マルチレベル部品表ロールアップ
「マルチレベル部品表ロールアップ」操作は、部品情報ページの「構造」タブツールバーにある「レポート」操作セットで使用でき、これによってロールアップに使用可能な属性の所定の部品表 (BOM) に結果を表示できます。この操作によって、適用されているフィルタ、保存されているフィルタ、またはバリエーション仕様を使用して最初に選択した部品を対象に、部品構造ブラウザ (PSB) で解決済みの親子関係構造に使用される「マルチレベル部品表ロールアップ」ウィンドウが起動されます。「マルチレベル部品表ロールアップ」ウィンドウでは、以下を実行できます。
• 現在、部品構造に適用されているフィルタを表示する。
• 選択した単一の属性に対する特定の部品表 (BOM) でのロールアップ結果を計算して表示する。
• 必要に応じて、構造を読み込んで表示します。
• 必要に応じて、使用可能なファイルフォーマットのリストから完全に展開された構造をエクスポートおよびダウンロードします。
「マルチレベル部品表ロールアップ」ウィンドウを起動すると、デフォルトでは「構造を表示」チェックボックスはオフになっており、BOM テーブルは空になっています。「構造を表示」チェックボックスをオンにすることで、BOM 構造を表示できます。テーブルに部品構造を読み込んで表示するには、「構造を表示」チェックボックスをオンにします。
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テーブルへの構造の読み込みをキャンセルする場合、構造の読み込みが完了するまでに「構造を表示」チェックボックスをいつでもオフにできます。
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テーブルには、完全に展開された構造がデフォルトビューで表示されます。別のビューを選択して、BOM テーブルに表示するオブジェクトを制限できます。テーブルビューの詳細については、
「テーブルおよびテーブルビューの概要」のセクションを参照してください。
部品表のロールアップ計算に使用可能であると識別された目的の属性のマルチレベル部品表ロールアップ計算を実行するには、次の手順を実行します。
1. PSB の部品構造から目的の部品の適切なバージョンを選択します。
2. 部品構造ブラウザの「構造」タブツールバーにある「レポート」ドロップダウンをクリックします。
3. ドロップダウンメニューで「マルチレベル部品表ロールアップ」操作をクリックして、「マルチレベル部品表ロールアップ」ウィンドウを表示します。
「マルチレベル部品表ロールアップ」ウィンドウの上部パネルには、選択した適切な部品を識別するターゲット部品、ターゲット部品のコンテキスト、レポートを実行する権限のあるユーザー、レポートの実行時間など、レポートに関連する情報が表示されます。このウィンドウの右上隅にあるターゲット部品値の右側にインラインで表示されている「フィルタプロパティ」リンクをクリックして、現在のフィルタプロパティを使用できます。
4. 「計算を実行する属性」ドロップダウンで、ロールアップ計算に使用する目的の属性を選択します。
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「計算を実行する属性」属性は必須属性であり、アスタリスク (*) で示されています。定義されている属性のいずれかが非表示の属性である場合、その属性はドロップダウンリストに表示されません。
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5. 「計算」をクリックします。これは属性を選択した場合にのみ有効になります。
b. 部品のデフォルト単位が親子関係の数量の単位と一致しない値が計算結果に含まれている場合、計算されたロールアップ値とともに要確認フラグアイコン
が表示されます。
c. 「実行時間」の値が設定され、現在の UTC 日時フォーマットで表示されます。
d. BOM テーブルが動的に拡張され、選択した属性のコラム (まだ含まれていない場合) と計算のコラムが含められます。
e. 必要に応じて、「構造を表示」チェックボックスをオンにすると、構造全体でロールアップされた計算値が表示されます。
| ロールアップ計算に別の属性を選択した場合、手順 5 の結果が更新され、新しく選択した属性のみが反映されます。 |
6. 必要に応じて "マルチレベル部品表ロールアップ" 構造をエクスポートするには、テーブルツールバーから > の順にクリックし、使用可能なファイルフォーマットのリストから適切なフォーマットを選択します。
| 構造の読み込みは必須ではありません。「計算」を選択した後、テーブル情報のエクスポートおよびダウンロードに直接進むことができます。 |