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MPMLink での標準管理特性のグローバル属性値の翻訳サポート
MPMLink では標準管理特性のグローバル属性値の翻訳サポートが提供されます。
MPMLink で標準管理特性の翻訳サポートを有効にするための必要条件
標準管理特性のグローバル属性値の翻訳サポートを有効にするには、次のような必要条件があります。
1. xconfmanager ユーティリティを使用して次のプロパティを wt.properties ファイルに追加し、メソッドサーバーを再起動します。
プロパティ
説明
wt.translate.Translatable.enable
true に設定すると、翻訳機能が有効になります。
false に設定すると、翻訳機能が無効になります。
2. 「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで、「グローバル列挙を管理」 > 「使用可能な言語」に移動します。
「ソース言語」をクリックし、任意の言語を選択し、「選択可能」テーブルに移動します。
「ターゲット言語」をクリックし、任意の言語を選択し、「選択可能」テーブルに移動します。
3. 標準管理特性のオーサリング言語を有効にするには、次のコンテンツをファイルにコピーします。ファイルを保存し、LoadFromFile ユーティリティを使用してファイルをロードします。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE NmLoader SYSTEM "standard12_1.dtd">
<NmLoader>
<csvBeginUpdateTypeDefView
handler="com.ptc.core.lwc.server.TypeDefinitionLoader.beginUpdateTypeDefinition">
<csvname>com.ptc.windchill.mpml.pmi.MPMStandardCC</csvname>
<csvmandated>true</csvmandated>
</csvBeginUpdateTypeDefView>
<csvBeginUpdateProperties
handler="com.ptc.core.lwc.server.TypeDefinitionLoader.beginUpdateProperties">
<csvmandated>true</csvmandated>
</csvBeginUpdateProperties>
<csvUpdatePropertyValue
handler="com.ptc.core.lwc.server.TypeDefinitionLoader.updatePropertyValue">
<csvobject>attr|translationInfo.authoringLanguage</csvobject>
<csvname>systemHidden</csvname>
<csvisDefault>false</csvisDefault>
<csvvalue>false</csvvalue>
</csvUpdatePropertyValue>
<csvEndUpdateProperties
handler="com.ptc.core.lwc.server.TypeDefinitionLoader.endUpdateProperties" />
<csvEndUpdateTypeDefView
handler="com.ptc.core.lwc.server.TypeDefinitionLoader.endUpdateTypeDefinition" />
</NmLoader>
ユースケース: 標準管理特性の翻訳属性の作成
標準管理特性に翻訳属性を作成するには、次の手順を実行します。
1. SCC_IBA という内部名で文字列データ型のグローバル属性を作成します。
2. 手順 1 で作成したグローバル属性 SCC_IBA に、translated_SCC_IBA という内部名で翻訳テキスト属性を作成します。
.たとえば、次のようになります。
com.ptc.windchill.mpml.pmi.MPMStandardCC-_-SCC_IBA
* 
任意の一意の名前を使用できます。翻訳ディレクトリ名が、TranslationDictionary.xml で指定したディレクトリ名と一致していることを確認します。
3. 標準管理特性の作成レイアウトで属性 SCC_IBAtranslated_SCC_IBA、および「オーサリング言語」を追加します。
4. 翻訳を表示するには、標準管理特性の「タイプ属性」グループの情報ページレイアウトで属性 SCC_IBAtranslated_SCC_IBA、および「オーサリング言語」を追加します。
5. 標準管理特性を作成します。
「オーサリング言語」属性の値を en に設定します。ここで、en は英語を意味します。
属性 SCC_IBA の値を This is the text to be translated に設定します。
6. 適切なオーサリング言語、ターゲット言語、翻訳テキストから成る TranslationDictionary.xml ファイルをロードユーティリティを使用して読み込みます。
ローダーファイルの例を以下に示します。
<?xml version="1.0" ?>
<!DOCTYPE NmLoader SYSTEM "standard12_1.dtd">
<NmLoader>
<csvTranslationDictionaryEntry handler="com.ptc.core.td.LoadDictionary.createEntry">
<csvdictionaryName>com.ptc.windchill.mpml.pmi.MPMStandardCC-_-SCC_IBA</csvdictionaryName>
<csvsourceLanguage>en</csvsourceLanguage>
<csvmasterText>Hello</csvmasterText>
<csvtargetLanguage>ja</csvtargetLanguage>
<csvtranslatedText>こんにちは</csvtranslatedText>
<csveffectiveStart></csveffectiveStart>
<csveffectiveEnd></csveffectiveEnd>
</csvTranslationDictionaryEntry>
</NmLoader>
* 
ローダーは英語テキスト Hello を日本語テキスト「こんにちは」に翻訳します。
7. ローダーが正常に実行した後、Windchill ブラウザの言語を ja に変更する必要があります。ここで、ja は日本語を意味します。Windchill 全体で、名前が Hello である標準管理特性の翻訳属性の値として「こんにちは」が表示されていることを確認できます。
* 
こんにちは」は英単語 Hello の日本語訳です。ローダーを使用して、「こんにちは」というテキストが Windchill に読み込まれます。
ローダーに関連する上記の例では、英語がソース言語、日本語がターゲット言語です。ローダーでは、1 つのソース言語に複数のターゲット言語を追加できます。
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