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フィールド タイプの操作
アイテムに表示される可能性があるさまざまなタイプのフィールドの操作について、次に示します。
フィールド タイプ
メモ
テキスト
管理者は、リッチ コンテンツをサポートするために長いテキスト フィールドを構成することができます。リッチ コンテンツは、書式付きテキスト、表、背景色、イメージ、ハイパーリンクなどを追加して、長いテキスト フィールドのテキストの表示を強化します。リッチ コンテンツの詳細については、リッチ コンテンツ フィールドの操作を参照してください。
Summary」などのテキスト フィールドでは、HTTP ハイパーリンクがサポートされています。この機能は、内部または外部 Web サイトにある設計文書などのドキュメントへのリンクを組み込む場合に役立ちます。http:// を先頭に付ける必要があります。
短いまたは長いテキスト フィールドでパラメータ名を指定できます。詳細については、アイテムの編集を参照してください。
ユーザーおよびグループ
ユーザー フィールドに対して選択できるユーザーは、アイテムのプロジェクトに対して権限を持つユーザーに限定されます。これはグループ フィールドも同様です。
非アクティブなユーザーやグループを選択することはできません。選択したユーザーやグループの値が非アクティブとなり、アイテム編集中にそのフィールドが処理されなかった場合は、非アクティブな値が残ったままとなります。非アクティブな値を含んだフィールドを変更する場合は、その値をアクティブな値に変更する必要があります。
添付ファイル
ワークフローの特定の状態に対して必須の添付ファイルが定義されている場合は、アイテムを保存して状態を移行する前に添付ファイルを追加する必要があります。たとえば、Feature 状態でIn Design タイプに設計文書を添付することが開発者に求められる場合などがあります。
添付ファイル フィールドは、管理者による添付ファイル フィールドの定義内容に応じて、カンマ区切り値 (CSV) または表のいずれかの表示形式で表示されます。
Windchill RV&S では、デフォルトで最大 4 MB のファイルを添付できます。ファイル名の文字数の上限は 255 文字です。管理者は、システムの要件に応じて、この制限値を上げたり下げたりできます。1 つのアイテムに複数のファイルを添付することもできます。
関連
関連フィールドは、管理者による関連フィールドの定義内容に応じて、カンマ区切り値 (CSV) または表のいずれかの表示形式で表示されます。
関連アイテムを追加できるのは、管理者がアイテム タイプに対して関連を許可している場合に限られます。
ドキュメント モデル リポジトリ内にある 2 つのアイテム間 (要件とテスト ケースの間、高レベルの要件と低レベルの要件の間など) に、トレースの関連を作成できます。トレースの関連は、フィールド ペアとして定義され、ドメイン固有の言い回しでユーザーに示されます (たとえば、テスト管理や要件など)。
ドキュメント バージョン管理が有効な場合、CSV 形式で値を表示するよう構成された関連フィールドではバージョン付きアイテム ID (たとえば 184-1.2 など) はサポートされていません。
ワークフローとドキュメントのプロジェクト
非アクティブなプロジェクトを選択することはできません。選択したプロジェクトの値が非アクティブとなり、アイテム編集中にそのフィールドが処理されなかった場合は、非アクティブな値が残ったままとなります。非アクティブな値を含んだフィールドを変更する場合は、その値をアクティブな値に変更する必要があります。
コンフィギュレーション管理プロジェクト
管理者は、作成するアイテムに関連するコンフィギュレーション管理 (ソース) プロジェクトからメトリックを取得するために、コンフィギュレーション管理プロジェクトを値として受け入れるフィールドを定義できます。
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ソース プロジェクト フィールドの編集時、「Source プロジェクトの選択」 ダイアログ ボックスが表示され、「標準 (メインライン)」「バリアント」、または 「チェックポイント」 プロジェクトを選択できます。
「チェックポイント」を選択した場合は、そのプロジェクト チェックポイントの「リビジョン」または「ラベル」に基づいてプロジェクトを選択できます。「ラベル」フィールドには、ラベルに割り当てられた任意のテキストとリビジョン番号が表示されます。ラベルに基づいた選択では、ラベルに関連付けられたプロジェクトリビジョンを効率的に選択できます。リビジョンの後にリビジョン番号が表示されます。ラベルを後で移動した場合でも、選択した内容は変わらず、元のチェックポイントのプロジェクトリビジョン番号のままになります。
「バリアント」 プロジェクトを選択した場合は、「開発パス名」 に基づいてプロジェクトを選択します。プロジェクト バリアントを指定してアイテムを保存すると、次のいずれかまたは両方の処理が行われる場合があります。
アイテム内の 1 つ以上の計算式によってプロジェクトに関する特定のメトリックが計算され、その結果が計算フィールドに読み取り専用値として表示されます (計算フィールドが表示されるかどうかは、フィールドの関連性の規則によって決まります)。たとえば、Source Code フィールドにプロジェクトを指定すると、Lines of Code フィールドでそのプロジェクトのコード行数が計算されて表示されます。プロジェクトにコード行を追加または削除すると、Lines of Code フィールドが更新されて新しい値が表示されます。
コンフィギュレーション管理プロジェクト フィールドに「metrics」ハイパーリンクが表示されます。ハイパーリンクをクリックすると、プロジェクトに関する各種のメトリックが表示されます。
さらに、コンフィギュレーション管理プロジェクト フィールドには、サーバーとプロジェクトの情報がハイパーリンクとして表示されます。ハイパーリンクをクリックすると、プロジェクトが 「プロジェクト」 ビューに表示されます。
