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GUI でタイプ属性を構成するには
CLI EQUIVALENT 
im createtypeorim edittype
「タイプの作成」または「タイプの編集」ダイアログボックスで、左側のツリーの「属性」ノードを選択すると、右側のパネルで属性が表示されます。
「標準」 では、次のことを許可できます。
「アイテムの履歴を表示」 には、選択したタイプのすべてのアイテムに関連したアイテム履歴が表示されます。あるタイプに対してこのチェックボックスをオフにすると、そのタイプのアイテムがユーザーによって表示または編集されるときに、アイテム履歴は常に非表示になります。この設定は、Windchill RV&S Client のすべてのインタフェースに適用されます。たとえば、Windchill RV&S Client の GUI および Web インタフェースでは、「アイテムの履歴を表示」をオフにすると、選択したタイプのアイテムに関する「履歴」タブが表示されなくなります。新規作成されたタイプのアイテム履歴は、デフォルトで表示されます。
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CLI (im edittype --[no]showHistory) を使用してアイテム履歴の表示を構成することもできます。
「アイテムのワークフローの表示」を選択すると、「アイテムの作成」ビュー、「アイテムの編集」ビュー、および「アイテムの詳細」ビューを表示しているユーザーに「ワークフロー」タブが表示されます。このタブは、アイテムをコピーしている場合や、関連のアイテムを作成している場合にも表示されます。「ワークフロー」 タブでは、アイテム タイプのワークフローが読み取り専用で表示されます。
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Web インタフェースでは「ワークフロー」タブの表示を上書きするためのクライアント側のユーザー設定はありません。CLI から GUI ビューを起動するユーザーは、タイプに対して 「ワークフロー」 タブが有効になっていれば、コマンドベースでそのタブの表示を上書きできます。
「ワークフロー」 タブでフェーズを表示するには、「フェーズ フィールド」 一覧からフェーズ フィールドを選択します。「表示フィールド」 ノードで有効になっているフェーズ フィールドだけが 「フェーズ フィールド」 一覧に表示されます。
「メニューで非表示のタイプ」で、不具合または変更要求などのドキュメント以外のアイテムタイプの「アイテムの作成」「関連アイテムの作成」のいずれかまたは両方のチェックボックスを選択できます。デフォルトではどちらのチェックボックスも選択されていません。チェックボックスの一方または両方を選択するのは、対応するメニューおよび関連するダイアログボックスでそのタイプを非表示にしたい場合のみにしてください。
要件ドキュメントまたはテストスイートなどのドキュメントアイテムタイプでは、これらのチェックボックスが有効になることはありません。ドキュメントのアイテムタイプをメニューで非表示にするためのチェックボックスは、「セグメント」「ノード」のいずれかが役割として選択されている場合に「ドキュメントモデル」ノードで使用可能になります。詳細については、ドキュメントタイプの作成を参照してください。
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タイプの非表示は、Windchill RV&S の GUI と Web インタフェースのみに影響します。CLI および API では引き続き非表示のアイテムも作成できます。
「このタイプのアイテム」 では、次のことを許可できます。
「時間管理の許可」では 1 人以上のユーザーがこのタイプのアイテムの作業に費やす時間を割り当てることができます。この機能を有効にすると、「アイテムの編集」ビューと「アイテムの詳細」ビューに「タイムエントリ」タブが表示されます。タイム エントリを使用して、プロジェクトに費やされる作業量を測定するメトリックを (クエリ、チャート、およびレポートの形式で) 作成できます。
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他のユーザーに代わってタイム エントリを作成、編集、削除するには、TimeTrackingAdmin ACL 権限が必要です。
タイム エントリを作成、編集、および削除する権限は、状態ベースの機能で管理されます。
