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目的
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Windchill Business Reporting (WBR) システムにレポートオブジェクトをロードします。
バックグラウンド
Windchill Business Reporting (WBR) ソリューションでは、システム内の Windchill および Cognos オブジェクトが使用されます。多くの場合、これらのオブジェクトは別のシステム (開発システムなど) で開発された後、さらに別のシステムに移動して生産に使用されます。このドキュメントでは、これらのレポートオブジェクトがシステムにロードされる方法について説明します。
Windchill ビジネスオブジェクトについては、標準の Windchill データロードメカニズムが使用されます。これらのツールは、XML ファイル内のオブジェクトとその属性の記述に基づいています。ロードは、ビジネスオブジェクトのインスタンス化、XML ファイルで指定された属性の入力、および標準 Windchill 作成 API の使用によって行われます。
Cognos レポートオブジェクトについては、標準の Cognos SOAP API が使用されます。Cognos レポート属性は Java プロパティファイルで指定され、レポート定義は関連 XML ファイルで指定されます。これらのファイルが処理されると、レポートを作成するためにデータが Cognos SOAP API に渡されます。
範囲/適用可能性/前提条件
このマニュアルでは、Windchill Business Reporting (WBR) ソリューション (Cognos など) が正常にインストールおよび設定されていることを前提としています。Windchill のインスタンス名は <Windchill インスタンス名> です。Cognos のルート URL は <WBR_ホーム_URL> です。通常、WBR ソリューションが <WBR ホスト> にインストールされている場合、<WBR_ホーム_URL> は http://<WBR ホスト>/Cognos/cgi-bin/cognos.cgi になります。<WBR_ホーム_URL> にログインでき、Windchill データソースオブジェクトを表示してレポートを作成する Cognos 権限があることを前提とします。
Windchill サーバータスクディレクトリ <Windchill_ホーム>/tasks へのアクセス権があり、関連するサブディレクトリ <マイタスクパッケージ> で Info*Engine タスク <マイタスク> を作成することを前提とします。このタスクがすでに開発されており、別のソースシステム <Windchill_ソースホーム> でテスト済みであることを前提とします。
別のソースシステム <Windchill_ソースホーム> のサイトコンテキストで、ユーザーに Windchill UI と ReportTemplate <マイレポートテンプレート> へのアクセス権があることを前提とします。
新しい Windchill レポートオブジェクト <マイレポート> をロードし、そのオブジェクトで Windchill からのデータの読み込みに <マイレポートテンプレート> が使用されることを前提とします。また、ユーザーがサイトコンテキストの Windchill でレポートオブジェクトを作成できることも前提とします。
WBR 統合では、レポートメタモデルを更新するためのアクセス権限も必要です。
ソリューション
レポートオブジェクトのロードファイルを構築および実行します。
カスタマイズポイント
手順 - 複数のタスクデータソースのロード
前述の基本手順「手順 - Info*Engine タスクデータソースのロード」では、単一の Info*Engine タスクがロードされます。複数のタスクをロードするには、各タスクに対してステップ 1 を繰り返します。
残りの各ステップは、1 回だけ実行する必要があります。最後のステップで、すべてのデータソースがロードされたことを確認します。
手順 - 複数の ReportTemplate データソースのロード
前述の基本手順「手順 - ReportTemplate データソースのロード」では、単一の ReportTemplate がロードされます。複数の ReportTemplate をロードするには、ステップ 2 で、各 ReportTemplate に対して個別の "csvReportTemplate" 要素を指定します。
残りの各ステップは、1 回だけ実行する必要があります。最後のステップで、すべてのデータソースがロードされたことを確認します。
手順 - 複数の Windchill レポートオブジェクトのロード
前述の基本手順「Windchill レポートオブジェクトのロード」では、単一の Windchill レポートオブジェクトがロードされます。複数の Windchill レポートオブジェクトをロードするには、ステップ 2 で、各オブジェクトに対して個別の "csvReport" 要素を指定します。
残りの各ステップは、1 回だけ実行する必要があります。最後のステップで、すべての Windchill レポートオブジェクトがロードされたことを確認します。
手順 - Windchill レポートオブジェクト属性の指定
前述の基本手順「Windchill レポートオブジェクトのロード」では、基本的な Windchill レポートオブジェクト属性のみが指定されます。指定可能なその他の属性は以下のとおりです。詳細については、レポート Javadoc を参照してください。
csvReport 要素
説明
csvname
必須。このエントリでは、レポート名を指定します。
csvcontainerPath
オプション。このエントリでは、レポートを格納するコンテナを指定します。値を指定しない場合は、デフォルトのサイトコンテナが使用されます。
csvdescription
