Microsoft SQL Server の設定
Microsoft SQL Server のサンプル Docker Compose ファイルは、PTC ソフトウェアダウンロードサイトの ThingWorx Platform の部分からダウンロードできる Dockerfile に含まれています。
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初期メモリは 2 GB に設定され、最大メモリは 4 GB に設定されています。ボリュームマウントは docker-compose ファイルが基準になります。この場所にログとコンフィギュレーションファイルが保管されてコンテナでの永続化が有効になります。
プラットフォームサービスの environment セクションに以下のオプションを追加することで、このインスタンスのコンフィギュレーションを制御できます。
変数名
デフォルト
コメント
DATABASE_HOST
文字列
mssql
SQL Server データベースホストのホスト名、サービス名、または IP アドレスを指定します。
DATABASE_PORT
数値
1433
SQL Server データベースのポート番号を指定します。
DATABASE_ADMIN_USERNAME
文字列
SA
SQL Server データベースの管理者ユーザー名を指定します。コンテナを正常に作成するには、指定されているデフォルト値を使用する必要があります。
DATABASE_ADMIN_PASSWORD
文字列
PASSWORD
SQL Server データベースの管理者パスワードを指定します。DATABASE_ADMIN_PASSWORDSA_PASSWORD の値は同じでなければなりません。
DB_TYPE
文字列
mssql
デフォルトの永続化プロバイダの名前を指定します。注記: この変数は ThingWorx 9.3.0 以降のバージョンではサポートされていません。
SA_PASSWORD
文字列
PASSWORD
SA パスワードを指定します。DATABASE_ADMIN_PASSWORDSA_PASSWORD の値は同じでなければなりません。
ENABLE_HTTP
true/false
true
Tomcat で HTTP コネクタを有効にすることで、コンテナへのトラフィックをセキュリティ保護しません
ENABLE_HTTPS
true/false
false
Tomcat で HTTPS コネクタを有効にすることで、コンテナへのトラフィックをセキュリティ保護します。キーストアも用意し、SSL_KEYSTORE_PASSWORD を設定しなければなりません。
SSL_KEYSTORE_PASSWORD
文字列
PASSWORD
Tomcat で SSL 通信に使用されるキーストアへのパスワードを指定します。
SSL_KEYSTORE_BASE_PATH
文字列
/ThingworxPlatform
Tomcat SSL キーストアへのパスを指定します。キーストアをデフォルトフォルダ以外のコンテナ内の場所に保管する場合、この変数を設定しなければなりません。
SSL_KEYSTORE_FILENAME
文字列
keystore.jks
Tomcat SSL キーストアのファイル名を指定します。キーストアにデフォルト以外のファイル名を付ける場合、この変数を設定しなければなりません。
TOMCAT_SSL_PROTOCOLS
文字列
TLSv1.2
Tomcat SSL プロトコルを指定します。Tomcat で使用されている SSL プロトコルをオーバーライドする場合にこれを設定します。
SERVER_HTTP_PORT
文字列
8080
Tomcat が HTTP 通信を監視するポートを指定します。このポートが変更された場合、公開されるポートを Compose ファイルで変更しなければなりません。
SERVER_HTTPS_PORT
文字列
8443
Tomcat が HTTPS 通信を監視するポートを指定します。このポートが変更された場合、公開されるポートを Compose ファイルで変更しなければなりません。
DOCKER_DEBUG
true/false
false
コンテナ起動時にデバッグ情報を記録するオプションを切り替えます。これには機密情報が含まれている可能性があることに注意してください。
TWX_DATABASE_USERNAME
文字列
""
データベース用に作成される ThingWorx ユーザーを指定します。この変数は ThingWorx Platform を起動する前に手動で設定しなければなりません。
TWX_DATABASE_PASSWORD
文字列
""
データベース用の ThingWorx ユーザーのパスワードを指定します。この変数は ThingWorx Platform を起動する前に手動で設定しなければなりません。
TWX_DATABASE_SCHEMA
文字列
""
ThingWorx インスタンスのスキーマ名を指定します。この変数は ThingWorx Platform を起動する前に手動で設定しなければなりません。
LS_USERNAME
文字列
""
ThingWorx ライセンスを取得する PTC ログインユーザー名を指定します。
LS_PASSWORD
文字列
""
ThingWorx ライセンスを取得する PTC ログインパスワードを指定します。
ENABLE_BACKUP
true/false
false
バックアップのオプションを切り替えます。
ENABLE_LOGGING
true/false
true
ログ作成のオプションを切り替えます。
ENCRYPT_CREDENTIALS
true/false
false
platform-settings.json ファイル内のデータベースとライセンスのパスワードを暗号化するオプションを切り替えます。
THINGWORX_INITIAL_ADMIN_PASSWORD
文字列
""
ThingWorx での管理者ユーザーの初期パスワードを設定します。この変数は ThingWorx Platform を起動する前に手動で設定しなければなりません。ThingWorx が正常に起動した後でこのパスワードを変更できます。
THINGWORX_INITIAL_METRICS_USER_PASSWORD
文字列
""
ThingWorx での MetricsUser の初期パスワードを設定します。これはオプションの変数です。ThingWorx Platform を起動する前に手動で設定します。ThingWorx が正常に起動した後でこのパスワードを変更できます。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ENABLED