「プロジェクトを結びつける」を選択すると、タイプにプロジェクトを結び付けることができ、このタイプのアイテムと「プロジェクト」フィールドのプロジェクト間にリンクを作成できます。アイテムにプロジェクトを結び付けると、現在のプロジェクトをプロジェクト メタデータおよびメトリックを格納する特定のアイテムにリンクできます。詳細については、ワークフローおよびドキュメントプロジェクトのためのメタデータの管理を参照してください。
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このチェックボックスを有効にするには、「プロジェクト」 フィールドをこのタイプの表示フィールドとして選択する必要があります。
「プロジェクトを結びつける」オプションを選択した場合、このタイプのアイテムの作成およびそれらのアイテムのプロジェクトへのリンクは特定のユーザーに対してだけ役に立ちます。必要に応じ、このタイプのアイテムを作成できるのを一部のユーザーに制限することができます。たとえば、「ProjectManagers」グループのユーザーにのみプロジェクトアイテムの作成を許可することができます。
「ツリーがコピーされる可能性がある」 を選択すると、このタイプのアイテムおよび階層内の関連するすべてのアイテムをコピーできます。このチェックボックスはデフォルトでオフになっています。主にソリューションテンプレートの使用のために利用可能となっています。
このチェックボックスが選択されていると、「ツリーのコピー規則」ボタンが有効になります。このボタンをクリックすると、「ツリーのコピー規則の編集」 ダイアログボックスが表示されます。これは 「アイテムの編集可能性」ダイアログボックスに似ています。
「ブランチされる可能性がある」を選択すると、アイテムタイプに設定したブランチ規則に基づく適切なプロジェクト表示権限を持つユーザーは、このタイプのアイテムをブランチすることができます。ブランチは、元のアイテムの同一コピーで、現在の日付または過去の日付に基づいたプロジェクト履歴に追加されます。
ユーザーがアイテムの現在または過去のバージョンから新しい異なる作業を開始する際に、ブランチを作成します。アイテムがブランチされた後に Windchill RV&S Client でユーザーに表示される情報の詳細は、クライアントのユーザー向けドキュメントに記載されています。
ブランチのためのチェックボックスはデフォルトでオフになっています。主にソリューションテンプレートの使用のために利用可能となっています。
このチェックボックスが選択されていると、「ブランチの規則」および「表示されるブランチフィールド」ボタンが有効になります。
「ブランチの規則」をクリックすると、「ブランチの規則の編集」ダイアログボックスが表示されます。これは「アイテムの編集可能性」ダイアログボックスに似ています。「ブランチの規則の編集」ダイアログボックスでは、ユーザーおよびユーザーグループの特定のアイテムタイプのブランチの規則を定義できます。
「表示されるブランチフィールド」をクリックすると、「列」ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで、アクティブなタイプのアイテムにおける「アイテムの詳細」ビューの「ブランチ」タブに表示させる列について構成できます。アイテムタイプのカスタムフィールドを構成していない場合、次の 3 つのデフォルトの列が表示されます。
ID - アクティブなドキュメントからブランチされたドキュメントのブランチ ID
ブランチ作成日付 - ドキュメントがブランチされた日付
ブランチ作成者 - ドキュメントをブランチしたユーザーの名前
「列」ダイアログボックスでは、表示させたい列を選択したり、列の表示順序を変更したりできます。そのアイテムタイプで表示されるフィールドのみが追加できるため、フィールドを追加すると表示権限がオンになります。「ブランチ」タブには少なくとも 1 つのフィールドが表示される必要があります。
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CLI を使用する場合、im createtype または im edittype コマンドに --branchFields=field, field, ... オプションを付けて列セットを構成します。これらの各コマンドで --branchFields オプションに --visibleFields=field:group,group,...[;...] を指定できます。
「ラベルが適用される可能性がある」を選択すると、このタイプのアイテムにラベルを適用することができます。
