カスタムフィールドとカスタムフィールド値の使用

Windchill RV&SClient の GUI でカスタムフィールドを使用すると、Windchill RV&S のシステム管理者ではないユーザーも、プロジェクト固有のメタデータを取得するためのフィールドを定義することができます。

プロジェクト結び付けアイテムのインスタンスの適切な作成権限または編集権限を持つプロジェクト管理者は、カスタムフィールドを定義することができます。特定のプロジェクトに関連付けられているアイテムを使用すると、そのプロジェクトの結び付けアイテム上で定義されているカスタムフィールドの値を指定することができます。

アイテムのインスタンスを編集するための適切な権限が割り当てられているユーザーは、カスタムフィールド値を変更することができます。

詳細については、カスタムフィールド値の指定を参照してください。

プロジェクト管理者がプロジェクトの結び付けアイテム上でカスタムフィールドを構成できるようにするには、Windchill RV&S のシステム管理者が Windchill RV&S Administration Client の GUI を使用して以下の操作を行う必要があります。

1. プロジェクトの結び付けアイテムのタイプを定義し、そのタイプ上で「プロジェクトを結びつける」という属性を有効にします。

2. プロジェクトの結び付けアイテムのタイプについて、カスタムフィールドの表示設定を定義します。

これらの前提条件の詳細については、以下の各トピックを参照してください。

目的	対象セクション
プロジェクトの結び付けアイテムタイプを定義する	ワークフローとドキュメントプロジェクトのメタデータの管理
フィールドの表示設定を定義する	タイプのフィールド表示の設定

これらの前提条件に加えて、プロジェクトの結び付けアイテムも作成する必要があります。Windchill RV&Sのシステム管理者は、Windchill RV&S Administration Client の GUI を使用して、プロジェクトの結び付けアイテムを作成することができます。詳細については、ワークフローとドキュメントプロジェクトをアイテムに結び付けるにはを参照してください。

「カスタムフィールド」フィールドは、プロジェクトを結びつけるタイプ上でのみ表示することができます。「カスタムフィールド値」フィールドは、ユーザーがカスタムフィールド値を設定するタイプ上で表示されるように設定することができます。

Windchill RV&Sのシステム管理者は、Windchill RV&S Administration Client の GUI を使用して、プロジェクトの結び付けアイテム上にカスタムフィールドを定義することができます。

カスタムフィールドの定義方法については、プロジェクト固有のカスタムフィールドの定義を参照してください。

バージョン 10.9 以降では、「カスタムフィールド」フィールドが自動的に Integrity システム内に作成されます。ユーザーがアイテム上でカスタムフィールド値を設定できるようにするには、システム管理者が以下の処理を行う必要があります。

• プロジェクトを結びつけるアイテムタイプに「カスタムフィールド」フィールドが表示されるようにする。

• ターゲットのアイテムタイプに「プロジェクト」フィールドが表示されるようにする。

• ターゲットのアイテムタイプに「カスタムフィールド値」フィールドが表示されるようにする。

プロジェクト管理者がプロジェクトの結び付けアイテム上にカスタムフィールドの定義を作成すると、そのプロジェクトに属するアイテム上でカスタムフィールド値を指定できるようになります。

関連性と編集可能性の規則は、個別のフィールドや値に適用されるのではなく、「カスタムフィールド」フィールドと「カスタムフィールド値」フィールド全体に対して適用されます。詳細については、フィールドの関連性の設定とフィールドの編集可能性の設定を参照してください。

カスタムフィールドとカスタムフィールド値で作業を行う場合は、以下の制限事項に注意してください。

• アイテムタイプの必須フィールドに「カスタムフィールド」と「カスタムフィールド値」を含めることはできません。

• アイテムタイプの表示フィールドに「カスタムフィールド」と「カスタムフィールド値」の両方を含めることはできません。

カスタムフィールドとカスタムフィールド値は、以下に示す Windchill RV&Sの機能ではサポートされません。