例: 整数以外の十進数の結果表示
全桁数が 15 桁以下の整数以外の十進数
1. 「数式の書式設定」タブの「結果」グループで、「結果のフォーマット」を「十進表記」に設定し、「表示精度」を 3 に設定し、「後続ゼロを表示」をオフにします。
2. 全桁数が 15 桁以下の整数以外の十進数を入力して評価します。
この数値は整数部に 5 桁あり、小数部に 4 桁あります。結果には、整数部には実際と同じ 5 桁が表示されますが、小数部には 3 桁しか表示されません。小数部の桁は最初の 2 桁のみが厳密桁で、3 桁目は 89 を四捨五入した 90 の後続ゼロを切り捨てた最上位の数字を表示している近似桁です。
3. 結果を選択し、「後続ゼロを表示」をオンにします。
小数部の桁には数値がすでにあるので、結果は変わりません。
4. 結果を選択し、「表示精度」を 15 に設定します。
小数部の桁が四捨五入なしでそのまま表示されます。PTC Mathcad では、現在の「表示精度」の設定に合わせて、結果がゼロで埋められます。
全桁数が 16 桁以下の整数以外の十進数 (整数部は 14 桁以下、小数部は 4 桁以上)
1. 「表示精度」を 3 に設定し、「後続ゼロを表示」をオフにします。
2. 全桁数が 16 桁以下で、整数部が 14 桁以下、小数部が 4 桁以上の整数以外の十進数を入力して評価します。
結果には、整数部に実際と同じ桁が表示され、小数部に最初の 2 つの厳密桁とそれに続く 1 桁の近似桁が表示されています。近似桁には、小数部の残りの桁を四捨五入した値の後続ゼロを切り捨てた最上位の数字が表示されています。
3. 結果を選択し、「後続ゼロを表示」をオンにします。結果は変わりません。
4. 結果を選択し、「表示精度」を 15 に設定します。
結果には、元の小数部の 4 桁 (14 - 整数部の桁数) と、567890 を四捨五入した 600000 の最上位の数字を表示する 1 桁が表示され、10 個 (15 - 5) のゼロで埋められています。整数部と小数部の合計桁数は、現在の「表示精度」の設定に合わせて、15 桁になっています。
全桁数が 16 桁以下の整数以外の十進数 (整数部は 15 桁、小数部は 4 桁以上)
1. 「表示精度」を 3 に設定し、「後続ゼロを表示」をオフにします。
2. 整数部がちょうど 15 桁、小数部が 4 桁以上の整数以外の十進数を入力して評価します。
結果には、整数部に実際と同じ 15 桁が表示され、小数点と小数部の桁は表示されません。
3. 結果を選択し、「後続ゼロを表示」をオンにします。
小数点と 3 個のゼロが追加されます。
4. 結果を選択し、「表示精度」を 15 に設定します。
小数点以下のゼロが 15 個に増えます。
全桁数が 16 桁以下の整数以外の十進数 (整数部と小数部が 16 桁以上)
1. 「表示精度」を 3 に設定し、「後続ゼロを表示」をオフにします。
2. 整数部が 16 桁以上、小数部が 16 桁以上の整数以外の十進数を入力して評価します。
結果には、整数部に最初の 14 桁の厳密桁と、整数部の残りの桁 567 を四捨五入した 600 の最上位の数字を表示している近似桁が表示されています。
3. 結果を選択し、「後続ゼロを表示」をオンにします。
小数点と 3 個のゼロが追加されます。
4. 結果を選択し、「表示精度」を 15 に設定します。
小数点以下のゼロが 15 個に増えます。