システム設定情報の収集
サイトの「管理者」グループのメンバーと wt.util.jmx.AccessUtil.siteAdministrators プロパティにリストされたユーザーのみが、システム設定情報を収集できます。
> で、以下の手順に従ってシステム設定情報を収集できます。
1. 「システム設定コレクター」リンクをクリックします。
2. 「システム設定コレクターのカテゴリ」テーブルに表示されるカテゴリとプラグインの説明を読み、必要な情報を得られるカテゴリを見つけます。
PTC テクニカルサポートに連絡がとれている場合は、テクニカルサポートのエンジニアから、カテゴリを正しく選択するための助言を受けることもできます。
| 新しいプラグインがエンジニアから提供された場合は、カテゴリを選択する前に、そのプラグインのインストールを済ませる必要があります。プラグインの作成およびインストール方法については、 システム設定コレクターのプラグインの作成を参照してください。 |
3. 1 つまたは複数のカテゴリを選択し、「システム情報を収集」アイコン
をクリックします。1 つのカテゴリであれば、右クリックで
「収集」を選択することもできます。
「システム情報を収集」ウィンドウが表示されます。
4. PTC テクニカルサポートでのケースをオープン済みで、収集した情報を直接テクニカルサポートに送信する場合は、「収集、保存、および送信」を選択します。
| 収集した情報を PTC テクニカルサポートに送信するには、wt.properties ファイルの wt.support.scn プロパティに PTC サービス契約番号 (SCN) が設定されている必要があります。詳細については、 情報をテクニカルサポートへ送信する際の前提条件を参照してください。 |
「収集、保存、および送信」オプションを選択すると、「ケース番号」フィールドと「説明」フィールドが有効になります。
◦ 「ケース番号」フィールドに、ケースに割り当てられたケース番号を入力します。
Windchill は、保存された情報のローカルディレクトリを作成する際、および情報をテクニカルサポートに送信する際にケース番号を使用します。ケースに関して送信される情報すべてをテクニカルサポートエンジニアが簡単に探せるよう、送信される情報はケース番号でタグ付けされます。
◦ 「説明」フィールドには、送信内容に関する説明を入力できます。
PTC テクニカルサポートでまだケースをオープンしていない場合、または収集した情報を直接 PTC テクニカルサポートに送信しない場合は、「収集して保存」を選択します。
「収集して保存」オプションを選択すると、「ディレクトリ」フィールドが有効になります。このフィールドには、収集した情報をローカルに保存する際のサブディレクトリ名を、英数字で入力します。入力する文字は、ディレクトリ名として使用可能な文字である必要があります。たとえば、スペースや特殊文字 (*、& など) は使用できません。
収集した情報を送信する前に、同じ問題についての情報を何度も収集する場合は、毎回同じディレクトリ名を入力します。
5. ログを収集する日付の範囲を選択します。指定する日付と時刻は、「システム情報を収集」ページを表示しているクライアントマシンのタイムゾーンに基づきます。クライアントマシンとすべての Windchill サーバーが同じタイムゾーンを使用している場合、収集対象となるログは、ファイル最終修正日が、選択した開始日の 12:00 AM から終了日の 11:59 PM の間にあるログです。
クライアントのタイムゾーンと Windchill サーバーのタイムゾーンが異なる場合は、「システム情報を収集」ページで選択するクライアント日付時刻範囲が実質的に基準となるよう、サーバーのログに対しては範囲がシフトされます。たとえば、クライアントマシンのタイムゾーンが東京 (GMT +09:00) に設定されているときに、ユーザーが開始日と終了日に 2010 年 5 月 1 日を選択した場合を考えます。ユーザーは、東京時間で 2010 年 5 月 1 日 12:00 AM から 2010 年 5 月 1 日 11:59 PM の間に修正されたファイルが収集されると期待します。ただし、サーバーがニューヨークにあり、サーバーのタイムゾーンがニューヨーク (GMT -05:00) である場合は、14 時間の時差があります。東京時間の 2010 年 5 月 1 日 12:00 AM はニューヨーク時間の 2010 年 4 月 30 日 10:00 AM に対応し、東京時間の 2010 年 5 月 1 日 11:59 PM はニューヨーク時間の 2010 年 5 月 1 日 9:59 AM に対応します。したがって、ニューヨークのサーバーから収集されるログは、最終修正日がニューヨーク時間の 2010 年 4 月 30 日 10:00 AM から 2010 年 5 月 1 日 9:59 AM の間にあるログになります。
6. 1 つまたは複数のプラグインで Windchill データベースへのログオンが必要な場合は、「データベース管理者ユーザー」フィールドおよび「データベース管理者のパスワード」フィールドが有効になります。これらのフィールドにデータベース管理者のユーザー名とパスワードを入力して、Windchill がデータベースへのログオンを必要とするプラグインを実行できるようにする必要があります。データベース管理者のユーザー名とパスワードには、プラグインによるデータベースの照会が有効になるものを指定します。
データベース管理者のユーザー名とパスワードを使用する権限がない場合は、フィールドを空のままにします。ただしそのようにすると、データベース管理者のユーザー名とパスワードを必要とするプラグインは、必要な資格証明が入力されていないことを示すメッセージを表示して失敗します。
7. 「OK」をクリックして、収集プロセスを開始します。
収集プロセスを開始せずに「システム設定コレクターのカテゴリ」テーブルに戻る場合は、「キャンセル」をクリックします。
収集プロセスが開始すると、「収集ステータス」ウィンドウが表示され、選択したカテゴリのリストがウィンドウの一番上に表示されます。各プラグインが実行されると、ウィンドウが更新され、アクティビティを説明するステータスメッセージが表示されます。収集した情報を送信するよう設定してある場合は、それを説明するメッセージもウィンドウに表示されます。
プラグインの実行中に、「操作をキャンセル」をクリックして情報の収集を中止できます。また、システム設定コレクターが収集済みの情報を送信中である場合は、「操作をキャンセル」をクリックして、収集した情報の送信を中止できます。
| 「操作をキャンセル」をクリックしても、現在実行中のプラグインが停止しない場合や、現在送信中のファイルの送信が中止されない場合もあります。この操作は、まだ実行が開始されていないプラグインの開始を中止し、これ以上ファイルが送信されないようにします。を参照してください。 |
すべてのプラグインが処理された後、またはキャンセルを処理した後は、「操作をキャンセル」ボタンが無効になり、「閉じる」ボタンが有効になります。ウィンドウの内容を確認し、「閉じる」をクリックします。
表示されるメッセージおよびキャンセル機能の詳細については、
「収集ステータス」ウィンドウの詳細を参照してください。
「収集して保存」オプションを選択した場合は、指定したディレクトリに移動して、保存されたファイルの内容を確認できます。収集したデータは、後で
「保存したシステム情報を送信」タブを使用して送信できます。
以前に収集した情報の送信を参照してください。