FvLoader および ReplicaLoader について
PTC は、マスターサイトとリモートサイトの両方で使用できる 2 つのユーティリティクラスを提供します。FvLoader (マスターサイト) と ReplicaLoader (リモートサイト) です。どちらのユーティリティにも、コマンドライン引数によって制御される操作と、ファイル内のデータによって制御される操作があります。
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FvLoader という名前は "file vault object loader" (ファイルボルトオブジェクトローダー) が短縮されたものです。
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タスク
FvLoader および ReplicaLoader は、マスターサイトとリモートサイトの両方で多数のタスクを実行する際に役立つユーティリティです。
FVLoader
FvLoader は、以下のタスクを実行する場合に使用できます。
• ファイルボルトの作成
• ファイルボルトホストの作成
• ファイルボルトマウントの作成
• ファイルボルト規則の作成
• ファイルボルトの有効化
• ファイルフォルダの有効化
• ファイルボルト規則の除去
詳細については、
外部ファイルボルトまたは規則の設定および
規則の除去を参照してください。除去操作を効率的に実行するには、FvLoader を使用してドメインをリストする必要があります。
クラスタ環境でファイルボルトマウントを作成するには、スタンドアロンノードタイプの各ホストに対してこのコマンドを実行します。クラスタ環境でクラスタノードタイプのホストにファイルボルトマウントを作成する場合、ホスト名パラメータとして 'cluster' を渡してこのコマンドを 1 回だけ実行します。
ReplicaLoader
ReplicaLoader は、以下のタスクを実行する場合に使用できます。
• レプリカファイルボルトの作成
• レプリカファイルボルトホストの作成
• レプリカフォルダの作成
• レプリカファイルボルトマウントの作成
• レプリケーション規則の作成
• レプリカボルトの有効化
• レプリカフォルダの有効化
• レプリケーション規則の除去
コマンドライン
コマンドラインを使用して以下を実行できます。
• ドメインの一覧作成 - これは 2 段階の処理です。詳細については、
ドメインの一覧作成を参照してください。
• ボルトポリシー規則の一覧作成 - バッチ削除またはポリシー規則の再作成のための出力を使用します。詳細については、
規則の一覧作成を参照してください。
• ローカルレプリケーションのサポート - この手順によって高速コンテンツレプリケーションを実現します。コマンドラインで ReplicaLoader を起動して、ローカルレプリケーションを設定する情報を取得できます。この手順の実行時に、コンテンツをローカルサイトに再配置してから目的のリモートサイトに手動で移動し、データベースを更新して移動を反映します。ローカルレプリケーションの実装については、PTC Global Services にお問合せください。
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FvLoader コマンドを実行中に、CSV ファイルを編集モードのままにしないでください。
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コマンド
以下の 2 つの方法でファイル内にデータを作成して、FvLoader または ReplicaLoader の操作を指定できます。
• /loadFiles ディレクトリ内の fvloader.csv ファイルを修正し、タスクを指定します。
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FvLoader と ReplicaLoader には同じローダーファイルが使用されます。
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引数なしに FvLoader または ReplicaLoader を実行すると、このファイルからデータがロードされます。コマンドウィンドウに次のいずれかのコマンドを入力します。
◦ FvLoader
java wt.fv.FvLoader
◦ ReplicaLoader
java wt.dataops.replication.ReplicaLoader
• 値をコンマで区切った独自のファイル (.csv) を作成します。コマンドウィンドウに入力するコマンドは以下のとおりです。
◦ FvLoader
java wt.fv.FvLoader <ファイルのフルパス>
◦ ReplicaLoader
java wt.dataops.replication.ReplicaLoader <ファイルのフルパス>
fvloader.csv ファイルを修正する場合も、独自の .csv ファイルを作成する場合も、構文は同じです。