Apache Ignite Docker ビルドの設定
ThingWorx HA をサポートするために必要な追加の Apache Ignite Docker イメージを構築するには、以下の操作を実行します。
「PTC ソフトウェアのダウンロード」ページから「ThingWorx Ignite」 > 「ThingWorx-Ignite-DockerFiles-v.v」の順に選択して Ignite Dockerfile をダウンロードします。
必要な Ignite ファイルが staging フォルダに存在し、構築プロセスで使用できることを確認します。
提供されているファイルとは異なるバージョンの Ignite を使用している場合、build.env 変数ファイルを適切な値に修正します。
Ignite で必要なファイル
staging フォルダには以下のファイルが存在していなければなりません。
プラットフォーム
説明
java
OpenJDK - Amazon Web Services から取得した Amazon Corretto 11.x.x ファイルまたは Oracle から取得した Java JDK (バージョン 11 または 8) アーカイブファイル。
ほかのイメージをベースとして使用する場合、dockerfiles\ignite\Dockerfile で必要な変更を行います
ファイルの例:
amazon-corretto-11.x.x-linux-x64.tar.gz
ThingWorx Ignite アーカイブ
ThingWorx Ignite アーカイブは staging フォルダに含まれており、Docker ビルドに自動的に含まれます。staging フォルダ内の変数 CACHE_API_ARCHIVE および CACHE_IGNITE_ARCHIVEbuild.env の設定と一致していることを確認します。
Docker ヘルパーアーカイブ
ThingWorx Docker ファイル Ignite-DockerFiles-2.8.0 以前に使用されます。
テンプレートプロセッサアーカイブ
template-processor プログラムは staging フォルダに含まれており、Docker ビルドに自動的に含まれます。staging フォルダ内のバージョンとアーカイブファイル名が build.env の設定と一致していることを確認します。
* 
これが Ignite-DockerFiles-2.8.0 より新しいバージョンの Docker ヘルパーアーカイブに置き換わります。
Apache Ignite アーカイブ
Apache Ignite アーカイブは staging フォルダに含まれており、Docker ビルドに自動的に含まれます。staging フォルダ内の変数 IGNITE_ARCHIVEbuild.env の設定と一致していることを確認します。
Ignite build.env 変数
build.env ファイルには、設定しなければならない変数のリストが含まれています。以下の変数を設定しなければなりません。
変数名
デフォルト
コメント
IGNITE_VERSION
2.9.0
Apache Ignite ライブラリのバージョン。
IGNITE_ARCHIVE
apache-ignite-2.9.0-bin.zip
staging フォルダに存在する Apache Ignite ライブラリの名前。
CACHE_API_ARCHIVE
cache-provider-api-3.5.3.0.jar
staging フォルダに存在する ThingWorx Cache API ライブラリ ZIP のファイル名。
CACHE_IGNITE_ARCHIVE
cache-provider-ignite-3.5.3.0.jar
staging フォルダに存在する ThingWorx Cache Ignite ライブラリ ZIP のファイル名。
DOCKER_HELPER_ARCHIVE
docker-helper-11.17.2.6-application.tar.gz
ThingWorx Docker ファイル Ignite-DockerFiles-2.8.0 以前に使用されます。
TEMPLATE_PROCESSOR_ARCHIVE
template-processor-11.17.2.6-application.tar.gz
staging フォルダに存在する Docker ヘルパーアーカイブのバージョン。
* 
これが Ignite-DockerFiles-2.8.0 より新しいバージョンの Docker ヘルパーアーカイブに置き換わります。
IGNITE_DEV_ONLY_LOGGING_DISABLED
true
Docker を直接使用しているときに、このフラグを true として設定します。これにより、デバッグレベルでの情報のログが回避されます。
Ignite ファイルのステージング
Docker イメージの構築に必要なファイルを、このリリースに含まれている staging フォルダに配置しなければなりません。staging フォルダにはベース platform-settings.json ファイルがすでに含まれています。
Apache Ignite を自動的にダウンロードするには、次の操作を行います。
1. build.env ファイルの変数を適切に設定していることを確認します。
2. コマンド ./build.sh stage を実行します。
エラーがない場合、ファイルは staging フォルダに配置され、build.env の設定と一致します。
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