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プロジェクトとアーカイブのデータベースからの削除
不要となったプロジェクトを指定してデータベースから削除するには、si deleteproject コマンドを使用します。プロジェクトをデータベースから削除すると、プロジェクト自体およびプロジェクト履歴が削除されます。プロジェクトをデータベースから削除すると、プロジェクトのメンバーのすべてのメンバー アーカイブも削除されます。ただし、共有プロジェクトと共有アーカイブはデータベースに残ります。si deletearchive コマンドを使用すると、プロジェクトではなく指定したアーカイブだけを削除するよう指定できます。
プロジェクトやアーカイブの削除は複数フェーズのプロセスであり、削除セッションと呼ばれます。削除セッションは、si deleteproject および si deletearchive のどちらでも同じですが、同一のデータベースやサーバー内では 1 つのタイプのセッションだけを実行できます。削除の最終的なコミット前であればどのフェーズでも、操作をロールバックして、プロジェクトやアーカイブを変更せずに削除セッションを終了できます。
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削除セッションが完了した後は、データベースへの変更をロールバックできません。プロジェクトを復元する必要があります。
データベースからの削除対象としてマークされたプロジェクトやアーカイブは、削除セッション中にアーカイブされるため (--dump サブコマンドを使用した場合)、後で移行してデータベースに戻すことによって復元できます。ただし、削除されたプロジェクトとリポジトリに残されたプロジェクトとの間で切断されたリンクは復元できません。
重要な考慮事項
si deleteproject コマンドと si deletearchive コマンドは両方とも、AdminServer または DebugServer ACL 権限のいずれかが必要です。プロジェクトとそのメンバー アーカイブを削除するには、deleteproject および deletearchive の権限が必要です。
一度に実行できる削除セッションのタイプは 1 つだけです (si deleteproject または si deletearchive)。コマンド タイプが既存のセッションのタイプと異なる場合はエラーが返されます。
削除の単位は、1 つのメンバー アーカイブ全体か、1 つのプロジェクトとそのバリアントすべてです。メンバーリビジョンだけの削除、一部のバリアントだけの削除、リビジョンやチェックポイントの日付に基づく削除は、いずれもサポートされていません。
削除対象のオブジェクトへの名前による参照は、削除によって変更されません。こうした参照には、変更パッケージ エントリ、ACL、ポリシー、トリガー登録、保留中の操作、ロックの開始、およびサンドボックス レジストリが含まれます。
削除されたオブジェクトを復元しても、削除されたオブジェクトと削除されなかったオブジェクトとの間のリンクは再確立されません。削除操作を行うと、リンクは完全に切断されます。
チェックポイントがそのプロジェクトで進行中の場合は、プロジェクトを削除できません。
削除セッションのログは、si migrate コマンドの機能の一部として使用できます。詳細については、『Database Repository Migrator Guide』を参照してください。
プロジェクトやアーカイブを削除する前に、復元に関する重要な考慮事項を確認してください。
si deletearchive コマンドは、ファイルのグローバルなクリーンアップ (個々のアーカイブの削除ではなく) を目的としています。これは、そのアーカイブとデータベース内の別のオブジェクトとの間にリンクが存在している可能性があるためです。詳細については、この後の --nodeleteIfInUse オプションの説明を参照してください。
削除セッションのフェーズ
削除後のリポジトリの表示
CLI でデータベースからプロジェクトを削除するには
CLI でデータベースからアーカイブを削除するには