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アドバンスグリッド (レガシー)
概要
アドバンスグリッドには、グリッド (アドバンス) とツリーグリッド (アドバンス) の 2 つのウィジェットがあります。どちらのウィジェットでも、グリッドビューで柔軟かつインタラクティブにデータを表示できます。各ウィジェットは列データをレンダーする多数の方法をサポートしており、データ表示をその場で設定できます。
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ThingWorx 9.3 以降では、グリッド (アドバンス) ウィジェットが標準のグリッド (テーマ指定可能) ウィジェットに置き換えられています。
ThingWorx 9.3.4 以降では、ツリーグリッド (アドバンス) ウィジェットが標準のグリッド (テーマ指定可能) ウィジェットに置き換えられています。
アドバンスグリッドウィジェットおよびアドバンスツリーグリッドウィジェットとレガシーグリッドの相違点
アドバンスグリッドウィジェットは、完全に動的なグリッドコンフィギュレーションのためのオプションを提供します。グリッドが ThingWorx サービスを介して動的に設定されている場合、データシェイプに依存せずにグリッドを構築できます。どちらのグリッドウィジェットでも、デザインタイム環境とランタイム環境でのグリッドの操作が簡単になります。
さらに、アドバンスツリーグリッドは階層データを処理するように設計されており、展開可能なノードによってツリー構造内のデータの親子関係が表示されます。
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アドバンスグリッドウィジェットおよびアドバンスツリーグリッドウィジェットにはレガシーグリッドウィジェットとの後方互換性はありません。これらのアドバンスグリッドは標準グリッドとは別の選択肢です。アドバンスグリッドにはアドバンス機能が含まれていますが、これらの機能は標準グリッドで使用可能な各機能に 1 対 1 で置き換わるものではありません。標準グリッドからどららかのアドバンスグリッドへのアップグレードパスはありません。
以降のセクションでは、両方のアドバンスグリッドの主な機能、アドバンスツリーグリッドでのみ使用可能な機能、標準グリッドでは使用できるが現在のところアドバンスグリッドには含まれていない機能を挙げています。
両方のアドバンスグリッドに含まれている主な機能
静的または動的コンフィギュレーションを使用してグリッドを構築するときのオプション:
静的 - Mashup Builder で使用可能なプロパティを使用してグリッドを設定します。
動的 - コンフィギュレーションパラメータから成る JSON オブジェクトを返すコンフィギュレーションサービスにグリッドをバインドします。
動的グリッドコンフィギュレーションに関連する機能強化:
グリッドコンフィギュレーションパラメータはコンフィギュレーションサービスから動的に渡されるので、基礎となるデータシェイプへの依存によって制限されません。
フォント設定など、特定のスタイルプロパティをさらに自在に制御できます
Mashup Builder とサービスでのグリッドコンフィギュレーションの変更:
設計ビューでデータがリアルタイムで更新されます。設計変更がその場でデータに反映されます。
Boolean、Datetime、Html、Hyperlink、Imagelink、Integer、Location、Long、Number、および String などの、使用可能な最も便利な列レンダラーのサブセット。
複数の列に基づく並べ替え。
複数行選択オプション。
グリッドリセットボタン。
グローバルグリッドサーチフィールド。
列幅の自動設定と固定の列幅 (ピクセルまたは割合)。
ヘッダーとセルのテキスト整列。
ツールバーとツールヒントのスタイルオプション。
ヘッダーとデータセルでのオーバーフローオプションとツールヒントのサポート。
データフィルタウィジェットの機能強化:
すべてのデータ型でのライブデータフィルタ。グリッド内のデータが更新されてフィルタが反映されます。
標準の AND クエリーに加えて利用できる OR クエリー。
サーチや並べ替えのパラメータと組み合わせて実行できるデータフィルタ。
ランタイムで列ヘッダーからコンテキストメニューを使用して、列を非表示にしたり再表示したりできます。
サーバー側の並べ替え/サーチ機能を使用して、グリッドに現在ロードされているデータだけでなくすべてのデータの並べ替え/サーチを行えます。
ユーザー/cookie ごとに、列の非表示、グリッドでの列の順序、列サイズ、列の並べ替え順序 (行の順序)、およびツリーグリッドでの行の拡張などの表示設定を永続化できます。
グリッドセルでのイメージのレンダリングをサポート。
JSON および Mashup Builder プロパティでの列ヘッダーのローカライズのサポートは、ThingWorx ポイントリリースによって異なります。
グリッドへのフッターセクションの追加。
ツリーグリッドでのみ使用可能な機能
複数レベルの親/子データを表示するための展開可能なノード。
初期データをプリロードするオプションと子データを動的にロードするオプション。
データのソースが定義された後で親/子データのサーチ/フィルタ機能を提供する、JavaScript のツリーロードデータサービス。
展開する行の ID を指定することで定義される、サービスからの行の自動展開。
アドバンスグリッドでは現在使用できない標準グリッドの機能
先頭へのスクロール。
セル編集 -
セル編集は、アドバンスグリッドで現在サポートされているすべての列フォーマットで実行できます。ランタイムでブールチェックボックスも編集できます。
セル検証 -
セル検証には検証定義式および検証メッセージが含まれています。特定の列タイプで無効な値はグリッドで使用されません。このため、既存の有効な値が保持されます。
すべての列レンダラーのサポート
アドバンスグリッドで現在サポートされているレンダラーのセットは次のものに制限されています: STRING、NUMBER、LONG、LOCATION、BOOLEAN、HTML、HYPERLINK、IMAGELINK、および DEFAULT
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アドバンスグリッドは、8.5.X 以降のバージョンの ThingWorx Platform で標準ウィジェットとして使用できます。
ThingWorx 8.4.X 以前のバージョンでは、「PTC ソフトウェアのダウンロード」ページで拡張機能として提供されているアドバンスグリッドが使用されています。以降のリリースではこれらの拡張機能のアップグレードは行われない可能性があります。ThingWorx Platform 8.5.X 以降では標準ウィジェットを使用することをお勧めします。
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