ラベルを使うと、アイテムの履歴で特定の時点に名前およびコメントを付けることができます。たとえば、リリースの終わり、プロジェクトのマイルストーン、またはドキュメントのベースラインなどにラベルを適用できます。このチェックボックスはデフォルトでオフになっています。
アイテムまたはドキュメントにラベルが含まれている場合、ユーザーは特定のラベルの時点における履歴としてそのアイテムまたはドキュメントを開くことができます。ラベルを基にアイテムまたはドキュメントを時系列で表示する方法について、またはアイテムにラベルが適用された後に Windchill RV&S Client に表示される内容の詳細については、クライアントのユーザー向けドキュメントを参照してください。
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ラベル :head はシステムによって挿入されるラベルであり、アイテムリビジョン管理またはドキュメントバージョン管理用にアイテムタイプが有効になっている場合にアイテムに適用されます。詳細については、このトピックで後述の「リビジョンが存在する可能性がある」または「バージョンが存在する可能性がある」属性の項を参照してください。
このチェックボックスを選択すると、「ラベルの追加規則」「ラベルの移動規則」、および「ラベルの削除規則」ボタンが有効になります。ボタンを選択すると、対応する「ラベルの追加規則の編集」「ラベルの移動規則の編集」、および「ラベルの削除規則の編集」ダイアログボックスが表示されます。これらのダイアログのいずれかを使用して規則を定義する方法についての詳細は、GUI でタイプに対するアイテムの編集可能性を定義するにはを参照してください。
「リビジョンが存在する可能性がある」を選択すると、このタイプのアイテムにリビジョンが有効になります。
アイテムリビジョンは、アイテムの履歴における不確定でない時点をマークします。Windchill RV&S でアイテムを表示すると、そのアイテムの履歴を参照する識別子がリビジョンによって提供されます。また、これと同じアイテムをレポートまたは ReqIF 形式でパートナーにエクスポートする場合や、パートナーがアイテムについて話し合うために連絡してきた場合に、たとえばアイテム 123 のリビジョン 1.2 に関する話し合いを、同じアイテム定義と理解に基づいて行うことが可能になります。
このことは、Windchill RV&S に直接アクセスできるユーザー全員に当てはまります。アイテムを一覧表示すると、アイテムリビジョンを明確に把握できます。パートナーとのシナリオでは、会話、レポート、電子メールなどによる内部のコミュニケーションに特定のリビジョンが含まれ、すべての当事者が完全に同じ定義を使用できるようになります。
リビジョン識別子には 2 つの部分から構成される小数として major.minor の形式で表されます。ここで、小数点の左側の数字はメジャーリビジョンであり、小数点の右側の数字はマイナーリビジョンです。管理者は、ワークフローとドキュメントのプロパティの値を指定することによって、リビジョン番号のリビジョンパターンを定義します。たとえば、デフォルトのリビジョン番号の順序は 0.1、0.2、0.3、... 1.0、1.1、1.2 となります。
新しいリビジョンごとに、現在のリビジョン番号が 1 ずつ増分されます。たとえば、現在のリビジョンが 1.2 の場合、マイナーリビジョンを増分すると、リビジョンは 1.3 になります。メジャーリビジョンを増分すると、リビジョンは 2.0 になります。
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アイテムリビジョンを使用するには追加設定が必要です。管理者は、この属性によって有効になった組み込みフィールドの表示を有効にし、リビジョン番号の形式を構成し、リビジョン増分の理由となる規則およびイベントを定義する必要があります。詳細については、アイテムリビジョンを参照してください。
リビジョンのためのチェックボックスはデフォルトでオフになっています。このチェックボックスが選択されていると、「メジャーリビジョン規則」および「マイナーリビジョン規則」ボタンが有効になります。このボタンのいずれかをクリックすると、「追加リビジョン規則の編集」ダイアログ ボックスが表示されます。これは「アイテムの編集可能性」ダイアログ ボックスに似ています。
これらの規則によって、ユーザーがメジャーリビジョンまたはマイナーリビジョンをそれぞれ増分できるタイミングが制御されます。たとえば、特定のユーザーまたはグループのみがリビジョンを増分できるように規則を定義できます。
