ジェネリックプロセス計画と生成されたプロセス計画の同期化
「プロセス計画を同期化」操作を使用して、生成されたプロセス計画をジェネリックプロセス計画の最新の更新と同期化できます。この操作は、ジェネリックプロセス計画の最新バージョンを生成されたプロセス計画の最新バージョンと比較し、関連付け、部品割当、オペレーション、シーケンス、および属性に関連する矛盾を検出します。その後、生成されたプロセス計画を最新の変更で更新することによって矛盾が解決されます。
| プロセス計画を同期化する前に、ジェネリックプロセス計画が最新であり、mBOM 構造と一致していることを確認してください。 |
手順
プロセス計画を同期化するには、次の手順を実行します。
1. PPB でジェネリックプロセス計画を開きます。
2. 「生成されたプロセス計画」タブで、ジェネリックプロセス計画と同期化する 1 つ以上の生成されたプロセス計画を選択します。
3. 「Synchronize Process Plans」をクリックします。
4. 「OK」をクリックして続行します。
「生成されたプロセス計画の更新」ダイアログボックスが開き、「矛盾レポート」と「同期化サマリー」の 2 つのテーブルが表示されます。
◦ 「矛盾レポート」テーブルには、選択したプロセス計画の解決された矛盾が表示されます。矛盾は、生成された各プロセス計画のヘッダーの下にグループ化されます。このテーブルには次のコラムが表示されます。
▪ 「アイデンティティ」 - 矛盾するオブジェクトのアイデンティティが表示されます。
▪ 「基準」 - 矛盾のタイプに関する情報、つまりドキュメント、オペレーション、シーケンス、リソース、属性、およびその他の関連オブジェクトの追加または除去に関連しているかが表示されます。
プロセス計画構造の同期化基準プリファレンスで選択した基準に関連する矛盾のみが表示されます。
▪ 「生成されたプロセス計画」 - 矛盾するオブジェクトに関連付けられている生成されたプロセス計画のアイデンティティが表示されます。
▪ 「ソース」 - ジェネリックプロセス計画内の矛盾するオブジェクトの親情報が表示されます。これは、ジェネリックプロセス計画から矛盾するオブジェクトまでのパスとして表示されます。オブジェクト番号はパイプ記号で区切られています。ドキュメントや属性などのオブジェクトの場合、このコラムには矛盾するドキュメントまたは属性名のみが表示されます。
▪ 「ターゲット」 - 生成されたプロセス計画内の矛盾するオブジェクトの親情報が表示されます。これは、生成されたプロセス計画から矛盾するオブジェクトまでのパスとして表示されます。オブジェクト番号はパイプ記号で区切られています。ドキュメントや属性などのオブジェクトの場合、このコラムには矛盾するドキュメントまたは属性名のみが表示されます。
▪ 「ステータス」 - 矛盾が解決され、生成されたプロセス計画が同期化されている場合、「解決済み」が表示されます。
▪ 「追加情報」 - 矛盾とステータスに関する詳細情報が表示されます。
◦ 「同期化サマリー」テーブルには、同期化プロセスを示す情報、エラー、または警告メッセージが表示されます。
5. 「閉じる」をクリックします。
同期化されているジェネリックプロセス計画と生成されたプロセス計画が表示されます。
プリファレンス
• 生成されたプロセス計画構造のオブジェクトを作成するためのオブジェクトタイプマッピング
プロセス計画構造を同期化する際に、ジェネリックプロセス計画の特定のタイプに対して特定のタイプのオブジェクトを作成するかどうかを指定できます。
「生成されたプロセス計画構造のオブジェクトを作成するためのオブジェクトタイプマッピング」プリファレンスを使用して、新規オブジェクトのオブジェクトタイプマッピングを指定します。マッピングは、プロセス計画、オペレーション、シーケンスに対して指定できます。このプリファレンスが指定されていない場合、生成されたプロセス計画に作成されるオブジェクトは、ジェネリックプロセス計画のオブジェクトと同じタイプになります。詳細については、
MPMLink でのプリファレンスの「生成されたプロセス計画構造のオブジェクトを作成するためのオブジェクトタイプマッピング」を参照してください。
• プロセス計画構造の同期化基準
プロセス計画構造を同期化する際には、構造間のすべての矛盾がサーチされます。「プロセス計画構造の同期化基準」プリファレンスを使用して、これらの矛盾を識別するときの基準を指定できます。これに従って、生成されたプロセス計画構造が、対応するジェネリックプロセス計画構造およびその関連部品構造と同期化されます。選択可能な基準を以下に示します。
◦ 「追加された親子関係」: 追加されたオペレーション、シーケンス、規格オペレーション、標準手順に関連する矛盾を解決します。
◦ 「関連付け」: 追加、更新、または除去されたドキュメントとリソースに関連する関連付けの矛盾を解決します。
◦ 「属性」: プロセス計画、オペレーション、シーケンスの属性値に関連する矛盾を解決します。
◦ 「部品割当」: ジェネリックプロセス計画または関連付けられたバリエーション mBOM で追加または除去された部品に関連する矛盾を解決します。
◦ 「除去された親子関係」: 除去されたオペレーション、シーケンス、規格オペレーション、標準手順に関連する矛盾を解決します。
• 構造の更新時にオブジェクトを改訂するライフサイクル状態
「構造の更新時にオブジェクトを改訂するライフサイクル状態」プリファレンスを使用して、部品またはプロセス計画の構造が更新されたときに部品またはプロセス計画を自動的に改訂するライフサイクル状態を指定します。オブジェクトタイプごとに複数のライフサイクル状態を指定できます。ライフサイクル状態の内部名を指定する必要があります。詳細については、
MPMLink でのプリファレンスの「構造の更新時にオブジェクトを改訂するライフサイクル状態」を参照してください。