ThingWorx Flow のアクセス許可の設定
ユーザーが ThingWorx Flow でワークフローを作成、編集、実行するには、特別なアクセス許可が付与されている必要があります。管理者ユーザーは、追加の設定なしで、これらすべての機能にアクセスできます。
ワークフローエディタを使用するためのアクセス許可
ワークフローエディタを使用するには、ThingWorx Composer でワークフロー Thing と WorkflowSubsystem サブシステムにアクセス許可が付与されている必要があります。管理者として、以下の操作を行います。
1. ワークフロー Thing を編集し、「アクセス許可」をクリックします。
a. 「表示」を選択し、そのユーザーが属する組織または組織単位がリストされていることを確認します。
b. 「ランタイム」を選択し、ユーザーまたはユーザーグループをリストに追加してから、
「サービスの実行」の下の
をクリックします。
| これはすべてのサービスのエンティティレベルで設定でき、これによってユーザーはワークフローエディタで定義されているすべてのワークフローを実行できるようになります。あるいは、「プロパティ、サービス、またはイベントのオーバーライド」セクションでワークフローサービスの名前を選択することによって、ワークフローごとに「サービスの実行」アクセス許可を付与できます。 |
c. 「デザインタイム」を選択し、ユーザーまたはユーザーグループをリストに追加してから、
「読み取り」、
「更新」、
「削除」の下の
をクリックします。
d. 「保存」をクリックします。
2. WorkflowSubsystem サブシステムを編集してから、「アクセス許可」をクリックします。
a. 「表示」を選択し、そのユーザーが属する組織または組織単位がリストされていることを確認します。
b. 「ランタイム」を選択し、ユーザーまたはユーザーグループをリストに追加してから、
「サービスの実行」の下の
をクリックします。
c. 「保存」をクリックします。
ThingWorx エンティティにワークフローサービスを作成するためのアクセス許可
| 複数のエンティティに変更を適用しなければならない場合、ホームタブで複数選択のチェックボックスを使用し、テーブルの上部にある「アクセス許可」をクリックします。 |
ユーザーが ThingWorx Composer で Thing、Thing Template、または Thing Shape エンティティに「ワークフロー」サービスを作成できるようにするには、ThingWorx の標準のサービスアクセス許可が必要です。管理者として、以下の操作を行います。
1. ユーザーが ComposerUsers ユーザーグループに属しているかそのグループと同じアクセス許可を持っていることを確認します。
2. エンティティを編集し、「アクセス許可」をクリックします。
a. 「表示」を選択し、そのユーザーが属する組織または組織単位がリストされていることを確認します。
b. 「デザインタイム」を選択し、ユーザーまたはユーザーグループをリストに追加してから、
「読み取り」、
「更新」、
「削除」の下の
をクリックします。
c. 「保存」をクリックします。
ワークフローとトリガー
◦ すべてのワークフローは、ワークフロー Thing へのアクセス権を持つユーザーに公開されます。ワークフロー Thing には次の 3 つのレベルのユーザーアクセス権があります。
▪ 表示 - ワークフローを表示できます。
▪ ランタイム - ワークフローを表示および実行できます。
▪ デザインタイム - ワークフローを表示、実行、作成、更新、削除できます。
◦ ユーザー ID-パスワード、アクセストークン、アプリケーションキーなどの承認の詳細が含まれているワークフローは、
▪ そのワークフローへのランタイムアクセス許可を持つすべてのユーザーが実行できますが、ワークフロー内の承認の詳細を表示することはできません。
▪ そのワークフローへのデザインタイムアクセス許可を持つすべてのユーザーが編集できます。承認の詳細を所有者以外のユーザーが表示したり編集したりすることはできません。コネクタの共有の詳細については、
コネクタの共有を参照してください。
◦ すべてのトリガーがパブリックであり、ワークフローへのアクセス権を持つユーザーが表示および使用できます。ただし、トリガーは作成者によって所有され、そのトリガーの作成者だけが削除できます。トリガーはデフォルトで共有されるので、共有をサポートしません。
トリガーを作成、編集、削除するためには、ワークフロー Thing に対するデザインタイムアクセス許可が必要です。