アップグレードを開始する前に、カスタムタスクをバックアップし、拒否リスト (旧ブラックリスト) に対する変更のコピーを保存します。以降のセクションでは、これらのステップを実行する手順について説明します。
既成の
ThingWorx Navigate 拡張機能を修正することによって構築されたカスタムタスクがある場合、バックアップを作成して、アップグレード後に再展開できます。これにより、アップグレードプロセス中にこれらのカスタムタスクが上書きされることを防ぎます。詳細については、
ThingWorx ヘルプセンターの
「ソリューション開発の最良事例」を参照してください。
コンポーネントを使用して作成されたカスタムタスクは、自動的にアップグレードされます。カスタムタスクをバックアップする必要はありません。ただし、カスタムタスクをバックアップし、アップグレード後にこれらのタスクを確認することをお勧めします。必要に応じて、バックアップしたカスタムタスクを再展開します。
| ThingWorx Navigate 9.5.0 にアップグレードすると、カスタムマッシュアップで使用されているすべてのベータコンポーネントが除去されます。これらのコンポーネントを 9.5.0 バージョンにアップグレードした後にマッシュアップを更新するように計画してください。 |
拒否リストを変更した場合は、アップグレード後に再適用できるように、変更のコピーを保存してください。詳細については、
拒否リストへの属性の追加のトピックを参照してください。
ThingWorx Navigate 9.5.0 にアップグレードする前に、インストーラを使用して、互換性のある ThingWorx Foundation のバージョンにアップグレードされていることを確認してください。次の手順を参照してください。
| ThingWorx Foundation 9.3.x 以降のバージョンには Java 11 が必要です。Java 8 で展開されたバージョンからアップグレードする場合、Java 11 をインストールし、Java 8 から Java 11 に関連する証明書をインポートしてから、ThingWorx Foundation のアップグレードに進みます。 |
ThingWorx Navigate のアップグレードを開始する前に、Windchill の要件を満たしていることを確認してください。
詳細については、
必要条件のトピックの「Windchill の要件」のセクションを参照してください。
ThingWorx Navigate 9.2.0 からアップグレードし、SSO 認証を使用している場合、アップグレードを開始する前に次の手順を実行します。
1. Windchill が稼動していることが推奨されます。Windchill が実行されていない場合、調整データが維持されません。
2. sso-settings.json ファイル内の ThingWorx Flow の URL を ThingWorx の URL に置き換えます。
◦ $<インストールディレクトリ>\ThingworxPlatform\ssoSecurityConfig フォルダにある sso-settings.json ファイルを開きます。
◦ BasicSettings で、"clientBaseUrl" と "metadataEntityBaseUrl" のキーの ThingWorx Flow URL を ThingWorx URL に置き換えます。
参照用に以下のコードスニペットを使用できます。
{
"BasicSettings":
{
"clientBaseUrl": "ThingWorx URL",
"metadataEntityBaseUrl": "ThingWorx URL",
"idpMetadataFilePath": "C:\\PROGRA~2\\ThingWorxFoundation\\ThingworxPlatform\\ssoSecurityConfig\\sso-idp-metadata.xml",
"metadataEntityId": "NAVIGATE_SP_8443",
"webSSOProfileConsumerResponseSkew": "300",
"webSSOProfileConsumerReleaseDOM": "true",
"webSSOProfileResponseSkew": "300",
"retriggerOnScopesRemoval": "true",
"samlAssertionUserNameAttributeName": "uid",
"samlAssertionMaxAuthenticationAge": "28800"
},
◦ sso-settings.json ファイルを保存します。
◦ Apache Tomcat と ThingWorx Integration Runtime を再起動します。
Windchill が稼動していることが推奨されます。Windchill が実行されていない場合、調整データが維持されません。