Matrix Editor の「ベースラインオブジェクトを更新」ウィンドウ
「ベースラインオブジェクトを更新」ウィンドウが開き、バリエーションベースラインに関連付けられているモジュールバリエーションまたは部品の割り当てられているリビジョンを更新したり、新規ベースラインオブジェクトをバリエーションベースラインに割り当てたりできます。バリエーションベースラインオブジェクトを更新するには、以下の手順に従います。
複数のバリエーションベースラインを使用する場合:
1. 複数のバリエーションベースラインにまたがる複数のモジュールバリエーションまたは下位レベル部品のリビジョンのセルを選択します。部品構造に表示されている、選択したコンフィギュレーション可能モジュールまたは置換部品はすべて無視されます。同じモジュールバリエーションまたは下位レベル部品の複数のリビジョンを選択した場合、最も高いリビジョンがシードオブジェクトとして表示されます。「ターゲットのバリエーションベースライン」フィールドに、更新のターゲットとなるバリエーションベースラインの詳細が表示されます。
2. シード部品の子部品を収集するフィルタ基準を定義します。
3. 最初に選択した部品の新規リビジョンを選択します。
4. シードオブジェクトの子部品を収集します。必要に応じて更新するオブジェクトを選択的に除外するには、
「選択したオブジェクトを除外」 をクリックします。
「依存部品を含む」および
「置換部品を含む」プリファレンスを使用して部品のコレクションを制御することもできます。これらのプリファレンスの詳細については、
Product Family Management のプリファレンスを参照してください。
5. そのバリエーションベースラインにすでに割り当てられているバリエーションベースラインオブジェクトの既存のリビジョンを保持するには、「既存のリビジョンを保持」チェックボックスをオンにします。
6. 「更新をプレビュー」ステップで更新を確認します。これにより、ターゲットのバリエーションベースラインごとに、前のステップでの部品のコレクションに基づいて追加または更新されている部品が表示されます。このステップでバリエーションベースラインメンバーリンクの属性値を更新または設定できます。適用可能な更新のリストからオブジェクトを選択的に除外することもできます。「値が必要」制約があるベースラインメンバーリンク属性は、このステップでは自動的に表示されません。ビューの「カスタマイズ」機能を使用して、これらの属性を手動で含める必要があります。
7. 「完了」をクリックして更新を適用します。
単一のバリエーションベースラインを使用する場合:
1. コンフィギュレーション可能構造で複数のモジュールバリエーションまたは下位レベル部品を選択します。部品構造に表示されている、選択したコンフィギュレーション可能モジュールまたは置換部品はすべて無視されます。このステップでは、選択したシードはこのウィンドウの起動時に選択したものと同じリビジョンで表示されます。
2. シード部品の子部品を収集するフィルタ基準を定義します。
3. 最初に選択した部品の新規リビジョンを選択します。
| シードオブジェクトのリビジョンを変更できます。ただし、依存部品が再収集されるまでは「ベースラインオブジェクトを更新」操作を完了できません。 |
4. 「依存部品を含む」プリファレンスが「すべて」に設定されているか、このウィンドウの「依存」ドロップダウンメニューから「すべて」を選択した場合、シードオブジェクトの子部品を収集します。
5. 「置換部品を含む」プリファレンスの設定に基づいて関連部品を収集します。
「置換部品を収集」 アイコンをクリックすることで、選択した部品の置換部品を収集することもできます。
6. そのバリエーションベースラインにすでに割り当てられているバリエーションベースラインオブジェクトの既存のリビジョンを保持するには、「既存のリビジョンを保持」チェックボックスをオンにします。
7. 「更新をプレビュー」ステップで更新を確認します。これにより、前のステップでの部品コレクションによって追加または更新されている部品が表示されます。このステップでバリエーションベースラインメンバーリンクの属性値を更新または設定できます。適用可能な更新のリストからオブジェクトを選択的に除外することもできます。「値が必要」制約があるベースラインメンバーリンク属性は、このステップでは自動的に表示されません。ビューの「カスタマイズ」機能を使用して、これらの属性を手動で含める必要があります。
8. 「完了」をクリックして更新を適用します。
この結果、既存のバリエーションベースラインメンバーが更新され、新規のバリエーションベースラインメンバーが適宜割り当てられます。
| • コンテキストバリエーションベースラインごとに個別のシードオブジェクトセットが維持されます。 • 複数のコンテキストベースラインのシードオブジェクトとして同じ部品が選択されると、シード部品の同じリビジョンが、関連するすべてのコンテキストバリエーションベースラインに関連付けられます。 • 「ベースラインオブジェクトを更新」ウィンドウでコンテキストベースラインごとに個別のシードオブジェクトセットが維持されていても、複数の異なる部品リビジョンを複数の異なるコンテキストベースラインに関連付けることはできません。ベースラインオブジェクトの更新プロセスの最初のステップではシード部品に対して表示される部品構造が 1 つのみであるからです。 • それを新規コンテキストバリエーションベースラインに追加するには、コンテキストバリエーションベースラインごとに 1 つの空のセルを選択する必要があります。たとえば、1 つの部品を 2 つの異なるバリエーションベースラインに追加する場合は、その部品の対応するバリエーションベースラインに対して 2 つの空のセルを選択します。 • 依存部品 (置換部品と依存部品の両方) は、ユーザーによって収集される場合、親またはシード部品が選択されているコンテキストバリエーションベースラインに関連付けられます。 |