キーサービス (オペレーション KPI 構築ブロック)
以下のセクションには、オートメーションのためのキーサービスがリストされています。
PTC.OperationKPI.AutomationEventsModelLogic_TS
PTC.OperationKPI.AutomationEventsModelLogic_TS は、データオートメーション用に設定された先導作業ユニット Thing によって実装されます。PTC.OperationKPI.AutomationEventsModelLogic_TS Thing Shape には、次のキーサービスがあります。
• AddPTCAutomationMessage - メッセージの PTCAutomationMessage インフォテーブルプロパティに、新しいメッセージを追加します。プロパティ内のメッセージの数は、PTCMaxNumberOfAutomationMessages プロパティによって管理されます。
• AddPTCValueStreamEntry - 自動プロパティのデータ変更購読サービスで使用されます。このサービスは、先導作業ユニット Thing に設定されている値ストリームに対して、オートメーションプロパティの更新値を書き込む必要があるかどうかを評価します。受信したプロパティ VTQ は、品質が GOOD でなければならず、さらに、now (データ変更イベントの購読が発生しているとき) から、プロパティ変更イベントのタイムスタンプまでの時間は、PTCMaxTimeAllowedDisconnected プロパティの値より大きくなってはいけません。これは、履歴プロパティ値の更新が古すぎると、それらが無視されることを意味します。
• BufferPTCAutomationEvents - バッチ処理中の処理を高速化するために、受信したイベントを論理グループに分類します。
• GetPTCAutomationProperties - PTCScrapEventProperties プロパティで定義されたオートメーションプロパティとスクラッププロパティのハードコード化されたリストを返します。
• PopulatePTCEventRelatedData - データベースから理由情報をクエリーし、イベントデータに関連情報を追加します。可用性イベントコードが見つからない場合は、デフォルトの Unknown 障害理由情報が使用されます。
• ProcessPTCAutomationEvents - バッチ処理を起動し、その後、切断または停止している先導作業ユニットを「Running」の状態に戻す必要があるかどうかを決定する PTCAutomationEventProcessingTimerSubscription エンティティのエントリポイント。
• ProcessPTCAutomationEventsinMultiBatch - 先導作業ユニットの値ストリームに対して、バッチ処理すべき新しい自動プロパティデータがないかクエリーします。これは、メインの自動イベント処理サービスです。
• ProcessPTCAutomationJobOrderRelatedEvents - 集約されたイベントパラメータから、ジョブオーダー ID、材料マスター ID、およびターゲット数量の各値を順に処理した後、さらなる処理のために、それらの値をそれぞれのサービスに送信します。
• ProcessPTCAutomationProductionScrapAvailabilityEvents - 特定の生産イベント、スクラップイベント、および可用性イベントを順に処理して、それらを無視するか、またはデータベースに追加するかを決定します。実行中のジョブオーダーが存在しない場合は、生産イベントとスクラップイベントのみを無視できます。
• ProcessPTCAvailabilityEvent - 入力パラメータで構成された行を含むインフォテーブルを返します。
• ProcessPTCCountEvent - オートメーションプロパティのロールオーバーが true または false であるイベント数を処理します。このとき、更新を受信したプロパティ値ごとに、値が PTCLastAutomationProcessedValues インフォテーブルプロパティに保持されます。
• ProcessPTCJobOrderIDEvent - ジョブオーダー ID イベント値を処理し、ジョブオーダーを開始すべきか停止すべきかを決定します。
• ProcessPTCMaterialMasterIDEvent - 材料マスター ID イベント値を処理し、ジョブオーダーを作成すべきか停止すべきかを決定します。新しいジョブオーダーを作成する場合は、デフォルトのターゲット数量として、PTCAutomationDefaultTargetQuantity プロパティ値が使用されます。
• ProcessPTCProductionEvent - PTCIsProductionCountRollover プロパティ値を使用して ProcessPTCCountEvent サービスを呼び出し、それがロールオーバープロパティであるかどうかを指定します。また、PTCProductionRolloverCounter プロパティを使用して、ロールオーバーが発生するときの値を定義します。
• ProcessPTCScrapEvent - PTCScrapEventProperties プロパティ内で見つかったすべてのプロパティに対して ProcessPTCCountEvent サービスを呼び出します。
• ProcessPTCTargetQuantityEvent - 実行中のジョブオーダーが存在する場合、受信したターゲット数量イベント値を処理して、ジョブオーダー材料要件のターゲット数量を更新します。
• SetPTCMachineStatusToRunningIfDisconnectedMoreThanAllowed - PTCEnableAutoSetMachineStatusToRunning プロパティが true に設定され、かつ最後の可用性イベントエントリがダウンイベントであった場合、最大許容時間を超えて切断されていた後の先導作業ユニットを「Running」に設定すべきかどうか評価します。
PTC.OperationKPI.AnalysisModelLogic_TS
PTC.OperationKPI.AnalysisModelLogic_TS Thing Shape は、PTC.MfgModel.DefaultWorkunit_TT などのモデル Thing Template に実装されます。
PTC.OperationKPI.AnalysisModelLogic_TS Thing Shape には、次のサービスがあります。
• GetPTCAnalysisWorkMasterMaterials - 作業拠点の材料マスター、作業拠点が属する区分、および作業拠点の先導作業ユニットを読み込みます。
• GetPTCOEEValuesForShift - 計算に基づいて、シフトの OEE 値を読み込みます。
• GetPTCParetoInfos - 計算されたパレート図の詳細情報を読み込みます。
• GetPTCTrendInfos - 計算されたトレンド図の詳細情報を読み込みます。
