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複数行の編集で保留中の削除を表示および理解する
複数行の編集で行を削除すると、最初はこれらの行の表示がオフになります。ただし、変更トラッカーの右側のメニューセレクタで「保留中の削除を表示」を選択することで、保留中の削除の表示のオンオフは簡単に切り替えることができます。このオプションの左側にチェックマークが表示されているときは常に削除済みアイテムが表示されます。
保留中の削除がオンになっているときは、各削除済みアイテムで以下の動作が発生します。
行ヘッダーと「アウトライン」ペインに削除済みアイテムアイコン が表示されます。削除済みアイテムアイコンは、編集可能なアイテムのプレビューが表示されているときは常にそのヘッダーにも表示されます。
削除済みアイテムアイコンのツールチップにアイテムが削除されたことが示されます。
「コンテンツ」ペインと「アウトライン」ペインの両方のセクション番号の位置に「削除済み」というラベルが表示されます。次の図は、「アウトライン」ペインに表示された削除済みアイテムアイコンと「削除済み」のラベルを示します。
「コンテンツ」ペインのテキストが表示のみに変わります。また、編集可能なアイテムのプレビューが表示されている場合、これも表示のみになります。削除されたアイテムのフィールド値を編集することはできません。
テキスト文字列の検索に「次の文字列を含むアイテムを表示」フィルタを使用している場合、「コンテンツ」ペインに、削除されたアイテムを含むすべてのアイテムがこの文字列とともに表示されます。保留中の削除をオフにし、フィルタ結果に親を表示するように「ドキュメント」ビューを構成すると、フィルタ条件を満たす削除済み子アイテムが表示されなくなった場合でも、親は引き続き表示されます。フィルタの詳細については、「ドキュメント」ビューでのフィールドフィルタを参照してください。
削除されたアイテムに対しては、挿入、移動、コピー、切り取り、貼り付けなど、「コンテンツ」メニューにあるすべての操作は使用できません。
子孫が存在しない仮想行を削除した場合、その仮想行は表示されません。仮想の下位のみが存在する仮想行を削除した場合、そのような仮想行は表示されません。ただし、仮想行に親または子のいずれかとして実際の行が存在する場合は、仮想行が表示されます。
実際の行の親の位置に仮想行を移動した場合、仮想行が表示されます。
仮想行の子の位置に実際の行を移動した場合、仮想行が表示されます。
仮想の下位が存在する実際の行を削除した場合、仮想行とすべての下位が表示されます。削除された行とその子に、削除済みアイテムアイコン 「削除済み」ラベルの両方が表示されます。
たとえば、セクション 1.2.1 という仮想行が新しく作成され、その下に既存の行を子として移動したとします。セクション 1.2.1 を削除すると、仮想行と子の行が削除済みアイテムとして表示されます。再同期すると、仮想ではない削除済みアイテムが表示されます。ただし、仮想アイテムは表示されません。詳細については、複数行の編集中にドキュメントを再同期するを参照してください。
Windchill RV&S Client が予期せずにシャットダウンした場合、ビューの回復時に、削除された仮想行には削除済みアイテムアイコン 「削除済み」のラベルの両方が表示されます。
削除済みアイテムの復元
サーバーに変更を保存する前であればアイテムの削除を復元することが可能です。削除したアイテムがアクティブである場合、「コンテンツ」 > 「削除を復元」を選択するか、ツールバーの対応するボタン をクリックすることで削除済みアイテムと、そのすべての子を復元することができます。「削除したコンテンツを復元」の操作は、単一の削除済みアイテムが選択されている場合にのみ使用できます。この操作により削除済みアイテムとその子が復元されます。その後、削除は発生しなかった場合と同じように、これらのアイテムに対して操作を行うことができます。
削除した子アイテムが選択されると、「削除したコンテンツを復元」のアクションは親が選択された場合と同じように動作し、親とそのすべての子を復元します。
「削除したコンテンツを復元」の操作は実際の子を持つ、削除済みの仮想行に使用することができます。
削除済みアイテムを復元した後すぐに「元に戻す」を選択すると、アイテムは再び削除済みアイテムとして動作するようになります。「やり直し」を選択すると、アイテムは再び削除されます。
Windchill RV&S Client が予期せずにシャットダウンした場合、ビューの回復時に、アイテムの最後の状態が再現されます。