ThingWorx CXServer Docker イメージの構築と設定
CXServer Docker イメージの構築
設定が完了した後、構築スクリプトを使用して ThingWorx Connection Server Docker イメージを作成できます。インクルードされている build.sh スクリプトは build.env ファイルで設定されている変数をとり、staging フォルダ内のファイルを使用して、Docker 構築コマンドで適切な変数と構築コンテキストを使用できるようにします。
イメージを構築するには、以下のコマンドを実行します。
./build.sh all
構築プロセスが完了すると、以下の Docker イメージが使用可能になります。
thingwork/cxserver-twx:latest
CXServer Docker イメージの設定
コンテナのコンフィギュレーションには次の環境変数を使用できます。これらは、DockerFile ダウンロードに含まれている example/docker-compose.yml ファイル、または Thingworx DockerFile ダウンロード内の各 <TWXdockerfile>/docker-compose-DB-clustered/.env ファイルで使用できます。
変数名
Docker Compose のデフォルト
コメント
CXSERVER_APP_KEY
デフォルト値は設定されていません
接続サーバーが接続に使用する ThingWorx のアプリケーションキー。
TWX_PLATFORM_SERVICE_NAME
デフォルト値は設定されていません
ThingWorx Platform エンドポイントを解決するためのサービス検出を有効にします。
TWX_PLATFORM_TLS_ENABLED
false
ThingWorx Platform に接続する際にセキュリティ保護された WebSocket (wss) またはセキュリティ保護されていない WebSocket (ws) のどちらを使用するかを指定します。
TWX_PLATFORM_TRANSPORT
WEBSOCKETS_ACTIVE_ACTIVE
ThingWorx Platform との間でメッセージを送信/受信するための転送。websockets または websockets_active_active
LOG_LEVEL
Info
root ロガーのログレベル。
CXSERVER_THING_NAME
デフォルト値は設定されていません
接続サーバーのバインド先となる Thing の名前。指定されていない場合、接続サーバーは "AlwaysOn-cxserver-{UUID}" というフォーマットを使用してランダム UUID にバインドします。
CXSERVER_SSL_ENABLED
false
接続サーバーで SSL を有効にするフラグ。
SERVICE_DISCOVERY_ENDPOINT
デフォルト値は設定されていません
サービス検出に使用する Zookeeper へのアドレス。例: zookeeper:2821
SSL 用 CXServer Docker イメージの設定
ファイルの environment セクションに以下のオプションの変数を追加することで、SSL を使用するように接続サーバーを設定できます。
変数名
イメージのデフォルト
コメント
CXSERVER_SSL_CLIENT_AUTH_MODE
None
クライアント認証モード。
CXSERVER_SSL_KEYSTORE_LOCATION
/certs/connectionserver.p12
接続サーバーのキーストアへのパス。
CXSERVER_SSL_KEYSTORE_PASSWORD
ptcptc
接続サーバーのキーストアのパスワード。
CXSERVER_SSL_TRUSTSTORE_LOCATION
デフォルト値は設定されていません
接続サーバーのトラストストアへのパス。例: /certs/connectionserver-truststore.p12
値が設定されていない場合、デフォルトの信頼ストアは Java ディストリビューションからの cacerts ファイルです。
CXSERVER_SSL_TRUSTSTORE_PASSWORD
デフォルト値は設定されていません
接続サーバーのキーストアのパスワード。
APP_XOPTS
デフォルト値は設定されていません
Zookeeper SASL 認証のために渡すことができる追加のフラグ。
CXSERVER_HTTPS_ACTIVE
true
接続サーバーで HTTPS を有効にします。
CXSERVER_SASL_ENABLED
false
接続サーバーで SASL を有効にするフラグ。
CXSERVER_SASL_KRB5_CONF_FILE
/tmp/krb5.conf
krb5 config ファイルへのパス。
CXSERVER_SASL_JAAS_FILE
/tmp/jaas.conf
jaas config ファイルへのパス。
CXSERVER_VERIFY_HOST
true
ThingWorx への TLS 接続でホスト名検証を有効にするフラグ。
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