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非 Creo モデルの検証について
「Creo Parametric オプション」(Creo Parametric Options) ダイアログボックスの「3D データ交換の設定」(3D data exchange settings) ページにある「インポート検証を有効」(Enable Import Validation) チェックボックスがデフォルトではオンになり、コンフィギュレーションオプション intf3d_in_enable_imp_validation はデフォルトでは yes に設定されています。したがって、CATIA V4 と V5、Creo Elements/Direct、NX、SolidWorks、Autodesk Inventor などのファイルフォーマットに属する部品モデルやアセンブリモデルは、Creo モデルとして開いたときに、これらのモデルのインポートが Creo で検証されるのと同様に、Creo で自動的に検証されます。
Creo モデルをモデルツリーで右クリックして「インポート検証」(Import Validation) > 「レポート」(Report) の順にクリックすることにより、「インポート検証レポート」(Import Validation Report) で検証結果を確認できます。非 Creo モデルは、部品レベルとアセンブリレベルで検証されます。部品モデルとアセンブリの部品構成部品には、単一または複数のソリッドボディを含めることができます。
「インポート検証レポート」(Import Validation Report) には、アセンブリおよび部品モデルのステータスと、非 Creo 部品および部品構成部品のボディのステータスが次のように示されます。
- 警告およびエラーなしで開かれた非 Creo モデル。非 Creo 部品および部品構成部品のすべてのボディは、エラーと警告なしでソリッド化されました。
- 警告ありで開かれた非 Creo モデル。ボディレベルで、部品と部品構成部品のボディが警告ありでソリッド化されました。
- 非 Creo モデルを開くことができませんでした。ボディレベルで、ボディのサブセットまたは部品と部品構成部品のすべてのボディがソリッド化に失敗しました。
Creo モデルを開くと、非 Creo モデルの表面積、体積、重心 (COG) の座標の質量特性は検証プロパティとして変換され、Creo でパラメータとして保存されます。Creo では、Creo で開いているモデルの対応する検証プロパティの値が計算され、非 Creo モデルのモデルパラメータにこれらの値が検証パラメータとして保存されます。ソースモデルの質量特性の値は、Creo で開いているモデルの対応する検証プロパティの計算された値、および非 Creo モデルの読み込みのために計算されたスコアと自動的に比較されます。Creo はその後、このスコアに従って、非 Creo モデルを開くことに成功したか、失敗したか、または警告付きで渡されたかを検証します。
「インポート検証レポート」(Import Validation Report) では、検証の失敗が通知センターに伝達されます。非 Creo アセンブリでの構成部品の欠落、空のモデル、不完全な製品構造、ソリッド化失敗、不完全なジオメトリは、通知センターにエラーおよび警告として報告されます。ステータスバー上のモデル通知フラグアイコンをクリックすることで、通知の数と対応する検証の失敗を通知ウィンドウで確認できます。
モデルツリーまたはグラフィックウィンドウで非 Creo モデルを右クリックして「インポート検証」(Import Validation) をクリックし、ショートカットメニューの次のオプションにアクセスすることで、「インポート検証レポート」(Import Validation Report) で識別される検証の失敗とモデルの不整合を解決できます。
「インポートしたジオメトリを修復」(Repair Imported Geometry)
「代替の質量特性を使用」(Use Alternate Mass Properties) または 「計算された質量特性を使用」(Use Calculated Mass Properties)
「ソリッド化チェックを無視」(Ignore Solidification Check) または 「ソリッド化チェックを有効」(Enable Solidification Check)
Creo セッションの開始時、または非 Creo モデルがセッション内にある場合に、開いているモデルの検証を無効にできます。
セッションの開始時にモデルのインポート検証を無効にするには、以下のタスクを実行します。
intf3d_in_enable_imp_validation コンフィギュレーションオプションを no に設定します。
「Creo Parametric オプション」(Creo Parametric Options) ダイアログボックスの「3D データ交換の設定」(3D data exchange settings) ページで、デフォルトで選択されている「インポート検証を有効」(Enable Import Validation) チェックボックスをオフにします。
セッション中に、モデルツリーまたはグラフィックウィンドウで非 Creo モデルを右クリックし、「インポート検証」(Import Validation) をクリックして、ショートカットメニューの「インポート検証を無効」(Disable Import Validation) をクリックします。検証を無効にした後は、非 Creo モデルは検証されず、エラーが通知センターに報告されません。
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