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トリガー スクリプトで行われるように設定されたリビジョンの増分は、これらの規則から除外されます。詳細については、アイテムリビジョン機能を参照してください。
このタイプで「ラベルが適用される可能性がある」が選択されている場合、GUI および Web の「ラベル」タブにリビジョンが表示されます。各ラベルには、最新のリビジョン番号とリビジョンの増分が行われた日時が表示されます。
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リビジョンが有効などのタイプについても、リビジョンラベルを手動で追加、編集、移動、削除することはできません。
「バージョンが存在する可能性がある」は、このタイプのドキュメント モデル アイテムがバージョンを持つことを許可します。
バージョンは、プロジェクトのライフサイクルをとおしてドキュメントの進展をトラックするために使用します。ユーザーはプロジェクトのさまざまな段階で、一意のドキュメント バージョンを作成できます。ドキュメントまたはコンテンツ アイテムをチェックインすることで、新しいバージョンが作成されます。ドキュメントまたはコンテンツ バージョンを作成すると、チェックイン操作が行われた時の状態で、ドキュメントの正確な記録が残され、特定のプロジェクト マイルストーンに必要な情報が提供されます。
バージョン識別子は、次の形式になります。ライブ アイテム ID - メジャーリビジョン.マイナーリビジョン。3 つの連続したバージョンの例では次のようになります: 7201-1.0、7201-1.1、7201-2.0。新しいバージョン ID はアイテムがバージョン管理された場合にのみ表示されます。ライブ アイテムは、リビジョン情報なしで内部 ID を表示し続けます。
バージョンのためのチェックボックスはデフォルトでオフになっています。このチェックボックスが選択されていると、「メジャーリビジョン規則」および「マイナーリビジョン規則」ボタンが有効になります。これらのボタンのいずれかを選択すると、「バージョンの追加規則の編集」 ダイアログ ボックスが表示されます。これらの規則によって、ユーザーがメジャー バージョンまたはマイナー バージョンをそれぞれ増分できるタイミングが制御されます。たとえば、特定のユーザーまたはグループのみがメジャー バージョンを増分できるように規則を定義できます。
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「バージョンが存在する可能性がある」チェックボックスを有効にするには、まずタイプをドキュメントタイプとして定義し、「ドキュメントモデル」で Segment または Node のいずれかの役割が設定されている必要があります。
「規則によって削除、制御される可能性がある」 を選択すると、規則の定義に従ってこのタイプのアイテムを削除できます。規則で定義されたユーザーまたはグループがこのタイプのアイテムを削除するには、ModifyDeleteItemRule 権限が必要です。
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ModifyDeleteItemRule 権限は DeleteItem 権限とは異なります。DeleteItem 権限を持つユーザーまたはグループは、どのようなタイプのアイテムでも定義済みの規則なしで削除できます。組織で厳重なアイテム削除規則を定義するには、アイテム削除規則を定義し、適切なユーザーおよびグループに ModifyDeleteItemRule 権限を割り当ててください。
このチェックボックスを選択すると、「アイテム削除の規則」ボタンが有効になります。このボタンをクリックすると、「アイテム削除規則の編集」ダイアログボックスが表示されます。これは「アイテムの編集可能性」ダイアログボックスに似ています。「アイテム削除規則の編集」ダイアログボックスでは、ユーザーおよびユーザーグループが特定のアイテムタイプを削除するための規則を定義できます。
タイプにカスタムのアイコンイメージを関連付けるには、「イメージ」で、「カスタムイメージの使用」を選択し、「選択」をクリックして、イメージファイルを参照するウィンドウを開きます。タイプのイメージを選択すると、イメージはそのタイプとともに表示されます。イメージを関連付けない場合は、「イメージなし」 を選択します。
カスタムのアイコンイメージを使用する場合、GIF または JPEG 形式のイメージを使用する必要があります。イメージのサイズは 24 x 16 ピクセル以下である必要があります。
「説明」フィールドに、必要に応じてタイプについての説明を入力します。