設計プロパティおよび設計シートのファイルについて
ある設計から設計データをエクスポートしたファイルを作成し、そのデータを別の設計にインポートすることができます。設計データは、主に次の 3 つのタイプに分かれます。
設計プロパティおよび設定 - 作業環境を構成するアイテム。会社の設定、パラメータのような設計特有の要素、オブジェクトタイプ、ファイバー終了の詳細、ロケーションセットをはじめとする「設計プロパティ」(Design Properties) ダイアログボックス内の設定。
設計シート - 対応する加工品とそれらのパラメータに関する設計内のシート。
カタログ - テンプレート、デコレーション、データテーブル、メンバーマップなど、内部カタログ内のアイテム群。
インポートおよびエクスポート用のファイルは、次の 2 つのタイプに分かれます。
設計プロパティファイル - 設計プロパティが含まれています。これらのファイルには、ローカルカタログアイテム、ローカルのデータテーブルおよびメンバーマップ、総合カタログへのパス、およびローカルレイヤー設定も含まれています。設計プロパティファイルは、*.props ファイルとして保存されます。
設計シートファイル - 設計シート、そうしたシート上のアイテム、および設計プロパティが含まれています。設計シートファイルは、*.sheets ファイルとして保存されます。
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シート間ファイバーを持つ設計シートをエクスポートし、その後シートをインポートした場合、シート間ファイバーは部分的にインポートされます。部分的にインポートされたファイバーは、修正できないようにするために、デフォルトの保護されたレイヤー PARTIALLY_IMPORTED_FIBERS 上に自動的に配置されます。エクスポート元と同じ設計にシートをインポートしたときにも、このように処理されます。
Creo Schematics Lite では、設計プロパティのエクスポートのみ行えます。エクスポートした設計プロパティを設計にインポートできます。