Arbortext IsoDraw > データ交換の参照 > イメージファイルフォーマット > XCF
  
XCF
Arbortext IsoDraw (ISO) ファイルから XML コンパニオンファイル (XCF) に、次のデータをエクスポートすることができます。
ISO エレメントおよびエレメントグループのオブジェクト情報 (ISO エレメントのオブジェクト情報は、Arbortext IsoDraw「オブジェクト情報」ダイアログボックスに表示されます)。
ISO テキストエレメントおよびコールアウトエレメントのテキストコンテンツ
エクスポートされる XCF は、編集可能な XML テキストファイル ( *.xml) です。XCF に含まれる XML エレメントは、エクスポート元の ISO ファイルに含まれるエレメントに関連付けられます。これらの XML エレメントには、コールアウトテキスト、オブジェクトチップ、ハイパーリンク、テキストエレメントコンテンツ、アニメーションの詳細などの修正可能なテキストデータが含まれています。
ISO ファイルへの XCF の適用
ISO ファイルが開かれてアクティブになっている間に Arbortext IsoDraw で XCF を開くと、XCF で ISO ファイルに含まれている多数のテキストアイテムを同時に変更することができます。これにより、テキストコンテンツが異なる様々なテクニカルイラストレーションを、簡単に作成、または表示できるようになります。たとえば、あらゆる言語バージョンや、コールアウトにおいて個々の部品番号を伴うバージョンを作成することができます。
XCF でのテキストの変更は、XCF に含まれる XML エレメントに関連付けられるすべての ISO エレメントに適用されます。
* 
Arbortext IsoDraw で XCF を開くことは可能ですが、XCF をインポートするための設定はありません。
オブジェクト情報およびテキストコンテンツに関する XML エレメントのタイプ
XCF へのエクスポートにより、XCF のオブジェクト情報とテキストコンテンツに対して、個別の XML エレメントが作成されます。
object_info XML エレメント (この object_info は XML エレメントの名前、すなわち grobjectbindById、または bindByName) には、エクスポートされる ISO エレメントのオブジェクト情報 (Arbortext IsoDraw「オブジェクト情報」ダイアログボックスの値) が含まれます。この名前は、エクスポートされる ISO エレメントがどのように XML エレメントに関連付けられているかによって変わります (下記を参照)。
isodraw:textContent XML エレメントには、エクスポートするテキストおよびコールアウト ISO エレメントのテキストコンテンツが含まれます。ISO ファイルに含まれるテキストコンテンツは、すべてエクスポートすることも、または何もエクスポートしないことも可能です。あるいは、コールアウト以外のテキストコンテンツをすべてエクスポートすることもできます (テキストコンテンツのエクスポートオプションについてはXCF エクスポートの設定を参照)。
オブジェクト情報を使用して ISO エレメントを XML エレメントに関連付ける
各 ISO エレメント (またはエレメントのグループ) のオブジェクト情報は、XCF に含まれる単一の object_info XML エレメントにエクスポートされます。object_info XML エレメントの名前と属性値とコンテンツはすべて、「オブジェクト情報」ダイアログボックスに表示される ISO エレメントのオブジェクト情報値に拘束されます。
object_info XML エレメントを拘束するには、これらに対応する ISO エレメントの「オブジェクトタイプ」、オブジェクトの「ID」、またはオブジェクトの「名前」を使用します。何を選択したかに応じて、各 XML エレメントに grobjectbindById または bindByName という名前が付けられます (拘束の例についてはXCF エクスポートの設定を参照)。
* 
XCF に含まれる isodraw:textContent XML エレメントは、ISO テキストエレメントおよびコールアウトエレメントのオブジェクトの「ID」に自動的に拘束されます。ISO テキストエレメントおよびコールアウトエレメントのオブジェクトの「ID」を入力しない場合、対応する isodraw:textContent XML エレメントは、自動生成されたオブジェクトの「ID」である AUTOID_n によって拘束されます。
関連付けにより、XCF を ISO ファイルに適用したときに、XCF のオブジェクト情報とテキストコンテンツが適正な ISO エレメントに確実に適用されます。関連付けのタイプは、「オブジェクト情報」ダイアログボックスで入力したオブジェクト情報のタイプに合致させる必要があります。
たとえば、ISO エレメントに対してオブジェクトの「名前」を入力し、かつ自動生成されたオブジェクトの「ID」を使用する場合は、関連付けとして「オブジェクト名による」を選択すると、エクスポートされる XCF のテキストコンテンツを容易に検索および編集できるようになります。