Mashup Builder > ウィジェット > ウィジェットのコンフィギュレーション > ウィジェットの日付と時刻のフォーマット
ウィジェットの日付と時刻のフォーマット
日付と時刻のフォーマット文字列を組み合わせて使用することで、ウィジェットでの日付と時刻のフォーマットを設定できます。日付と時刻の表示はロケールとコンテキストによって異なります。フォーマットによって、マッシュアップが別の言語で表示される場合の日付と時刻をローカライズできます。さらに、日付ピッカーや値表示ウィジェットなど、日付と時刻を表示するウィジェットでの日付と時刻の表示方法を制御することもできます。日付の形式は、以下の 2 つの方法のいずれかによって指定できます。
ウィジェットのフォーマットプロパティで形式を手動で入力する。
ローカライズトークンを使用して、ユーザーロケールに基づいて個別に日付の形式を作成して使用する。
サポートされる形式は Moment.js JavaScript ライブラリに基づいており、大文字と小文字が区別されます。このライブラリの詳細については、以下を参照してください。
このトピックは以下のセクションで構成されています。
サポートされる日付形式
日付に使用可能な形式を以下のテーブルに示します。
* 
以下のリストは、ThingWorx Web Component SDK の一部として提供されている Web コンポーネントウィジェットに適用されます。
タイプ
フォーマット
出力
曜日
d
0 から 6 の範囲で表示します (0 は日曜日、6 は土曜日)。
1
dd
曜日の最初の 2 文字を表示します。
Mo
ddd
曜日の最初の 3 文字を表示します。
Mon
dddd
曜日のフルネームを表示します。
Monday
YY
年を 2 桁の数字で先頭にゼロを付けて表示します。たとえば、2009 は 09 と表示されます。
09
YYYY
年を 4 桁の数字で表示します。
2009
M
月の数字を 1 から 12 の範囲で表示します (1 月は 1、12 月は 12)。
1
Mo
月の数字を 1 から 12 の範囲で序数標識を付けて表示します (1 月は 1st、12 月は 12th)。
12th
MM
月の数字を 01 から 12 の範囲で表示します (1 月は 01、12 月は 12)。
01
MMM
月を短縮文字列で表示します。
Jan
MMMM
月のフルネームを文字列として表示します: January
January
四半期
Q
四半期の数字を 1 から 4 の範囲で表示します。
2
Qo
四半期の数字を 1 から 4 の数字に序数標識を付けて表示します。
2nd
D
日付を 1 から 31 の範囲の数字で表示します。
30
Do
日付を 1 から 31 の範囲の数字で序数標識を付けて表示します (1 日は 1st、31 日は 31th)。
30th
DD
01 から 31 の日付の数字を表示します。
23
年間通算日
DDD
年間通算日を 1 から 365 の範囲の数字で表示します。
51
DDDo
年間通算日を 1 から 365 の範囲の数字で序数標識を付けて表示します (1 日目は 1st、最終日は 365th)。
51st
DDDD
年間通算日を 001 から 365 の範囲の数字で表示します。
051
週番号
w
現在の週を 1 から 53 の範囲の数字で表示します。
42
wo
週番号を 1 から 53 の数字に序数標識を付けて表示します。
42nd
ww
現在の週を 1 から 53 の範囲の数字で表示します。10 より小さい数字には先頭にゼロが表示されます。
01
サポートされる時刻形式
時刻に使用可能な形式を以下のテーブルに示します。
タイプ
フォーマット
出力
24 時間形式
H
24 時間形式で時を表示します。
0
23
HH
24 時間形式で時を表示し、10 より小さい値の先頭にはゼロを付けます。
00
23
12 時間形式
h
12 時間形式で時を表示します。
1
12
hh
12 時間形式で時を表示し、10 より小さい値の先頭にはゼロを付けます。
01
12
m
分を表示します。
0
59
mm
2 桁の数字で分を表示し、10 より小さい値の先頭にはゼロを付けます。
00
59
s
秒を表示します
0
59
ss
先頭にゼロを付けて秒を表示します。
00
59
AM/PM
a
12 時間形式を使用している場合に、略語 AM と PM を小文字で表示します。
am
pm
A
12 時間形式を使用している場合に、略語 AM と PM を大文字で表示します。
