H2 の設定
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このトピックは単一サーバー環境にのみに関連します。
H2 のサンプル Docker Compose ファイルは、PTC ソフトウェアダウンロードサイトの ThingWorx Platform の部分からダウンロードできる Dockerfile に含まれています。
初期メモリは 2 GB に設定され、最大メモリは 4 GB に設定されています。
プラットフォームサービスの environment セクションに以下のオプションを追加することで、このインスタンスのコンフィギュレーションを制御できます。
変数名
デフォルト
コメント
ENABLE_HTTP
true/false
true
Tomcat で HTTP コネクタを有効にすることで、コンテナへのトラフィックをセキュリティ保護しません。
ENABLE_HTTPS
true/false
false
Tomcat で HTTPS コネクタを有効にすることで、コンテナへのトラフィックをセキュリティ保護します。キーストアも用意する必要があり、SSL_KEYSTORE_PASSWORD が設定されていなければなりません。
SSL_KEYSTORE_PASSWORD
文字列
PASSWORD
Tomcat で SSL 通信に使用されるキーストアへのパスワードを設定します。
SSL_KEYSTORE_BASE_PATH
文字列
/ThingworxPlatform
Tomcat SSL キーストアへのパスを設定します。キーストアをデフォルトフォルダ以外のコンテナ内の場所に保管する場合、この変数を設定しなければなりません。
SSL_KEYSTORE_FILENAME
文字列
keystore.jks
Tomcat SSL キーストアのファイル名を設定します。キーストアにデフォルト以外のファイル名を付ける場合、この変数を設定しなければなりません。
TOMCAT_SSL_PROTOCOLS
文字列
TLSv1.2
Tomcat SSL プロトコルを指定します。Tomcat で使用されている SSL プロトコルをオーバーライドする場合にこれを設定します。
SERVER_HTTP_PORT
文字列
8080
Tomcat が HTTP 通信を監視するポートを指定します。このポートが変更された場合、公開されるポートを Compose ファイルで変更しなければなりません。
SERVER_HTTPS_PORT
文字列
8443
Tomcat が HTTPS 通信を監視するポートを指定します。このポートが変更された場合、公開されるポートを Compose ファイルで変更しなければなりません。
DOCKER_DEBUG
true/false
false
コンテナ起動時にデバッグ情報を記録するオプションを切り替えます。これには機密情報が含まれている可能性があることに注意してください。
LS_USERNAME
文字列
""
ThingWorx ライセンスを取得する PTC ログインユーザー名を指定します。
LS_PASSWORD
文字列
""
ThingWorx ライセンスを取得する PTC ログインパスワードを指定します。
ENABLE_BACKUP
true/false
false
バックアップのオプションを切り替えます。
ENABLE_LOGGING
true/false
true
ログ作成のオプションを切り替えます。
ENCRYPT_CREDENTIALS
true/false
false
platform-settings.json ファイル内のデータベースとライセンスのパスワードを暗号化するオプションを切り替えます。
THINGWORX_INITIAL_ADMIN_PASSWORD
文字列
""
ThingWorx での管理者ユーザーの初期パスワードを設定します。この変数は ThingWorx Platform を起動する前に手動で設定しなければなりません。ThingWorx が正常に起動した後でこのパスワードを変更できます。
THINGWORX_INITIAL_METRICS_USER_PASSWORD
文字列
""
ThingWorx での MetricsUser の初期パスワードを設定します。これはオプションの変数です。ThingWorx Platform を起動する前に手動で設定します。ThingWorx が正常に起動した後でこのパスワードを変更できます。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ENABLED
true/false
false
拡張パッケージアップローダを介した拡張パッケージのインポートのグローバルな有効化/無効化を制御します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_JARRES
true/false
false
Jar (Java) リソースが含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に jar ファイルが含まれている場合、インポートは失敗します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_JSRES
true/false
false
Javascript リソースが含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に javascript ファイルが含まれている場合、インポートは失敗します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_CSSRES
true/false
false
CSS リソースが含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に css ファイルが含まれている場合、インポートは失敗します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_JSONRES
true/false
false
JSON リソースが含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に json ファイルが含まれている場合、インポートは失敗します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_WEBAPPRES
