作業定義メタデータの使用
作業定義メタデータエントリ (PTC.SCA.SCO.WorkDefinitionMetadata) は、それがクローンであるかどうかにかかわらず、関連付けられた作業定義に関する情報を提供します。関連付けられた作業定義がクローンの場合、メタデータはクローンの作成元のソース作業定義を示します。作業定義がインポート済みであった場合、メタデータは作業定義のソースであった外部システムを示すことができます。
作業定義のクローンが作成されると、そのクローンに作業定義メタデータエントリが自動的に作成されます。クローンに子作業定義が含まれている場合、作業定義メタデータエントリは、そのクローンのルート作業定義に対してのみ作成されます。
作業定義メタデータエントリは、作業定義がインポートされるときに自動的に作成されません。作業定義メタデータエントリは、クローンのコピー元であるキャッシュされた作業定義に対しても自動的に作成されません。また、関連付けられた作業定義のクローンが作成される場合も、既存の作業定義メタデータエントリは更新されません。インポートされた作業定義に対して作業定義メタデータエントリを作成する場合、またはキャッシュされた作業定義に対して作成または更新する場合は、手動で行う必要があります。
作業定義のクローンが作成されるようにするには、その作業定義に作業定義メタデータエントリが存在する必要はありません。作業定義に作業定義メタデータエントリが存在する場合、その作業定義のクローンが作成されるようにするには、IsCached 値が true である必要はありません。
たとえば、UID が 123 のキャッシュされた作業定義のクローンが作成され、UID が 456 の新しい作業定義が作成されるとします。クローンに対して作成された作業定義メタデータエントリは、次のように表示されます。
WorkDefinitionUID - 465
SourceWorkDefinitionUID - 123
IsCached - false
ExternalSystemUID - null
キャッシュされた作業定義の作業定義メタデータエントリは、次のような値で手動で作成または更新できます。
WorkDefinitionUID - 123
SourceWorkDefinitionUID - null
IsCached - true
ExternalSystemUID - null
サービス
作業定義メタデータエントリを管理するには、次のサービスを使用できます。
CreateWorkDefinitionMetadatas - 1 つ以上の新しい作業定義メタデータエントリを作成します。
DeleteWorkDefinitionMetadata - 作業定義メタデータエントリを削除します。
GetWorkDefinitionMetadata - 指定した作業定義 UID の作業定義メタデータエントリを読み込みます。
GetWorkDefinitionMetadatas - システム内のすべての作業定義メタデータエントリのリストを読み込みます。オフセットや上限によるフィルタを適用することで、返される結果のリストを絞り込むことができます。
UpdateWorkDefinitionMetadatas - 1 つ以上の作業定義メタデータエントリを更新します。
これらのサービスは、デフォルトの生産オーダーマネージャから実行できます。(PTC.SCA.SCO.DefaultProductionOrderManager)。
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ThingWorx ComposerCreateWorkDefinitionMetadatas または UpdateWorkDefinitionMetadatas を実行するときは常に、IsCached チェックボックスがオンになっている (true) かオフになっている (false) ことを、必要に応じて確認する必要があります。IsCached はブール型フィールドであるため、このチェックボックスをオフにするか空白のままにすると、システムはこれを false 値として読み取ります。
マッシュアップまたは別のサービスからサービスが呼び出される場合、これは問題にはなりません。
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