オプション。このエントリでは、レポートの説明を指定します。
csvinputPage
オプション。このエントリでは、レポートの入力ページを指定します。
csvresourceBundle
オプション。このエントリでは、レポートのリソースバンドルを指定します。
csvuiContext
オプション。このエントリでは、Windchill UI でレポートが表示される場所の制御に使用される UI コンテキストマスクを指定します。
csvreadyForUse
オプション。このエントリでは、エンドユーザーがレポートを使用できるかどうかを指定します。値を指定しない場合、デフォルト値は False です。
csvsoapClass
オプション。レポートのデータソースとしてレポートタスクが使用される場合、このエントリでは SOAP クラスを指定します。この要素は "csvsoapMethod" 要素とともに使用され、レポートタスクを完全に指定します。レポートは、データソースとしてレポートタスクまたは ReportTemplate のいずれかを指定する必要があります。
csvsoapMethod
オプション。レポートのデータソースとしてレポートタスクが使用される場合、このエントリでは SOAP メソッドを指定します。この要素は "csvsoapClass" 要素とともに使用され、レポートタスクを完全に指定します。レポートは、データソースとしてレポートタスクまたは ReportTemplate のいずれかを指定する必要があります。
csvreportTemplateName
オプション。レポートのデータソースとして ReportTemplate が使用される場合、このエントリでは ReportTemplate 名を指定します。この要素は "csvreportTemplateContainerPath" 要素とともに使用され、ReportTemplate を完全に指定します。レポートは、データソースとしてレポートタスクまたは ReportTemplate のいずれかを指定する必要があります。
csvreportTemplateContainerPath
オプション。レポートのデータソースとして ReportTemplate が使用される場合、このエントリでは ReportTemplate 名を指定します。この要素は "csvreportTemplateName" 要素とともに使用され、ReportTemplate を完全に指定します。レポートは、データソースとしてレポートタスクまたは ReportTemplate のいずれかを指定する必要があります。
手順 - 複数の Cognos レポートのロード
前述の基本手順「Cognos レポートのロード」では、単一の Cognos レポートがロードされます。
複数の Cognos レポートをロードするには、各 Cognos レポートに対してステップ 3 および 4 を繰り返します。残りの各ステップは、1 回だけ実行する必要があります。最後のステップで、すべての Cognos レポートがロードされたことを確認します。
手順 - Cognos レポート属性の指定
前述の基本手順「Cognos レポートのロード」では、基本的な Cognos レポート属性のみが指定されます。指定可能なその他の属性は以下のとおりです。
プロパティ名
説明
type
オプション。このエントリでは、レポートのタイプを指定します。有効な値は、report、query、および reportTemplate です。値を指定しない場合、デフォルト値は「report」です。
defaultName
必須。このエントリでは、レポート名を指定します。
defaultDescription
オプション。このエントリでは、レポートの説明を指定します。
resourceBundle
オプション。このエントリでは、対応する Cognos レポート仕様の XML ファイル内のエントリのローカライズに使用される Java リソースバンドルの名前を指定します。
制限事項
Cognos レポートのロードでは、Windchill のデフォルトのレポートに使用されるロードファイルディレクトリがあります。これらのディレクトリは、カスタムのロードファイルには使用しないでください。予約済みのディレクトリは、<Windchill_ホーム>/loadFiles/cognosReports および <Windchill_ホーム>/loadFiles/cognosReports/<アセンブリ_ID> です。ここで、<アセンブリ_ID> は標準の Windchill アセンブリ ID です (wnc、pdml、pjl など)。
サンプルコード
Windchill コードでの使用例
このマニュアルで説明されているロードファイルを使用するいくつかの定義済みレポートがあります。これらのレポートは、<Windchill_ホーム>/loadFiles ディレクトリ、<Windchill_ホーム>/loadFiles/reports ディレクトリ、および <Windchill_ホーム>/loadFiles/cognosReports ディレクトリに入っています。
パッケージ化されたサンプル
Windchill ReportTemplate およびレポートオブジェクト用のデモロードファイルは、<Windchill_ホーム>/loadXMLFiles/DemoReports.xml にあります。
その他のリソース
Info*Engine タスクデータソースのレポートのカスタマイズ
ReportTemplate データソースのカスタマイズ
Cognos プレゼンテーションのカスタマイズ
関連パッケージ/クラスの Javadoc
基本モジュール
wt.query.qml
レポートモジュール
レポートモジュール
com.ptc.windchill.enterprise.report
その他の関連 Windchill ドキュメント
Info*Engine ユーザーガイド
データの読み込みと LoadFromFile フレームワークの概要
Info*Engine 実装
特殊な管理
レポート管理のオンラインヘルプ
関連 Web サイト
http://www.ibm.com/cognos/support