• GetPTCWaterfallInfos - ウォーターフォール図の詳細情報のリストを読み込みます。
PTC.OperationKPI.ExecutionModelLogic_TS
PTC.OperationKPI.ExecutionModelLogic_TS Thing Shape は、PTC.MfgModel.DefaultWorkcenter_TT および PTC.MfgModel.DefaultWorkunit_TT Thing Template に実装されます。また PTC.ProductionDashboard.Management_TS Thing Shape にも実装されます。
PTC.OperationKPI.ExecutionModelLogic_TS Thing Shape には、次のサービスがあります。
• AddOrUpdatePTCEvents - 指定されたモデルに対して、イベントを追加または更新します。
• AutoCreateOrEndPTCProductionBlock - 指定されたモデルに対して、生産ブロックを自動的に作成または終了します。
• DeletePTCEvents - 指定されたモデルのイベントを削除します。
• GetPTCAllEvents - 適切なサービスを呼び出すことによって、所定の時間範囲のすべてのイベントを読み込みます。
• GetPTCAllNegativeEvents - 適切なサービスを呼び出すことによって、所定の時間範囲のすべての負の理由タイプイベント (停止、効率低下、およびスクラップ) を読み込みます。
• GetPTCAvailableJobOrders - 所定の作業拠点のすべてのジョブオーダーを読み込みます。また、作業拠点の親区分またはその先導作業ユニットに割り当てられているジョブオーダーを返します。
• GetPTCExecutionWorkMasterMaterials - 作業拠点の材料マスター、作業拠点が割り当てられている区分、および作業拠点の先導作業ユニットを読み込みます。
• GetPTCJobOrderMaterials - 指定されたモデルに対して、日付範囲を通じてジョブオーダーの材料マスターを読み込みます。
• GetPTCJobOrderTargetStatus - 所定のジョブオーダーの有効なターゲット発送ステータスを読み込みます。
• GetPTCJobSummary - ジョブサマリーデータを読み込みます。
• GetPTCProducedMaterials - 指定されたモデルに対して、日付範囲を通じて生産された材料マスターを読み込みます。
• GetPTCProductionBlockEvents - すべての生産ブロックイベントを読み込みます。
• GetPTCProductionBlockInfo - 生産ブロックの詳細情報のリストを読み込みます。
• GetPTCProductionBlockInfos - 与えられた時間範囲内のすべての生産ブロックを対象として、生産ブロックの詳細情報のリストを読み込みます。
• GetPTCRunningJobOrders - 選択した日に実行中であるジョブオーダーを返します。
• GetPTCScrapEventData - 所定のスクラップイベント UID を対象として、スクラップイベントに関する情報を返します。
• GetPTCShiftViewDetails - シフトビューの詳細を読み込みます。
• StartPTCProduction - モデルに対して指定されたジョブオーダーの生産を開始します。
• StopPTCProduction - モデルに対して実際に実行中のジョブオーダーの生産を停止します。
PTC.OperationKPI.Management_TS
PTC.OperationKPI.Management_TS Thing Shape は、PTC.OperationKPI.Manager_TT Thing Template によって実装されます。
PTC.OperationKPI.Management_TS Thing Shape には、次のサービスがあります。
• AddEvents - イベントを追加します。
• AddJobOrder - 与えられたモデル、材料、および数量を使用して、ジョブオーダーを追加します。
• AddOrUpdateEvents - イベントを追加または更新します。
• AutoCreateOrEndProductionBlock - エンドツーエンドの生産ブロックフローを処理します。
• CalculateActualCycleTime - 渡されたジョブオーダーに対して、実際のサイクルタイムを計算します。ジョブオーダーの開始から、現在の生産ブロックの終了まで、あるいは、そのジョブオーダーが Completed または Held 状態であれば、ジョブオーダーの終了までの時間を計算します。
• DeleteEvents - 渡されたイベントを削除します。
• GetAllEvents - 所定の時間範囲とモデル UID に対して、すべてのイベントを読み込みます。
• GetAvailableJobOrders - 所定の作業拠点または作業ユニットに対して、ジョブオーダーを読み込みます。
• GetJobSummary - ジョブサマリーデータを読み込みます。
• GetParetoInfos - 計算されたパレート図の詳細情報を読み込みます。
• GetProducedMaterials - 指定されたモデルに対して、日付範囲を通じて生産された材料マスターを読み込みます。
• GetProductionBlockInfo - 指定された生産ブロックに対して、計算された生産ブロックの詳細情報を読み込みます。
• GetProductionBlockInfos - 与えられた時間範囲内のすべての生産ブロックに対して、計算された生産ブロックの詳細情報を読み込みます。
• GetRunningJobOrders - 選択した日に実行中であったジョブオーダーを読み込みます。
• GetShiftViewDetails - 所定のジョブオーダーのシフトビューの詳細を読み込みます。
• GetTotalTrendInfos - 指定された時間範囲の日とモデル UID ごとに、関数を呼び出して合計トレンド秒数を読み込みます。
• GetTrendByReasonInfos - 指定された時間範囲の日、モデル UID、および reasonTreeNode UID ごとに、トレンド秒数を読み込みます。
• GetTrendInfos - 計算された第 1 レベルのパレート図の詳細情報を読み込みます。
• GetWaterfallInfos - 計算されたウォーターフォール図の詳細情報を読み込みます。
• StartJobOrders - ジョブオーダーを開始します。
• StartProduction - 指定されたジョブオーダーとモデルの生産を開始します。
• StopJobOrders - ジョブオーダーを停止します。
• StopProduction - 与えられたモデルに対して、実際に実行中のジョブオーダーの生産を停止します。
• UpdateEvents - イベントを更新します。