検証パラメータ、部品のインポートステータス、変換スコアの使用
次の手順に従って、モデルの検証パラメータにアクセスできます。
1. モデルツリーで、インポートされたモデルまたは非ネイティブモデルを右クリックします。
2. 「パラメータ」(Parameters) をクリックするか、 > の順にクリックします。
3. モデルの検証パラメータが「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスに表示されます。
検証パラメータのタイプ値 (整数、文字列)、単位数量 (面積、体積、長さ)、およびモデル単位がリストされます。インポートされたモデルの検証パラメータはロックされており、デフォルトでは指定されていません。
検証パラメータ
「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスに次のパラメータが表示されます。
• PTC_VAL_IMP_PART_STATUS - 部品モデルのインポートステータスをレポートします。このパラメータはアセンブリモデルの構成部品が欠落または失敗しているかどうかを示し、アセンブリモデルには作成されません。次の値をとります。
◦ OK - 部品はソリッドとして正常にインポートされました。
◦ SOLID_FAILED - 部品または部品の 1 つ以上のボディのソリッド化に失敗しました。インポートされたモデルと非 Creo モデルでは、一部の部品または部品のボディのサブセットがソリッド化に失敗したので、検証プロパティは計算されませんでした。
◦ IMPORT_FAILED - 部品のインポートに失敗しました。
◦ MISSING_COMPONENT - アセンブリモデルで構成部品が欠落しています。この値は、構成部品が欠落している場合に破断リンクを示す変換イメージモデル (TIM) 部品では有効ではありません。
• PTC_VAL_IMP_NUMBER_OF_SOLIDS - 複数のソリッドボディから成るインポート部品に存在するソリッドボディの数をレポートします。
• PTC_VAL_IMP_FAILED_SOLIDS - ソリッド化に失敗した部品のボディの数をレポートします。
• PTC_VAL_IMP_SCORE - ソースモデルの値とインポートされたモデルの検証プロパティの比較結果をレポートします。インポート、再生、更新された部品モデルとアセンブリモデルについて検証スコアがレポートされます。このパラメータには次の値があります。
◦ PASS - 比較結果に警告やエラーはありません。
◦ PASS_WITH_WARNINGS - 比較結果に警告があります。
◦ FAIL - 比較結果に、部品のソリッド化の失敗、部品のインポートの失敗、アセンブリモデルでの構成部品の欠落など、1 つ以上のエラーが含まれています。
• PTC_VAL_IMP_MISSING_COMP_COUNT - 各アセンブリノードとアセンブリのサブレベルについて欠落している構成部品をレポートします。このパラメータは構成部品が欠落している場合にのみ作成されます。
• MISSING_MODEL - 非 Creo の部品またはアセンブリがディスクから欠落している場合、Creo で欠落している構成部品のプレースホルダーモデルが作成されます。
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検証パラメータ PTC_VAL_IMP_NUMBER_OF_SOLIDS および PTC_VAL_IMP_FAILED_SOLIDS は、インポートされた部品に複数のボディが含まれている場合にだけ作成されます。単一ボディ部品モデルではこれらのパラメータは作成されません。
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インポート検証レポートでの欠落している構成部品
「インポート検証レポート」(Import Validation Report) では、次の場合、構成部品が欠落していることが自動的に示されます。
• 非 Creo アセンブリを Creo Unite を介して Creo で初めて開いたときに、Creo サーチパスに存在しない外部構成部品モデルファイルがある。
• 非 Creo アセンブリが Creo にインポートされたときに、インポート場所に存在しない外部構成部品モデルファイルがある。
• 欠落している TIM アセンブリの関連更新または再生。TIM はインポートフィーチャーまたは構成部品なしでプレースホルダーモデルとして表されます。これらは構成部品が検出、特定、回復した場合に更新されます。
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Creo Unite を介して非 Creo モデルを開くときとは異なり、この場合、インポート時の欠落している非 Creo 構成部品モデルファイルの検索に Creo サーチパスは使用されません。
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インポート検証レポートの更新
• Creo Unite を介して非 Creo モデルとして開いた非 Creo アセンブリの ATB 更新は次の 2 つの場合に実行されます。
◦ 外部アセンブリに新規構成部品が追加されたが、追加された構成部品モデルのファイルが Creo サーチパスに存在しない。
◦ Creo サーチに最初は存在していた非 Creo 外部構成部品ファイルが見つからなくなった (削除された場合や別の場所に移動した場合など)。
• インポートされた TIM アセンブリモデルの ATB が更新された場合:
◦ 既存の TIM 部品またはサブアセンブリ構成部品は Creo サーチパスで見つかりません (削除された場合や別の場所に移動した場合など)。
◦ 非 Creo アセンブリの新しく追加された非 Creo 構成部品は ATB サーチパスで使用できません。
次の場合、「インポート検証レポート」(Import Validation Report) は自動的に更新されません。
◦ 非 Creo アセンブリが更新されたが、外部の非 Creo 構成部品ファイルモデルが Creo サーチパスに存在しない。
◦ インポートされた TIM 構成部品の部品モデルまたはサブアセンブリモデルが Creo サーチパスに存在しない。
◦ 非 Creo アセンブリが開いている場合、モデルツリーおよび標準の「通知センター」(Notification Center) (NC) での欠落している構成部品のチェックによって、欠落している構成部品が特定されます。ただし、ATB の更新が必要ない場合、「インポート検証」(Import Validation) の欠落している構成部品のチェックは読み込み時に自動的に更新されません。この場合、右マウスボタンオプションを使用して「インポート検証レポート」(Import Validation Report) を手動で更新できます。