マルチレベル部品表ロールアップ計算に関する考慮事項
構造内にある特定の部品の親子関係の値を計算する際、その部品の値は親子関係の数量で乗算されます。個々の計算が合計されて、構造内の 1 レベル上の値になります。
たとえば、「実数」タイプの属性の値が 2、数量が 3 である部品の計算値は (属性値 * 数量)、つまり (2 * 3) = 6 になり、属性の値が 3、数量が 1 である別の部品の計算値は (属性値 * 数量)、つまり (3 * 1) = 3 になり、1 レベル上の部品の計算値はこれらの合計、つまり 6+3=9 になります。
* 
属性値は、「整数」、「実数」、または「実数 (単位付き)」のいずれかとなります。
数量は、「整数」または「実数」のいずれかとなります (ゼロと負の数値を含む)。
複数レベルを考慮するために単一レベルの計算の仕組みを拡張すると、1 レベル上の定義済みの値が、使用される個々のコンポーネントの合計からロールアップされる値よりも正確であると考えられる可能性が生じます。ここで重要なのは部品の定義です。
部品定義
定義済みの値を使用
コンフィギュレーション可能
いいえ
特定のコンフィギュレーションからのロールアップ値は全仕様対応コンフィギュレーションからの静的な値よりも正確になる傾向があります。
折りたたみ可能
いいえ
コンフィギュレーション可能最終品目
いいえ
最終品目
はい
定義済みの値には、製品の寸法からの値がより多く含まれる傾向があります。
ファントム
いいえ
物理的な部品を表しません。
収集
いいえ
物理的な部品を表しません。
標準
はい
定義済みの値には、部品の寸法からの値がより多く含まれる傾向があります。
上記の表の例外は、定義済みの値を使用せず、代わりに常に計算されたロールアップ値を報告するトップレベル部品です。
* 
必要な値が定義されていないことがロールアップ計算で特定された場合は、結果を計算できなかったことを示すメッセージが表示されます。
* 
構造の下位レベルで使用される標準部品の値を定義することをお勧めします。
これは役に立ちましたか?