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代替 UI 動作の指定
特別な場合にのみ、データユーティリティがすでにマッピングされている、名前などのローカル属性のレンダリングをカスタマイズする必要が生じることがあります。属性 ID がデータユーティリティにすでにマッピングされているので、同じ属性 ID を使用して別のマッピングを追加しても予想どおりには機能しません。詳細については、データユーティリティ を参照してください。
ソリューションエレメント
エレメント
説明
データユーティリティ ID
「タイプおよび属性の管理」ユーティリティまたはコンポーネントビルダーで定義されるプロパティ。詳細については、コンフィギュレーションポイントの「データユーティリティ ID」を参照してください。
Need プロパティ
「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで定義されるプロパティ。詳細については、コンフィギュレーションポイントの「Need」を参照してください。
ターゲットオブジェクトのプロパティ
「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで定義されるプロパティ。詳細については、コンフィギュレーションポイントの「ターゲットオブジェクト」を参照してください。
予測される結果
属性データは、デフォルト以外の属性から呼び出すことが可能です。
ソリューション
ソリューションエレメントを組み合わせるには、次に示す異なった種類の動作を実行することが必要です。
やりたいこと・・・
コンフィギュレーション
属性にすでにデータユーティリティがマッピングされている場合に、カスタムデータユーティリティを使用して次の UI に属性をレンダーする。
「タイプおよび属性の管理」ユーティリティまたはビルダークラスを使用して定義された属性パネル
「タイプおよび属性の管理」ユーティリティまたはビルダークラスを使用して定義されたテーブル
例:
カスタムデータユーティリティ MyNumberDataUtility を使用して番号をレンダーするには
1. カスタムデータユーティリティ (MyNumberDataUtility) を定義します
2. xconf ファイルでは、カスタムデータユーティリティをカスタム属性 ID (myNumber) にマッピングします詳細については、属性 ID へのデータユーティリティのマッピングを参照してください。
3. その属性の「データユーティリティ ID」のプロパティを「myNumber」に設定します
既存のデータユーティリティを使用して、属性がレンダーされるすべての UI に属性をレンダーする
xconf ファイルでは、カスタムデータユーティリティをカスタム属性 ID (myNumber) にマッピングします
特定の UI でのみ、既存のデータユーティリティを使用して属性をレンダーする。既存の DU は 1 つ以上の属性にすでにマッピングされている可能性がある。
カスタムデータユーティリティ MyNumberDataUtility を使用して myNumber をレンダーするには
1. カスタムデータユーティリティ (MyNumberDataUtility) を定義します
2. xconf ファイルでは、カスタムデータユーティリティをカスタム属性 ID (myNumber) にマッピングします
3. その属性の「データユーティリティ ID」のプロパティを「myNumber」に設定します
同じテーブル内の複数のオブジェクトの同じ属性をレンダーする
列 ID は一意でなければならないので、このためには「ターゲットオブジェクト」および「データユーティリティ ID」プロパティを使用する必要があります。たとえば、テーブルの 3 つの列すべてに、それぞれ異なる 3 つのオブジェクトの名前属性をレンダーできます。
1. この 3 つの属性すべてを属性パネルまたはテーブル定義に追加します。
2. バッキングオブジェクトでないオブジェクトに属する属性の場合、「データユーティリティ ID」プロパティの値を "name" に設定し、「ターゲットオブジェクト」をオブジェクトを表す属性に設定します。
例:
roleAObject と roleBObject の名前属性を、バッキングオブジェクトの名前属性と同様に表示するには、これらの各属性のプロパティを次のように設定します。
roleAName
データユーティリティ ID = name
ターゲットオブジェクト = roleAObject
roleBName
データユーティリティ ID = name
ターゲットオブジェクト = roleBObject
異なるオブジェクトタイプの同じ属性 ID に異なるレンダラーを指定する
例:
ドキュメントの状態属性を部品の状態属性とは別にレンダーする必要があります。
データユーティリティのタイプベースの検索は現在のところインフラストラクチャによってサポートされていません。このタイプの動作が必要で、UI に同じタイプのオブジェクトが表示される場合、「データユーティリティ ID」プロパティを使用します。複数のタイプのオブジェクトが表示される UI (「フォルダ」ページなど) では、カスタムデータユーティリティを使用し、そのカスタムデータユーティリティ内でタイプベースのチェックを行えます。