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変更パッケージ レビューのワークフロー
レビュー中の変更パッケージは、ワークフロー内の状態に従って進行します。
次の表に、変更パッケージ状態の詳細を示します。特に明記されている箇所では、一部の状態はレビュー ワークフローだけで使用されます。
変更パッケージの状態
詳細
オープン
変更パッケージを使用して作業を実行できる唯一の状態です (新しいエントリが作成されます)。
サブミット済み
変更パッケージがレビューされているときの状態です。すべての操作は保留されます。
拒否済み
変更パッケージがレビューアによって拒否されたことを示す状態です。作成者は変更パッケージを「オープン」状態に手動で移行し、開発を続ける必要があります。
承諾済み
変更パッケージがすべてのレビューアに承認されていることを示す中間状態。変更がリポジトリに正常にコミットされると、Windchill RV&S は自動的に状態を「承諾済み」から「終了」に変更します。
破棄済み
空の変更パッケージ、または変更をリポジトリにコミットする必要のない変更パッケージは、作成者によって「破棄済み」状態に移動されます (これにより、変更パッケージに含まれているエントリは破棄されます)。破棄済み状態の変更パッケージが再び必要になった場合は、オープン状態に戻すことができます。詳細については、変更パッケージの破棄を参照してください。
終了
保留中の変更がリポジトリに正常にコミットされたときの、変更パッケージの最終的な状態です。
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変更がリポジトリにコミットされていない場合、変更パッケージは、「承諾済み」「エントリをコミット中」または「コミット失敗」のいずれかの中間状態に移動します。詳細については、コミットに失敗した変更パッケージの詳細を参照してください。
ワークフローにおける変更パッケージの進行過程を次に示します。
1. 変更パッケージが作成され、「オープン」状態になります。開発者が変更パッケージにエントリを追加します。
2. 開発者が変更パッケージをサブミットして変更パッケージ レビュー プロセスを開始します。Windchill RV&S により、変更パッケージがサブミット済み状態に移行されます。変更パッケージのサブミットがレビューアに電子メールで自動的に通知されます (サーバーが電子メール通知を送信するように構成されている場合)。この電子メールには、変更パッケージとレビューの情報が含まれています。
3. レビューア (1 人または複数) が、変更パッケージを承諾または拒否します。次のことが起こる場合があります。
すべての個人レビューアと、レビューア グループの少なくとも 1 人のレビューア (レビューア グループが存在する場合) が変更パッケージを承諾した場合、変更パッケージは承諾済み状態に移行します。レビューアによる返信キャストごとに、Windchill RV&S によって承諾返信の電子メール通知がレビューアに送信されます。すべてのレビューアが変更パッケージの承諾返信をキャストすると、Windchill RV&S により、変更パッケージが承諾されたという電子メール通知が各レビューアおよび作成者に送信されます。
次に、Windchill RV&S によって変更がレポジトリにコミットされ、変更パッケージが閉じられます。
変更パッケージが「終了」になった場合、Windchill RV&S は変更パッケージウォッチャーに電子メール通知を送信します。終了状態の変更パッケージを開くことはできません。
レビューア (個人またはグループ メンバー) が変更パッケージを拒否した場合、Windchill RV&S によって変更パッケージが拒否済み状態に移行され、各レビューアおよび作成者に電子メール通知が送信されます。変更パッケージの作成者は、(変更パッケージを編集して状態を変更することにより) 変更パッケージをオープン状態に移行し、開発を継続して、その後変更パッケージを再びサブミットします。
次の図では、変更パッケージの状態のワークフローを示しています。
変更パッケージの中間状態
コミットに失敗した変更パッケージの詳細