リリースノート > バージョン 8.3 リリースノート > バージョン 8.3.0 リリースノート
バージョン 8.3.0 リリースノート
ThingWorx 8.3.0 では次の機能強化とバグ修正が行われています。
機能強化
プラットフォーム
管理者の パスワードは、インストール時に設定する必要があります。
管理者ユーザーのデフォルトのパスワードがなくなりました。インストール時に ThingWorx を初めて起動したときに、管理者ユーザーが作成されます。管理者ユーザーのパスワードは platform-settings.json ファイル内で指定する必要があります。
以下の AdministratorUserSettings セクション (PlatformSettingsConfig 内) を、少なくとも 14 文字の長さのパスワードと共に、platform-settings.json ファイルに追加します。配置の詳細については、 platform-settings.json コンフィギュレーションの詳細を参照してください。パスワードの設定については、 パスワードを参照してください。
* 
下に示すサンプルをコピーして貼り付けることはしないでください。お使いの platform-settings.json にフォーマットが適さない場合があります。代わりに、次のリンクをクリックして、ファイルからコピーしてください。
platform-settings.json のデフォルトの場所は /ThingworxPlatform/platform-settings.json です。THINGWORX_PLATFORM_SETTINGS 環境変数が設定されている場合は、${THINGWORX_PLATFORM_SETTINGS}/platform-settings.json が代わりに使用されます。
* 
以下の処理を強くお勧めします。
NIST ガイドラインに従って、初期の管理者パスワードに強力なパスワードを使用します。
初回のログイン後、このパスワードを別の強力なパスワードに変更します。
管理者ユーザーの作成後、このパスワードは必要なくなるので、platform-settings.json ファイルから削除します。
このプロセスは、管理者ユーザーの最初の作成時にのみ適用されます。パスワードの変更後、再起動時に元に戻ることはありません。管理者ユーザーが正しく作成され、そのパスワードが変更された後は、この設定を platform-settings.json ファイルから除去します。
* 
Tomcat の起動に失敗し、Check the InitialPassword setting in the AdministratorUserPassword section in platform-settings.json. Password must be a minimum of 10 characters というエラーメッセージがレポートされた場合は、以下を確認します。
platform-settings.json にパスワード設定が存在していること。
パスワードが有効であること (10 文字以上)。
platform-settings.json ファイルのフォーマットが正しいこと。フォーマットが正しくない場合、エラーが発生する可能性があります。
パスワードは 10 文字以上にする必要があります。
* 
この変更が影響するのは次の状況のみです。
新規ユーザーが作成された場合 (最初の管理者ユーザーを含む)。
パスワードが変更された場合。
* 
パスワードは、簡単に推測または認知できるもの (一般的なパスワード) にしないでください。長さは 14 文字以上が推奨され (システム要件では 10 文字以上)、大文字と小文字、数字、特殊文字を組み合わせます。
このリリースでは 「新規 Composer」の UI がデフォルトになっています。レガシー Composer も ( 「プリファレンス」メニューによって) まだ使用できますが、将来的なリリースでは無効になります。
Composer では、右上にある新規ブラウザアイコン を選択することで、任意の画面で新しいブラウザを開くことができます。
システムコンフィギュレーション情報の収集を支援するために、 Support Package Tool が追加されました。この情報はプラットフォーム問題を診断して対処するために役立ちます。
利用率サブシステムが追加されました。これは実行統計を提供します。
「上の偏差」、「下の偏差」、「範囲外」アラートにオプションが追加され、現在の操作条件を使用して 監視のベースラインしきい値を自動設定できるようになりました。
「アナリティクス」メニューが追加され、Analytics Builder とアナリティクスマネージャを ThingWorx Composer から直接起動できるようになりました。「アナリティクス」メニューは、ThingWorx Analytics Server がインストール済みで ThingWorx サーバーインスタンスに接続されている場合のみ使用できます。
「アクセスレポート」機能が追加されました。これはエンティティに対するユーザーまたはユーザーグループの現在のアクセス許可に関する情報を提供します。
ThingWorx Installation Guide のデザインが変更され、PDF だけでなくヘルプセンターでも提供されるようになりました。
Mashup Builder
jQuery 3.x の更新:
jQuery3 がマッシュアップと拡張機能のデフォルトのランタイム環境になりました。
* 
jQuery 1.x には index-jq1.html アクセスポイントを使用することでまだランタイムでアクセスできますが、次のリリースでサポートは終了します。
Composer で jQuery 3.x デザインタイムのサポートが追加されました。
このサードパーティライブラリのアップグレードは、最新の状態を維持し、Mashup Builder によって以前の jQuery ライブラリを使用したときに存在したセキュリティ問題を除外するために行われました。このアップグレードによりマッシュアップアプリケーションが変更される可能性があるので、この ThingWorx リリースを使用するアプリの UI での復帰サイクルを強くお勧めします。
HTML テキスト領域ウィジェットに、バインド可能なブール型プロパティ ShowToolbar が新しく追加されました。これはデフォルトで有効になり、ランタイムで編集可能なウィジェットにツールバーを表示します。
HTML テキスト領域ウィジェットのブール型の ReadOnly プロパティが、ブール型パラメータソースにバインド可能になりました。
ラベルチャートウィジェットで XAxisTitle および YAxisTitle プロパティのローカライズ機能が有効になりました。
リストウィジェットTabSequence プロパティが追加されました。
リストウィジェットの「コンボボックス」ビューに TextIfNoSelectionType プロパティが追加され、表示テキストを Editable または Placeholder のいずれかに設定できるようになりました。
