Mashup Builder
Mashup Builder
Mashup Builder は、さまざまなビジネスアプリケーションおよびデータビジュアリゼーションを構築できるローコード開発環境です。アプリケーションインタフェースは、プラットフォーム内のマッシュアップエンティティの「設計」タブで使用できます。Mashup Builder では、UI エレメントをキャンバス上にドラッグアンドドロップできる視覚設計環境により、複雑なビジュアリゼーションを簡単に構築できます。
インタフェース内のさまざまなパネルを使用して、マッシュアップレイアウトの定義付け、ウィジェットプロパティの設定、データサービスとの間におけるデータのバインド、検証の設定、ウィジェットのスタイルのカスタマイズを行うことができます。アプリケーションを効率的に構築するには、プラットフォームに実装されている Thing モデルを十分に理解している必要があります。
これらの機能を使用すると、さまざまなデータソースを素早く収集し、対話型の深い理解に基づくビジュアリゼーションに適用することができます。以下のセクションでは、基本的な Mashup Builder 機能について説明します。
レスポンシブレイアウト
Mashup Builder は完全にカスタマイズ可能なレスポンシブコンテナであり、これにより簡潔なドラッグアンドドロップ機能を使用してコンテナのレイアウトを各セクションに分割できます。レイアウトをほかのレイアウトのコンテナ内に配置することで、より多くのセクションを作成できます。
レスポンシブレイアウトとマッシュアップコンテナの詳細については、マッシュアップの作成を参照してください。
ウィジェット
ウィジェットとは、マッシュアップに配置するコンポーネントのことです。たとえば、グリッドとチャートを追加してデータを視覚化できます。テキストボックス、ボタン、ナビゲーションリンクなどの基本的なウィジェットを追加することもできます。
データサービスは、ThingWorx Platform サーバー上で使用可能なサービスのリストからマッシュアップに追加されます。この後、データサービスの結果をウィジェットにバインドできます。データサービスは、サービスの状態およびユーザーの操作に基づいてマッシュアップページのロード時にトリガーできます。
ウィジェットごとに、その機能と構造に応じて使用できるスタイルプロパティが異なります。たとえば、TextField ウィジェットのフォントサイズ、フォントの色、および背景色のスタイルを設定できます。
マッシュアップを構築する際、「ウィジェット」パネルからキャンバス領域にウィジェットをドラッグアンドドロップできます。次のようなさまざまな関数のさまざまなウィジェットを使用できます。
ユーザー入力
これらのウィジェットを使用して、ウィジェットに情報を入力できます。
データビジュアリゼーション
これらのウィジェットを使用して、データの視覚的な表現を作成できます。
データ検証
検証により、ユーザーがランタイムでマッシュアップに入力したデータの有効性をチェックし、入力がウィジェットに対応しているかどうかを判断できます。
「検証」パネルとプロパティは、マッシュアップインタフェースの一番下のドックにあります。検証の詳細については、ウィジェットへの検証の適用を参照してください。
ローカリゼーション
ローカライズにより、ランタイムでさまざまな言語および用語でラベルを表示できます。
また、ローカライズにより、ロケール固有のフォーマットが使用されるように日付と番号を設定できます。ローカライズの詳細については、ローカライズテーブルを参照してください。
関数
関数は、マッシュアップの設計時に使用するサービスで、データサービスおよびウィジェットのプロパティからの入力を処理ならびに検証できます。以下のような複数のタイプの関数があります。
1. 定義式関数は、JavaScript 定義式を評価するために使用できる非表示ウィジェットです。JavaScript 定義式を使用して、マッシュアップ上のデータを検証、計算、変換、比較できます。
2. ナビゲーション関数は、アプリケーション内でマッシュアップ間を移動するために使用できる非表示ウィジェットです。
3. バリデータ関数は、JavaScript 定義式の評価に使用できる非表示ウィジェットです。
テーマ
スタイルテーマを使用して、ウィジェット全体をカスタマイズ、編集、設定できます。デフォルトのスタイルテーマは 3 つあります。
スタイルテーマと状態フォーマット
状態フォーマットを使用することで、定義した規則と値に基づいてウィジェットとその要素の外観を変更できます。
ウィジェットでは、ウィジェットの目的とする機能に応じて異なるレベルでスタイルと状態がサポートされています。状態フォーマットの詳細については、マッシュアップでの状態フォーマットの使用を参照してください。
デフォルトのスタイルテーマ
ウィジェットのスタイルとスタイルテーマの詳細については、スタイルテーマを参照してください。
マイグレーション
移行を使用して、ThingWorx の最新バージョンに更新できます。移行を使用すると、ウィジェットからテーマまで、ThingWorx が提供する最新のコンポーネントを活用できます。移行の詳細については、マッシュアップの移行を参照してください。
データサービスとバインド
データサービスは、ThingWorx アプリケーションサーバー上で使用可能なサービスのリストからマッシュアップに追加されます。この後、データサービスの結果をウィジェットにバインドできます。データサービスは、サービスの状態およびユーザーの操作に基づいてマッシュアップページで使用できます。
Platform サーバーからのデータを提供する 3 つのパネルを以下に示します。
Data - ThingWorx エンティティからのデータ。
Session - セッションパラメータからのデータ。
User - ユーザーサブシステムからのデータ。
データサービスの詳細については、Thing サービスおよびマッシュアップへのデータサービスの追加を参照してください。
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