AM
PM
ミリ秒
SSS
千分の 1 秒を表示します。
001
センチ秒
SS
百分の 1 秒を表示します。
01
デシ秒
S
十分の 1 秒を表示します。
1
タイムゾーンオフセット
Z
現在のタイムゾーンの協定世界時 (UTC) オフセットを表示します。
+3:00
ZZ
現在のタイムゾーンの UTC オフセットをコロンセパレータなしで表示します。
+300
日付と時刻のセパレータの使用
各種日時単位間のセパレータとして、任意の句読点文字を使用できます。
, (コンマ)
.(ピリオド)
: (コロン)
- (ダッシュ)
/ (スラッシュ)
空白を残すことによって単位を分離することもできます。
日付と時刻の形式の使用例
使用可能な時刻形式と日付形式を組み合わせることで、要件に従って日付を表示できます。たとえば、以下のように日付と時刻を表示するには、
以下の形式を使用します。
DD-MM-YYYY hh:mm:ss
ここで、
DD は日を表します: 11
MM は月を表します: 10
YYYY は年を表します: 2020
hh:mm:ss は 12 時間形式の時刻を表します: 12:00:00
角括弧で囲んだ文字列を追加することで、日付を文または語句として表示することもできます。たとえば、以下の図は日付ピッカーウィジェット内の日付を示しています。
dddd [the] Do [of] MMMM [at] hh:mm:ss a
ここで、
ddd は曜日を文字列として表します: Sunday
Do は序数標識付きの日の数字を表します: 11th
MMMM は月名を表します: October
hh:mm:ss は時刻を表します: 12:00:00
a は AM/PM を小文字で表します: am
四半期名を Q1、Q2、Q3、Q4 として省略するには、以下のように入力します。
[Q]Q
ここで、[Q] は文字列、Q は四半期の番号を表します。
日付と時刻のフォーマットに使用するローカライズトークンの作成
ローカライズトークンを使用して、ユーザーの現在のロケールに基づいて日付の形式を自動的に変換できます。日付の形式のローカライズトークンを追加するには、以下の手順を実行します。
1. Composer で、Default ローカライズテーブルを開きます。
2. 「ローカライズトークン」タブで、「追加」をクリックします。サイドパネルが表示されます。
3. 「名前」ボックスに、トークン名を入力します。この名前は、ほかの言語のトークンを追加するときに参照として使用されます。
4. 「トークン値」ボックスに、現在の言語で使用するデータと時刻の形式を入力します。Default テーブルでは英語での形式が設定されます。
5. 入力したローカライズトークン名をメモし、 をクリックしてトークンを追加してパネルを閉じてから、「保存」をクリックします。そのローカライズトークンがテーブルに追加されます。
6. 手順 1 から 5 を繰り返して、変更する各言語の日付と時刻の形式を定義します。ほかのテーブルのトークンを作成する際には、Default テーブルで指定したトークン名を参照として使用します。
言語ごとに形式が異なるローカライズトークンが定義されました。ローカライズトークンを設定するには、以下の手順を実行します。
1. Mashup Builder で、日付と時間のフォーマットをサポートするウィジェットを選択し、「プロパティ」パネルを開きます。
2. 日付と時刻の形式のプロパティの横にある ローカライズアイコン をクリックし、サーバー上で使用可能なトークンのリストから選択します。
3. ボックスに、前の手順で作成したトークン名を入力します。
4. 「保存」をクリックしてマッシュアップを保存します。
ローカライズトークンを使用してプロパティ値が設定されるようになり、マッシュアップの現在のロケールに基づいて日付の形式が自動的に変更されます。
一部のウィジェットではウィジェットコンフィギュレーションダイアログボックスを使用して日付と時刻の形式を設定できます。たとえば、値表示ウィジェットでのフォーマットを設定するには、プロパティ ValueFormat の横にある「レンダラーと状態」をクリックします。ダイアログボックスで、「レンダラー」の下の DATETIME を選択します。このダイアログボックスを使用して、アドバンスグリッドなどのその他のウィジェットでの日付と時刻を設定できます。
ローカライズテーブルとトークンの詳細については、ローカライズテーブルを参照してください。
これは役に立ちましたか?