true/false
false
拡張パッケージアップローダを介した拡張パッケージのインポートのグローバルな有効化/無効化を制御します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_JARRES
true/false
false
Jar (Java) リソースが含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に jar ファイルが含まれている場合、インポートは失敗します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_JSRES
true/false
false
Javascript リソースが含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に javascript ファイルが含まれている場合、インポートは失敗します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_CSSRES
true/false
false
CSS リソースが含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に css ファイルが含まれている場合、インポートは失敗します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_JSONRES
true/false
false
JSON リソースが含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に json ファイルが含まれている場合、インポートは失敗します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_WEBAPPRES
true/false
false
WebApps リソースが含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に WebApp リソースファイルが含まれている場合、インポートは失敗します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_ENTITIES
true/false
false
拡張不可エンティティ定義が含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に拡張パッケージエンティティ以外の拡張不可エンティティ定義が含まれている場合、インポートは失敗します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_EXTENTITIES
true/false
false
拡張可能エンティティ定義が含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に拡張パッケージエンティティ以外の拡張可能エンティティ定義が含まれている場合、インポートは失敗します。
ENABLE_CONSOLE_OUTPUT
true/false
false
コンソールのログを有効にします。
ENABLE_CLUSTERED_MODE
true/false
false
クラスタモードを有効にするには true に設定します。
HTTP_PORT
数値
Null
HTTP 通信に使用するポート。SERVER_HTTP_PORT と一致する必要があります。サービス検出に使用されます。
HTTP_SERVICE_NAME
文字列
thingworx-http
ThingWorx Platform の HTTP サービス名。サービス検出に使用されます。
HTTPS_PORT
数値
Null
HTTPS 通信に使用するポート。SERVER_HTTPS_PORT と一致する必要があります。サービス検出に使用されます。
HTTPS_SERVICE_NAME
文字列
thingworx-https
ThingWorx Platform の HTTPS サービス名。サービス検出に使用されます。
TOMCAT_SSL_CIPHERS
文字列
""
コンマで区切られた暗号スイートのオプションのリスト。リストされているこれらの暗号のみに HTTPS 接続を制限します。設定されていない場合、デフォルトの JVM 暗号が使用されます。
TOMCAT_COMPRESSION
on/off/force
off
Tomcat の圧縮を有効または無効にします。コネクタで HTTP/1.1 GZIP 圧縮を使用してサーバーの帯域幅を節約できます。使用可能な値には off (圧縮を無効にする)、on (テキストデータの圧縮を許可する)、force (例外なく圧縮を強制する) があります。
* 
コネクタが sendfile 機能をサポートしている場合 (NIO コネクタなど)、sendfile の使用は圧縮よりも優先されます。
TOMCAT_COMPRESSION_MIN_SIZE
数値
2048
TOMCAT_COMPRESSIONon である場合に出力を圧縮する前の最小データ量を指定します。
TOMCAT_USE_SEND_FILE
true/false
true
sendfile 機能を有効または無効にします。sendfile を使用すると、そうでない場合に Tomcat が応答に対して実行する圧縮が無効になります。
COORDINATOR_HOSTS
文字列
""
Zookeeper エンドポイントのコンマ区切りリスト。各エンドポイントは _host_:_port_ です。
IGNITE_ZK_CONNECTION
文字列
""
サービス検出に使用される Zookeeper のホストとポート
ZK_SSL_ENABLED
true/false
false
Zookeeper 用に SSL を有効にします。
ZK_SSL_KEYSTORE_LOCATION
文字列
/certs/zookeeper.p12
Zookeeper キーストアへのパス。
ZK_SSL_KEYSTORE_PASSWORD
文字列
""
Zookeeper キーストアのパスワード。
ZK_SSL_TRUSTSTORE_LOCATION
文字列
""
Zookeeper トラストストアへのパス。
ZK_SSL_TRUSTSTORE_PASSWORD
文字列
""
Zookeeper キーストアのパスワード。
CATALINA_OPTS