バグの修正
プラットフォーム
関連する JIRA
既存のメディアエンティティに対する「テスト接続 URL」コンフィギュレーション設定が追加されました。この URL は、「ダイナミックコンテンツ」フラグをオンにする前に、ダイナミックコンテンツを提供するシステムと有効な接続を確立できるかどうかを検証します。詳細については、 メディアエンティティを参照してください。
TW-34271
Composer で「識別子」オプションを設定できない問題が修正されました。
TW-35175
ThingWorx アプリケーションの拡張機能をインポートするときにエラーが発生する問題が修正されました。
TW-35128
AzureIoTThing ベーステンプレートの使用時に Composer にエラーが表示される問題が修正されました。
TW-34593
アラートのための通知が送信できない問題が修正されました。
TW-34565
Java ベースの拡張機能のインプレースアップグレードが失敗する問題が修正されました。詳細については、 拡張機能のインポートを参照してください。
TW-34974
ユーザーが、セッションタイムアウト後またはマッシュアップからのログアウト後にログインできなかった問題が修正されました。
TW-34243
判定基準レポートを有効にしたときにエラーが発生する問題が修正されました。
TW-33656
既存の組織と存在しない組織に対するステータスコードに不一致が起こる問題が修正されました。
TW-30435
名前にハイフンを含むサービスおよびプロパティを呼び出せない問題が修正されました。
TW-30267
長時間にわたってデータが高い頻度で発生した場合にデータを値ストリームに保存できない問題が修正されました。
TW-29081
データテーブルがエクスポートされ、次にデータシェイプなしでインポートされた場合にエラーが発生する問題が修正されました。
TW-27786
Thing を保存または再起動しないとアラートが記録されない問題が修正されました。
TW-25795
無効なデータシェイプがストリーム Thing に割り当てられている場合に ThingWorx を起動できない問題が修正されました。
TW-17586
タグ付きの Thing をエクスポートしてからインポートしたときに Null ポインタ例外が発生する問題が修正されました。
TW-22171
Thing Shape のアクセス許可にアクセスできない問題が修正されました。
TW-35985
拡張機能のインポート後にローカライズテーブルが正しく読み込まれなかった問題が修正されました。
TW-35448
サーバーを再起動する前に依存拡張機能が読み込まれていない場合にインプレースアップグレードに失敗する問題が修正されました。
TW-34561
カスタム拡張機能をアップグレードできない問題が修正されました。
TW-27720
「メンバーを編集」ダイアログの表示が大きすぎる問題が修正されました。
TW-18140
Mashup Builder
関連する JIRA
マッシュアップを再表示するとタブウィジェット上のタブが表示されなくなる問題が修正されました。
TW-35299
ログアウトボタンウィジェットでリダイレクト関数が正しく機能しない問題が修正されました。
TW-34943
カスタム CSS がマッシュアップに適用されない問題が修正されました。
TW-34941
コレクションウィジェットで、データの更新時にマッシュアップに新しい値が設定されない問題が修正されました。
TW-33990
コレクションウィジェットで、ウィンドウを再表示するまでサーチ結果が表示されない問題が修正されました。
TW-33944
ナビゲーションウィジェットで、ポップアップウィンドウが閉じなくなる問題が修正されました。
TW-33200
データフィルタウィジェットの SortFilters プロパティに関するツールヒント情報が追加されました。
TW-33648
開いているポップアップから離れた後にマスター内のボタンを再度有効化できない問題が修正されました。
TW-33121
マッシュアップウィジェットとデータサービスパネル内でアイコンが表示されない問題が修正されました。
TW-32863
折りたたみパネル内のリストウィジェットが、折りたたんで再度開くと折りたたみパネルから別の場所に移動してしまう問題が修正されました。
TW-29432
編集モードにするとマッシュアップに Google ウィジェットプレビューが表示されない問題が修正されました。
TW-28308
拡張機能リソースで定義した場合に、非同期サービスのテストボタンが正しく動作しない問題が修正されました。
TW-27788
ツリーウィジェットでツリーラインが表示されない問題が修正されました。
TW-10923
グリッドウィジェットで、水平スクロールバーが Chrome 内で正しく機能しない問題が修正されました。
TW-11070
ラベルチャートウィジェットで、複数のラベルがバインドされた場合にパフォーマンスが低下する問題が修正されました。
TW-21144
ファイルアップロードウィジェットで、AllowFileTypes および MaximumFileSize プロパティが設定できない問題が修正されました。
TW-24526
ラベルチャートウィジェットの XAxisTitle および YAxisTitle プロパティにローカライズ機能とバインド機能が追加されました。
TW-34568
マッシュアップ間を切り替えたときに Mashup Builder が正しくレンダリングしない問題が修正されました。
TW-35532
メニューウィジェットで、マスターマッシュアップが更新されない問題が修正されました。
TW-35492
拡張機能
関連する JIRA
WebSocket トンネル拡張機能のセキュリティが強化されました。
TW-34600
既知の問題
ThingWorx 8.3.0 には次の既知の問題が存在します。
既知の問題
プラットフォーム/Composer
関連する JIRA
Firefox 59.0.2 以降を使用している場合、エンティティを表示すると、ナビゲーションリンク (「一般情報」など) が画面右側のダイアログ内に折りたたまれます。この問題は、今後のリリースで修正される予定です。
TW-35192
Composer が最適な状態で機能するのはローカルエリアネットワークです。低帯域幅または高遅延のネットワークを使用する場合は、ブラウザのキャッシュ機能を無効にしないでください。ブラウザのキャッシュ機能を無効にすると、読み込み時間が過度に長くなります。
該当なし
イベントの購読によって生じるファイル転送は、SuperUser という名前のシステムユーザーとしてキューに入れられます。このファイル転送ジョブは、SuperUser に Service Invoke のアクセス許可を付与し、ファイル転送ジョブで指定された宛先の Thing を表示できる組織に SuperUser を追加していないと、失敗します。
TW-25153