モデルの準備

AutoGEM を使用する前に、次の操作を行って、モデルに最適な要素セットを確実に作成する必要があります。

• ソリッド要素またはシェル要素を特定の場所近くに追加することが事前にわかっている場合は、データム点、カーブ、サーフェス、領域など、AutoGEM がメッシュを微調整するために使用するジオメトリまたはシミュレーションフィーチャーを追加します。

• AutoGEM を 3D モデルのカーブに対して使用する前に、ビームモデル化を指定する必要があります。AutoGEM では、必要に応じてビームの終点が自動的に作成されるので、データム点を追加する必要はありません。

注記 AutoGEM で使用するカーブを選択し、そのカーブがビームモデル化を含まない場合、カーブはメッシュされますが、ビームを完全に定義しないと解析時に問題が発生します。この種の問題を防ぐため、ビームモデル化は AutoGEM を実行する前に必ず追加してください。

• AutoGEM を 2D モデルのカーブに対して使用する前に、単純または高度なシェルモデル化を割り当てる必要があります。

• AutoGEM を 2D 平面応力モデルのサーフェスに対して使用する前に、単純または高度なシェルモデル化を割り当てる必要があります。

• AutoGEM をサーフェスやボリュームで使用する際は、「AutoGEM 設定」(AutoGEM Settings) ダイアログボックスの「設定」(Settings) タブで「ポイントの挿入」(Insert points) と「既存ポイントの移動または削除」(Move or delete existing points) オプションが選択されていることを確認します。ほとんどの場合、これらのオプションを使用すると、最適な要素セットを生成できます。

• サーフェスで AutoGEM を使用する場合は、「シェルと 2D ソリッドの分離」(Isolation for shells and 2D solids) のすべてのオプションがアクティブになっていることを確認します。これらのオプションでは、以下が分離されます。

◦ Structure の場合は荷重または拘束を持つ点、Thermal の場合は熱荷重、指定温度、熱伝達条件を持つ点