文字列
""
Tomcat に渡される Java ランタイムオプション。
DATABASE_ADMIN_SCHEMA
文字列
postgres
DB サーバー上のデフォルトスキーマの名前。
TWX_KEYSTORE_PASSWORD
文字列
""
ThingWorx キーストアパスワードの設定に使用するパスワード。設定されていない場合、ThingWorx は初回起動時にランダムなパスワードを作成します。
このパスワードを設定することで、HA の設定および古いデータ/ボリュームの復元にそのパスワードが使用されるようにします。
SECRET_CX_APP_KEY
文字列
""
接続サーバーが ThingWorx への接続に使用するアプリケーションキー
SECRET_PROVISIONING_APP_KEY
文字列
""
初回起動時に ThingWorx のプロビジョニングに使用されるアプリケーションキー。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_HA_COMPATIBILITY_LEVEL
WARN/DENY
WARN
HA と互換性のある拡張機能を許可するか拒否するかを制御する拡張機能インポートポリシーコンフィギュレーション。オプションは WARN または DENY です。
WARN に設定した場合、HA に準拠していない拡張機能もインポートされますが、アプリケーションログに警告が書き込まれます。
DENY に設定した場合、HA に準拠する拡張機能のみをインポートできます。
ENABLE_PROPERTY_TRANSFORM
true/false
false
プロパティ変換を有効にするには true に設定します。
PROPERTY_TRANSFORM_RABBITMQ_HOST
""
localhost
プロパティ変換で使用する RabbitMQ ホスト。
PROPERTY_TRANSFORM_RABBITMQ_PORT
文字列
5672
プロパティ変換で使用する RabbitMQ ポート。
PROPERTY_TRANSFORM_RABBITMQ_USERNAME
文字列
admin
プロパティ変換で使用する RabbitMQ ユーザー名。
PROPERTY_TRANSFORM_RABBITMQ_PASSWORD
文字列
""
プロパティ変換で使用する RabbitMQ パスワード。
PROPERTY_TRANSFORM_RABBITMQ_VHOST
文字列
/
プロパティ変換で使用する RabbitMQ Vhost。
IGNITE_SSL_ACTIVE
true/false
false
Ignite 用に SSL を有効にします。
IGNITE_KEYSTORE_FILE_PATH
文字列
/certs/ignite.pfx
Ignite キーストアへのパス。
IGNITE_KEYSTORE_PASSWORD
文字列
""
Ignite キーストアのパスワード。
ZK_SASL_ENABLED
true/false
false
Zookeeper での SASL 認証を有効にします。
ZK_SASL_SECURITY_AUTH_LOGIN_CONFIG
文字列
/tmp1/jaas.conf
JAAS コンフィギュレーションファイルへのパス。
ZK_SASL_SECURITY_KRB5_CONF
文字列
/tmp1/krb5.conf
Kerberos コンフィギュレーションファイルへのパス。
AKKA_SSL_ENABLED
true/false
true
tls Akka 通信をオン/オフにします。
AKKA_KEYSTORE
文字列
/certs/keystore.jks
Akka キーストアへのパスは証明書ボリュームに保存できます。たとえば、/certs/keystore.jks などです。
AKKA_TRUSTSTORE
文字列
/certs/truststore.jks
Akka トラストストアへのパスは証明書ボリュームに保存できます。たとえば、/certs/truststore.jks などです。
AKKA_KEYSTORE_PASSWORD
文字列
デフォルト値は設定されていません
AKKA_KEYSTORE からのパスワード。
AKKA_TRUSTSTORE_PASSWORD
文字列
デフォルト値は設定されていません
AKKA_TRUSTSTORE からのパスワード。
自分のサイトに固有の場所にボリュームパスを変更することもできます。ボリュームパスでは以下の構文が使用されます。
"./<ローカルマウントへのパス>:/<コンテナマウントへのパス>"
例:
"/opt/ThingworxPlatform:/ThingworxPlatform"
* 
ボリュームパスを更新する場合、内部コンテナのマウントポイントは変わらないので、ローカルマウントのみを変更します。
MS SQL Server Docker イメージはテストを簡単に行うために提供されています。提供されている MS SQL Server Docker を本番用には使用しないでください。最良事例としては、本番用に独自の MS SQL Server 環境を設定します。
Docker の外に存在する Microsoft SQL Server データベースに接続するには、mssql サービスを Compose ファイルから除去し、以下の変数を platform 環境変数に追加します。
DATABASE_ADMIN_USERNAME
DATABASE_ADMIN_PASSWORD
これらはユーザー、データベース、またはスキーマの作成が承認されている Microsoft SQL Server データベース上の管理者アカウントであり、ThingWorx コンテナは初回起動時にこれをロードします。外部の Microsoft SQL Server データベースを使用するためのプラットフォーム設定が含まれている Compose ファイルの例については、ThingWorx Docker での外部 Microsoft SQL Server データベースの使用を参照してください。
外部データベースを使用している場合、ThingWorx スキーマを手動でインストールでき、ThingWorx Docker コンテナ用の管理者資格証明は入力しません。これを行うには、変数 DATABASE_HOSTDATABASE_PORTTWX_DATABASE_USERNAMETWX_DATABASE_PASSWORD、および TWX_DATABASE_SCHEMA を適宜設定します。
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