。エンジンで結果を計算するときに、2D 平面応力モデルのばねは回転に影響しません。
ネイティブモードでのみ、「ばね特性定義」(Spring Property Definition) ダイアログボックスの「結合を自動的に計算」(Compute Coupling Automatically) チェックボックスをオフにすることで、ばねの結合剛性を指定できます。
結合剛性 (ネイティブモードのみ)
ばねの結合剛性は、ばねの伸縮をばねに加わるねじれと結合し、ばねの終点の回転をばねに加わるフォースと結合します。
3D モデルでは、「KTxx」「KTyy」「KTzz」「KTxy」「KTxz」「KTyx」「KTyz」「KTzx」、および「KTzy」で結合剛性を指定します。
2D 平面歪みモデルと 2D 軸対称モデルでは、「KTxz」「KTyz」で結合剛性を指定します。
 
*注記 独立モードでは、変位を回転に結合するばね剛性特性 (「KT」フィールド) をゼロ以外の値に編集すると、Creo Simulate で結合剛性のすべての値がゼロにリセットされます。
ばね剛性特性とダンピング特性の定義に戻る