Windchill RV&S では、指定したプロジェクトの 「関連付けられたアイテム」 タブにアイテムが表示されます。
コンフィギュレーション管理プロジェクトを選択するには、指定したプロジェクトに対する OpenProject 権限が必要です。プロジェクトが指定されると、プロジェクト フィールドを表示する権限を持つすべてのユーザーが、メトリックを取得できるようになります。
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メトリックはプロジェクト チェックポイントに対してだけ保守されるため、メトリックを生成するには、プロジェクトを指定するときにチェックポイントを指定する必要があります。
数値
管理者は、数値フィールドの値を定量化するために、数値フィールドの表示パターンとして通貨やパーセンテージなどを定義できます。さらに、数値フィールドに最初に入力された値が表示パターンで書式設定される場合があります。たとえば、入力値 0.126 が、アイテム作成後に "0.13" と表示される可能性があります。
浮動小数点フィールドに表示パターンが含まれていない場合は、作成されたアイテムのフィールドに表示される小数点以下の桁数が、数値フィールドにその値が入力されたときの桁数と同じになります。
整数フィールドでは最大 9 桁まで入力できます。
浮動小数点フィールドには最大 15 桁まで入力できます。浮動小数点フィールドでは 0 も有効な値として承諾されます。浮動小数点フィールドで小数点記号を使用する場合は、小数点記号で有効な値を指定するようにしてください。Windchill RV&S は、浮動小数点フィールドに有効な値を持たない小数点記号をサポートしていません。
管理者は、デフォルト値、最小値、最大値を定義できます。
日付
管理者は、日付フィールドに時刻を含めることができます。時刻は、カレンダーから日付を選択する際に指定できます。時刻は 00:00:00 ~ 23:59:59 までの 24 時間形式で指定しますが、Windchill RV&S では時刻は 12 時間形式で表示されます。たとえば、13:56:45 と指定すると、時刻は「1:56:45 PM」と表示されます。時刻を指定しない場合は、現在の時刻が日付フィールドに表示されます。
日付フィールドを消去できない場合は、「日消去」をクリックすると現在の日付が入力されます。
日付/時刻はカレンダーからしか変更できません。フィールドで直接指定することはできません。
結果の日付/時刻は、対応する日付/時刻フィールドに、サーバーのロケールを反映した表示形式で表示されます。タイムゾーンは表示されず、クライアントのタイムゾーンが暗黙的に使用されます。
表示される日付フィールドは、ユーザーが作業するタイムゾーンに基づいて変更されませんが、表示される日付/時刻フィールドは、ユーザーが作業するタイムゾーンに基づいて変更されます。
カレンダー ポップアップの月と週にはロケールが反映されます(サーバーのロケールが使用されます)。
タイムゾーンの情報は、クライアントの現在のタイムゾーンを使用してカレンダー ポップアップに表示されます (例: GMT-5:00)。選択した日付/時刻が夏時間の境界を越えてもタイムゾーンの表示は変更されませんが、正しいタイムゾーンで記録されます。
計算式では、Windchill RV&S Client のタイムゾーンに日付/時刻が返され、必要に応じて Windchill RV&S Server のタイムゾーンで計算が実行されます。
キーボードを使用して日付 (または時刻) を入力する場合、フィールドに表示される形式で入力する必要があります。日付フィールドには、アクセスの容易性と使いやすさ向上のため、次のような移動用キーボード ショートカットが用意されています。
F4 を押すと、カレンダーが開いて選択が可能になります。
Shift + Tab キーを押すと、選択のフォーカスが動きます。
Alt + C を押すと、「日消去」ボタンが押されます。
Alt + Y を押すと、「今日」ボタンが押されます (ある場合)。
Alt + N を押すと、「現在」ボタンが押されます (ある場合)。
左、右、下、および上の方向キーを押すと、日、月、および年 (または時、分、および秒) が変わります。
PageUp および PageDown を押すと、日、月、および年が変わります。
フェーズ
管理者は、ワークフローにフェーズ フィールドを定義できます。フェーズ フィールドは、ワークフロー内の分類された状態グループを指定する読み取り専用フィールドで、基本的にはアイテム タイプの状態 (フェーズで表される) とサブ状態 (状態で表される) を作成します。アイテム タイプのワークフローに多数の状態が含まれている場合は、フェーズでそのワークフローを整理すると便利です。また、ワークフローとは無関係にアイテムのステータスの概要をユーザーに示す場合にもフェーズが役立ちます。管理者は、「ワークフロー」 タブにフェーズを表示できます (有効である場合)。
パラメータおよびパラメータ値
管理者は、アイテム タイプに対してパラメータ フィールドおよびパラメータ値フィールドを定義できます。
ソース リンク
管理者は、ソース リンク フィールドを定義することで、メンバーリビジョンへのリンクを提供できます。詳細については、ソース リンク フィールドの操作を参照してください。
管理者は、トレースが有効になった (ソース トレースを含んだ) ソース リンク フィールドを定義して、アイテムに記載されている変更を実装した結果として変更されたソース ファイルを追跡することができます。たとえば、要件アイテムのソース トレースを使用すると、その要件を満たすために行われた変更を追跡することができます。要件のソース トレースを表示すると、その要件の変更による影響を分析するのに役立ちます。
ソース リンク フィールドが表形式の場合、デフォルトでは、すべてのソース リンクおよびソース トレース属性が表示されます。表に表示される列はカスタマイズできます。ソース リンク フィールドがカンマ区切り値形式の場合、属性のサブセットが表示されます。