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プロパティ依存の条件の設定
プロパティの依存を使用すると、ローカルまたはリモートのプロパティが特定の値または特定の範囲内にある要件に基づいて、パッケージのデプロイメントの条件を設定できます。
手順 1: プロパティの依存を作成する方法
手順 2: デプロイメントの対象となるプロパティ依存の作成方法
手順 1 では、「プロパティ名」「演算子」、および「プロパティ値」の任意の組み合わせを使用できますが、その関係がデプロイメントに適していることを確認する必要があります。次の規則に従います。
「プロパティ値」とアセットの「プロパティ値」のタイプが一致しない場合、その送信ターゲットのデプロイメントはタイプ不一致のエラーが発生して失敗します。
「演算子」および「プロパティ値」はタイプで一致する必要があります。
次のテーブルに、使用可能な組み合わせを示します。
演算子/プロパティ値のタイプ
文字列
ブール型
数値
>
いいえ
いいえ
はい
<
いいえ
いいえ
はい
>=
いいえ
いいえ
はい
<=
いいえ
いいえ
はい
==
はい
はい
はい
!=
はい
はい
はい
*
はい (値は無視されます)
はい (値は無視されます)
はい (値は無視されます)
手順 3: デプロイメントの開始時におけるパッケージの評価方法
パッケージをデプロイする前に考慮する必要があるパッケージタイプ (ファイルベースまたは指示ベース) およびプロパティタイプ (ローカルまたはリモート) に基づいて、動作に違いがあります。
ほとんどの場合、評価はローカル、つまり ThingWorx Software Content Management 側で行われ、アセットの Thing からプロパティ値が取得されます。ただし、指示ベースのパッケージタイプでは、この条件を Axeda Agent で評価できます。
次のテーブルでは、パッケージタイプとプロパティタイプ (ローカルまたはリモート) に応じて、条件が評価される方法と場所について説明しています。
パッケージタイプ/プロパティシナリオ
ローカルプロパティ
リモートプロパティ
プロパティが Thing に存在しない (アセットに存在する可能性あり)
ファイルベース
ローカルで評価
ローカルで評価
失敗
指示ベース
ローカルで評価
エージェントで評価
エージェントで評価
失敗したデプロイメントの例
送信ターゲットへのパッケージのデプロイメントの開始時に、実際のアセットの「プロパティ値」に対して条件がチェックされます (Thing 上であるかアセット自体であるかは関係ありません。差異については、前のテーブルを参照してください)。アセットの「プロパティ値」「演算子」「プロパティ値」をチェックします。
たとえば、プロパティ「温度」 = 24 (アセットの 「プロパティ値」 = 24) を持つアセットがある場合、以下との依存を入力します。
プロパティ名 = 温度
演算子 = >
プロパティ値 = 25
その後、デプロイメント中に、この条件がチェックされます。
24 > 25
デプロイメントで、失敗の理由を説明するステータスメッセージが表示されなくなります。
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