カスタムサービスプロバイダプロパティファイルの追加
サイトのカスタマイズでは、新しいサービスプロバイダプロパティファイルを作成する場合もあります。サービスプロバイダプロパティファイルは、以下の <Windchill>/codebase/wt.properties エントリの 1 つで宣言する必要があります。
wt.services.applicationcontext.WTServiceProviderFromProperties.customPropertyFiles
wt.services.applicationcontext.WTServiceProviderFromProperties.defaultPropertyFiles
wt.services.applicationcontext.TypeBasedServiceProviderFromProperties.defaultPropertyFiles
wt.services.applicationcontext.TypeBasedServiceProviderFromProperties.customPropertyFiles
これらのプロパティについては、
プロパティファイルの「service.properties」セクションを参照してください。
これらのプロパティは、xconfmanager ユーティリティで特殊な方法で処理されます。これらのプロパティの新しいプロパティ値を直接指定する代わりに、新しいサービスプロバイダファイルが使用されるようにする新規の XCONF 宣言ファイルを配置してください。この方法を使用すると、後で独自のサービスプロバイダプロパティ値を必要とするほかの PTC 製品をインストールするときに、これらのプロパティ値との競合を防ぐことができます。以下に例を示します。
新しいサービスプロバイダファイル名が codebase/ext/sitepart/sitepart.properties であるとします。このファイルには新しいサービスを定義するエントリが含まれています。以下の wt.properties エントリに 1 つのファイルとしてこのプロパティをリストします。
wt.services.applicationcontext.WTServiceProviderFromProperties.customProp
ertyFiles
それには、たとえば codebase/ext/sitepart/sitepart.xconf のような新しい XCONF 宣言ファイルを作成します。これは以下のようになります。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE Configuration SYSTEM "xconf.dtd">
<Configuration targetFile="codebase/wt.properties">
<!-- Ensure that the file ext/sitepart/sitepart.properties is
appended to the list of custom property files.
-->
<Property default="ext/sitepart/sitepart.properties" name="wt.services
applicationcontext.WTServiceProviderFromProperties.customPropertyFiles"/>
</Configuration>
プロパティステートメント (このガイドでは 2 行にフォーマットされています) は、ファイル内の 1 行として、ext/sitepart/sitepart.properties (codebase ディレクトリを基準とした相対パス) ファイルがプロパティの値として追加されることを宣言します。
wt.services.applicationcontext.WTServiceProviderFromProperties.customProp
ertyFiles
このプロパティは codebase/wt.properties ファイルにあります。
PTC 提供のファイルをカスタマイズするための最良事例で説明されているように、新しい XCONF ファイルのコピーをソースディレクトリに保存します。
codebase/ext/sitepart/sitepart.xconf ファイルをインストールし、sitepart.properties ファイルを生成するには、windchill シェルから以下のように xconfmanager ユーティリティを実行します。
xconfmanager -i codebase/ext/sitepart/sitepart.xconf -p
上記のコマンドを実行すると、wt.properties ファイルが更新され、サービスプロバイダファイルの codebase/ext/sitepart/sitepart.properties を参照します。
カスタムクラスのコンパイル
カスタム java クラスを Windchill コードベースにコンパイルする構文を次に示します。ant -f bin/tools.xml class -Dclass.includes=*.java -Dclass.source=<Windchill>/wtCustom/<custom-subdirectories>