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Creo Ansys Simulation のソルバー設定
アプリケーションを開くとき、デフォルトのソルバー設定を使用できます。ほとんどの場合、デフォルトの設定をそのまま使用できますが、高度なシミュレーションでは、パフォーマンスと収束の可能性を向上させるために、デフォルトのソルバー設定を調整する必要があります。特定のシミュレーション検討の設定を変更できます。「Ansys Simulation」 > 「シミュレーションの設定」(Simulation Setup) をクリックして「ソルバーの設定」(Solver Settings) ダイアログボックスを開きます。以下の設定を使用できます。
一般ソルバー設定: これらの設定のデフォルト値は「Creo Parametric オプション」(Creo Parametric Options) ダイアログボックスの「シミュレーション」(Simulation) ページで定義されています。
「ソルバータイプ」(Solver Type) - 使用する Ansys ソルバーのデフォルトタイプを選択します。
「自動」(Automatic) - これがデフォルト値です。モデルに最も適したソルバーが選択されます。
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収束またはパフォーマンスに関連する具体的な問題に対処するために変更するよう指示があった場合を除き、このオプションが推奨されます。
詳細については、このトピックを参照してください。
このオプションのデフォルト値は、コンフィギュレーションオプションcreo_ansys_solver_typeによって制御されます。
「接触ギャップ/重複」(Contact Gap/Overlap) - 接触インタフェースでギャップまたは重複を検出したときのソルバーのデフォルトの動作を選択します。「警告」(Warn) - これがデフォルト値です。計算の前に、接触インタフェースにおけるギャップや重複に関する警告が表示されます。
詳細については、このトピックを参照してください。
このオプションのデフォルト値は、コンフィギュレーションオプションcreo_ansys_contact_gap_behaviorによって制御されます。
「ニュートンラプソン法」(Newton Raphson method) - ニュートンラプソン法による収束のオプションを指定します。
「自動」(Automatic) - デフォルト値。ソルバーが最良解を選択できます。
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収束またはパフォーマンスに関連する具体的な問題に対処するために変更するよう指示があった場合を除き、このオプションが推奨されます。
詳細については、このトピックを参照してください。
このオプションのデフォルト値は、コンフィギュレーションオプションcreo_ansys_n-r_methodによって制御されます。
「大たわみ」(Large Deflection) - ソルバーの計算で大たわみと大回転を考慮する必要があるか、モデルに小たわみしかないと見なすかを指定します。このオプションは構造シミュレーション検討でのみ使用できます。次のオプションがあります。
「オフ」(Off) - デフォルトでは、このオプションが選択されています。ソルバーの計算で、モデルに大たわみがないものと見なされます。
「オン」(On) - ソルバーの計算でモデルに大たわみと大回転があるものと常に見なす場合、このオプションを選択します。
「慣性リリーフ」(Inertia Relief) - 慣性リリーフを使用するか、検討に定義されている拘束を使用するかを指定します。このオプションは構造シミュレーション検討でのみ使用できます。次のオプションがあります。
「オフ」(Off) - デフォルトでは、このオプションが選択されています。ソルバーは、モデルで定義されている拘束を使用します。
「オン」(On) - ソルバーで慣性リリーフを使用し、モデルに定義されている拘束を無視するには、このオプションを選択します。
このオプションのデフォルト値は、コンフィギュレーションオプションcreo_ansys_use_inertia_reliefによって制御されます。
「通常モード」(Normal Modes) - 固有値シミュレーション検討で解を求める共振周波数の数を指定します。デフォルトでは、最初の 6 つの共振周波数が抽出されます。
このオプションは、固有値検討にのみ使用できます。
「シミュレーションステップ」(Simulation Steps) - ソリューションのシミュレーションステップの数を指定します。これらの設定はオプションであり、構造シミュレーション検討にのみ適用できます。
「ステップオプション」(Step Options) - 各ステップのソリューションオプションを定義します。
「シミュレーションステップ」(Simulation Step) - ステップ番号を選択します (ステップ 1、ステップ 2 など)。これは「シミュレーションステップ」(Simulation Steps) で定義されているステップの数によって異なります。
「サブステップ」(Substepping) - 選択したソリューションステップに使用する方法を定義します。
「方法」(Method) - 以下のいずれかの方法を選択します。
「自動」(Automatic) - ソルバーがサブステップの選択を制御できるようにします。
「手動」(Manual) - 手動でサブステップの数を指定します。
「アダプティブ」(Adaptive) - 初期、最小、および最大サブステップを指定し、この範囲内のソリューションのステップを変化させます。
「初期サブステップ」(Initial Substeps) - 初期サブステップ数を定義します。正の整数を値として指定します。デフォルトの値は 1 です。「手動」(Manual) および「アダプティブ」(Adaptive) サブステップ方法に使用できます。
「サブステップ最小数」(Minimum Substeps) - 最小サブステップ数を定義します。正の整数を値として指定します。デフォルトの値は 1 です。「アダプティブ」(Adaptive) サブステップ方法にのみ使用できます。
「サブステップ最大数」(Maximum Substeps) - 最大サブステップ数を定義します。正の整数を値として指定します。デフォルトの値は 10 です。「アダプティブ」(Adaptive) サブステップ方法にのみ使用できます。
「フォース収束精度」(Force Convergence) - このオプションは構造シミュレーションにのみ使用できます。熱検討では、このタブの名前は「熱収束精度」(Heat Convergence) です。
「方法」(Method) - ソリューションにおけるフォース収束の方法の 1 つを選択します。
「自動」(Automatic) - 収束精度値を自動的に計算できます。
「手動」(Manual) - 収束精度値を手動で指定できます。
「オフ」(Off) - ソリューションの収束をチェックしません。
「公差」(Tolerance) - 公差をパーセント値として指定します。
「参照値」(Ref Value) - 実数を指定します。デフォルト値は 1 です。
「公差」(Tolerance)「参照値」(Ref Value) を乗算した値によって収束基準が決定されます。
「リセット」(Reset) - 「ソルバーの設定」(Solver Settings) ダイアログボックスのすべてのオプションをデフォルト設定に回復するには、「リセット」(Reset) ボタンをクリックします。
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