Microsoft SQL Server での ThingWorx Flow の必要条件
以降のセクションでは、ThingWorx Flow をインストールする前に設定する必要がある必要条件について説明します。
Windows Server 2016 と Microsoft SQL Server の必要条件
以下が必要です。
Windows Server 2016 に管理者権限がある
ThingWorx Flow 用のローカルまたはリモートデータベース接続。以下の表に、設定する必要がある必要条件を示します。
データベース接続
必要条件
ローカルデータベース接続
ThingWorx Flow をインストールするホストが Microsoft SQL Server にアクセス可能である。
有効な Microsoft SQL クライアント (sqlcmd) がインストールされており、PATH 環境変数で使用できる。
Microsoft SQL ユーザーに管理者権限がある。
リモートデータベース接続
sqlcmd をインストールし、PATH 環境変数でこれを使用可能にします。
ThingWorx Flow に使用可能な Microsoft SQL Server データベース。既存の ThingWorx Foundation データベースを使用することも、ThingWorx Flow 専用のデータベースを作成することもできます。データベースで以下のコンフィギュレーションを設定します。
エンコーディングの Collate を Latin1_General_100_CS_AS_SC に設定します。
以下のプロパティを ON に設定します。
READ_COMMITTED_SNAPSHOT
ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION
* 
以前の ThingWorx Flow インストールにはこのデータベースを使用していないことを確認します。
データベースユーザーが以下の設定と権限を持っていることを確認します。
SQL Server 認証で Microsoft SQL Server 用のログインを作成する。このログインパスワードは ThingWorx Flow データベースのログインパスワードです。
そのログインでデータベースユーザーを作成する。
データベースユーザーをデータベースの所有者として設定する。
Microsoft SQL Server データベースから、以下の値をメモしておきます。
SQL Server IP アドレスまたはホスト名
SQL Server ポート
SQL Server インスタンス
ThingWorx Flow データベース名
ThingWorx Flow データベースのログインユーザー名
ThingWorx Flow データベースのログインパスワード
* 
ThingWorx Flow では Microsoft SQL Server の強制暗号化モードはサポートされていません。インストールの前に、強制暗号化モードの値が「No」に設定されていることを確認します。
Red Hat Enterprise Linux 7.5、7.6、8.0、8.1、または 8.2 と Microsoft SQL Server の必要条件
* 
サポートされているバージョンの Red Hat Enterprise Linux に ThingWorx Flow をインストールしていることを確認します。詳細については、 サポートされるオペレーティングシステムを参照してください。
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.5 に管理者権限がある
/etc/selinux/config ファイルで SELINUX=enforcing を設定し、マシンを再起動します。
次のコマンドを実行して、Software Collections を有効にしている
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 RHSCL (RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 Extra(RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 Optional (RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 RH Common (RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 Supplementary (RPMs)'
次のコマンドを実行して、EPEL リポジトリを有効にしている
wget https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm
yum localinstall epel-release-latest-7.noarch.rpm
ThingWorx Flow 用のローカルまたはリモートデータベース接続。以下の表に、設定する必要がある必要条件を示します。
データベース接続
必要条件
ローカルデータベース接続
ThingWorx Flow をインストールするホストが Microsoft SQL Server にアクセス可能である。
有効な Microsoft SQL クライアント (sqlcmd) がインストールされており、PATH 環境変数で使用できる。
Microsoft SQL ユーザーに管理者権限がある。
リモートデータベース接続
1. sqlcmd をインストールし、PATH 環境変数でこれを使用可能にします。sqlcmd のインストール方法については、 「Linux に sqlcmd をインストールする」を参照してください。
2. インストール後、次のコマンドを実行します。
ln -s /opt/mssql-tools/bin/sqlcmd /usr/bin/sqlcmd
ThingWorx Flow に使用可能な Microsoft SQL Server データベース。既存の ThingWorx Foundation データベースを使用することも、ThingWorx Flow 専用のデータベースを作成することもできます。データベースで以下のコンフィギュレーションを設定します。
エンコーディングの Collate を Latin1_General_100_CS_AS_SC に設定します。
以下のプロパティを ON に設定します。
READ_COMMITTED_SNAPSHOT
ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION
* 
以前の ThingWorx Flow インストールにはこのデータベースを使用していないことを確認します。
データベースユーザーが以下の設定と権限を持っていることを確認します。
SQL Server 認証で Microsoft SQL Server 用のログインを作成する。このログインパスワードは ThingWorx Flow データベースのログインパスワードです。
そのログインでデータベースユーザーを作成する。
データベースユーザーをデータベースの所有者として設定する。
Microsoft SQL Server データベースから、以下の値をメモしておきます。
SQL Server IP アドレスまたはホスト名
SQL Server ポート
SQL Server インスタンス
ThingWorx Flow データベース名
ThingWorx Flow データベースのログインユーザー名
ThingWorx Flow データベースのログインパスワード
* 
ThingWorx Flow では Microsoft SQL Server の強制暗号化モードはサポートされていません。インストールの前に、強制暗号化モードの値が「No」に設定されていることを確認します。