側面属性とレベル属性の使用
作業拠点とは、オペレーション (ライン、作業ユニット、作業セル、リソースプール、ワークステーション、フィーダーなど) に割り当てることができる物理的なリソースまたはリソースセットです。作業拠点の「側面」属性と「レベル」属性を定義できます。これらの属性は、作業拠点ではデフォルトで使用できます。
「側面」属性と「レベル」属性に基づいてライン構造を定義できます。製造リソースブラウザの作業拠点の「属性」タブでこれらの属性の値を編集できます。
ルーティング計画コンテキストでは、これら 2 つの属性はゾーンを操作する際に最も効果的です。「側面」属性は、フィーダーラインとゾーンにのみ適用されます。つまり、フィーダーラインまたはゾーンを処理する際、「側面」に対して設定されている値が使用されます。
「レベル」属性は、ゾーンを処理する際にシステムで使用されます。
「側面」属性には次の値を指定できます。
説明
Null
デフォルト値。ゾーンは線の右側に配置されます。
Left
ゾーンは線の左側に配置されます。
Right
ゾーンは線の右側に配置されます。
「レベル」属性には次の値を指定できます。
説明
1
デフォルト値。ゾーンはワークステーションの第 1 レベルに配置されます。たとえば、ゾーン Z1Z2、および Z3 はステーション S3 の第 1 レベルにあります。
2
ゾーンはワークステーションの第 2 レベルに配置されます。たとえば、ゾーン Z1 はステーション S3 の第 2 レベルにあります。
* 
値が 2 の別のゾーンを割り当てる前に、少なくとも 1 つのゾーンが「レベル」属性値 1 に割り当てられている必要があります。値が 1 のゾーンがない場合に、値が 2 の別のゾーンを割り当てると、ゾーンに割り当てられた値は 1 と見なされます。
* 
既成では、1 つのレベルで追加できるゾーンは 3 つです。また、既成では、2 つのレベルを追加できます。レベル設定によって第 3 レベルを追加できます。これは、ステーションの各側面に最大 9 つのゾーンを追加できることを意味します。詳細については、「ルーティング計画」タブでのゾーンの追加を参照してください。
「側面」属性と「レベル」属性の使用は必須ではありません。
「レベル」属性はフィーダーラインには適用されません。
製造リソースブラウザに以下の構造が存在するとします。
ステーション S3 の下に Z1Z2Z3 の 3 つのゾーンがあります。「側面」属性と「レベル」属性に異なる値を設定した場合の、ゾーン Z1 の配置に関連するさまざまなシナリオについて考えます。
側面属性の値
レベル属性の値
場所の説明
Null
1
Left
1
Right
1
Right
2
Left
2
* 
値が 2 の別のゾーンを割り当てる前に、少なくとも 1 つのゾーンが「レベル」属性値 1 に割り当てられている必要があります。値が 1 のゾーンがない場合に、値が 2 の別のゾーンを割り当てると、ゾーンに割り当てられた値は 1 と見なされます。
次の構造について考えてみましょう。
次の場合、レベル 1 の左側にゾーンは存在しません。ゾーン S1 の場合、「側面」属性の値を Left として、「レベル」属性を 2 として設定すると、第 1 レベルにゾーンが存在しないため、第 1 レベルにはゾーン Z1 が表示されます。
ゾーン Z2 とゾーン Z1「レベル」属性の値をそれぞれ 12 に設定すると、次のような構造が表示されます。
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