true/false
false
WebApps リソースが含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に WebApp リソースファイルが含まれている場合、インポートは失敗します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_ENTITIES
true/false
false
拡張不可エンティティ定義が含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に拡張パッケージエンティティ以外の拡張不可エンティティ定義が含まれている場合、インポートは失敗します。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_ALLOW_EXTENTITIES
true/false
false
拡張可能エンティティ定義が含まれている拡張パッケージのインポートアクセス許可を制御します。false に設定され、拡張機能に拡張パッケージエンティティ以外の拡張可能エンティティ定義が含まれている場合、インポートは失敗します。
ENABLE_CONSOLE_OUTPUT
true/false
false
コンソールのログを有効にします。
HTTP_PORT
数値
Null
HTTP 通信に使用するポート。SERVER_HTTP_PORT と一致する必要があります。サービス検出に使用されます。
HTTP_SERVICE_NAME
文字列
thingworx-http
ThingWorx Platform の HTTP サービス名。サービス検出に使用されます。
HTTPS_PORT
数値
Null
HTTPS 通信に使用するポート。SERVER_HTTPS_PORT と一致する必要があります。サービス検出に使用されます。
HTTPS_SERVICE_NAME
文字列
thingworx-https
ThingWorx Platform の HTTPS サービス名。サービス検出に使用されます。
TOMCAT_SSL_CIPHERS
文字列
""
コンマで区切られた暗号スイートのオプションのリスト。リストされているこれらの暗号のみに HTTPS 接続を制限します。設定されていない場合、デフォルトの JVM 暗号が使用されます。
TOMCAT_COMPRESSION
on/off/force
off
Tomcat の圧縮を有効または無効にします。コネクタで HTTP/1.1 GZIP 圧縮を使用してサーバーの帯域幅を節約できます。使用可能な値には off (圧縮を無効にする)、on (テキストデータの圧縮を許可する)、force (例外なく圧縮を強制する) があります。
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コネクタが sendfile 機能をサポートしている場合 (NIO コネクタなど)、sendfile の使用は圧縮よりも優先されます。
TOMCAT_COMPRESSION_MIN_SIZE
数値
2048
TOMCAT_COMPRESSIONon である場合に出力を圧縮する前の最小データ量を指定します。
TOMCAT_USE_SEND_FILE
true/false
true
sendfile 機能を有効または無効にします。sendfile を使用すると、そうでない場合に Tomcat が応答に対して実行する圧縮が無効になります。
CATALINA_OPTS
文字列
""
Tomcat に渡される Java ランタイムオプション。
TWX_KEYSTORE_PASSWORD
文字列
""
ThingWorx キーストアパスワードの設定に使用するパスワード。設定されていない場合、ThingWorx は初回起動時にランダムなパスワードを作成します。
このパスワードを設定することで、HA の設定および古いデータ/ボリュームの復元にそのパスワードが使用されるようにします。
EXTPKG_IMPORT_POLICY_HA_COMPATIBILITY_LEVEL
WARN/DENY
WARN
HA と互換性のある拡張機能を許可するか拒否するかを制御する拡張機能インポートポリシーコンフィギュレーション。オプションは WARN または DENY です。
WARN に設定した場合、HA に準拠していない拡張機能もインポートされますが、アプリケーションログに警告が書き込まれます。
DENY に設定した場合、HA に準拠する拡張機能のみをインポートできます。
ENABLE_PROPERTY_TRANSFORM
True/false
False
プロパティ変換を有効にするには true に設定します。
PROPERTY_TRANSFORM_RABBITMQ_HOST
""
localhost
プロパティ変換で使用する RabbitMQ ホスト。
PROPERTY_TRANSFORM_RABBITMQ_PORT
文字列
5672
プロパティ変換で使用する RabbitMQ ポート。
PROPERTY_TRANSFORM_RABBITMQ_USERNAME
文字列
admin
プロパティ変換で使用する RabbitMQ ユーザー名。
PROPERTY_TRANSFORM_RABBITMQ_PASSWORD
文字列
""
プロパティ変換で使用する RabbitMQ パスワード。
PROPERTY_TRANSFORM_RABBITMQ_VHOST
文字列
/
プロパティ変換で使用する RabbitMQ Vhost。
SECRET_PROVISIONING_APP_KEY
GUID
該当なし
初回起動時に ThingWorx のプロビジョニングに使用されるアプリケーションキー GUID。
自分のサイトに固有の場所にボリュームパスを変更することもできます。ボリュームパスでは以下の構文が使用されます。
"./<ローカルマウントへのパス>:/<コンテナマウントへのパス>"
例:
"/opt/ThingworxPlatform:/ThingworxPlatform"
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ボリュームパスを更新する場合、ローカルマウントのみを変更します。内部コンテナのマウントポイントが変更されることはありません。
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