熱シミュレーション検討の実行 - Creo Simulation Live
熱シミュレーションを実行して、指定温度や熱伝達条件によって決まる熱荷重に対する熱応答を計算します。次のタイプの熱解析を実行できます。
• 定常熱伝導検討 - すべての熱荷重および境界条件が定常であることが前提となります。このタイプの解析では、時間経過に伴う変化は評価されません。
• 非定常熱伝導検討 - 時間範囲内のモデルの温度と熱流束を計算します。
熱解析を実行するには、次の入力を定義する必要があります。
• モデルの材料。
• 1 つ以上の次の熱境界条件:
◦ ソリッドボディの周りの空気と接触するサーフェスの熱伝達条件。
◦ サーフェスの指定温度境界条件。
◦ 非定常熱伝導検討の場合の構成部品の初期温度。
• 1 つ以上の次の荷重:
◦ 熱流荷重。
◦ 熱流束荷重。
熱シミュレーション検討を実行するには
1. モデルを開くか、新しいモデルを作成します。
2. 割り当てられていない場合は、材料を指定します。
3. 「ライブシミュレーション」(Live Simulation) をクリックして、「ライブシミュレーション」(Live Simulation) タブを開きます。
4. モデルに新しい熱検討を追加するには、 > > の順にクリックします。
非定常熱伝導検討の場合は、 > の横の矢印をクリックし、「非定常モード」(Transient Mode) チェックボックスをオンにします。
シミュレーション時間を制限するには、 > の横の矢印をクリックし、次に
「制限時間」(Time Limit) をクリックします。
「制限時間」(Time Limit) ダイアログボックスが開きます。
「シミュレーション終了時間」(Simulation End Time) の値を指定します。
5. モデルに対し、熱境界条件と熱荷重を定義します。
6. 「シミュレート」(Simulate) をクリックしてライブシミュレーションを開始します。
7. 結果のフリンジプロットが、グラフィックウィンドウに表示されます。
結果の凡例から表示する結果量を選択します。
8. モデルジオメトリ、境界条件、荷重、または材料を変更します。グラフィックウィンドウで、結果のフリンジプロットが更新されます。非定常熱伝導検討では、
シミュレーションプローブを使用して時間依存の結果のグラフを検討することができます。