リスタイル (リバースエンジニアリング) について
リスタイル (リバースエンジニアリング) では、ファセットデータ (小さい三角形の集まりとして表されたデータ) 上にサーフェス CAD モデルを再構築できます。ファセットデータは直接インポートできます。また、Creo Parametric のファセットモデリング機能を使用し、点セットデータを変換することによって作成することもできます。
ファセットデータは STL (ステレオリソグラフィー) フォーマットで保存されます。STL フォーマットはファセットデータのリストが含まれている ASCII ファイルであり、拡張子 .stl が付きます。各ファセットは、単位法線および 3 つの頂点またはコーナーによって一意に識別されます。単位法線は、三角形に垂直な長さ 1.0 の直線です。法線と各頂点はそれぞれ 3 つの座標値によって指定されることから、各ファセットには 12 個の数値が保存されています。このフォーマットには、ファセット、つまり三角形がすべて節点に正しく接続されているかを確認するための規則も含まれています。
リスタイルには、次の作業を行うための自動ツール、半自動ツール、および手動ツールが用意されています。
• カーブ (ファセットデータ上のカーブなど) を作成および修正する
• ファセットデータに対してサーフェス解析を実行し、アイソラインカーブと極値カーブを作成する。これらのアイソラインカーブは、アイソライン解析の値にほぼ対応するファセットデータ上の選択した点を表します。極値カーブは、極値線解析の極値にほぼ対応するファセットデータ上の選択した点を表します。
• ファセットデータを使用して、解析サーフェス、押し出しサーフェス、回転サーフェスを作成および編集する
• ファセットデータとカーブを使用した高次 B スプラインサーフェスやベジエサーフェスなど、フリー形状多項式サーフェスを作成、編集、および操作する
• フリー形状サーフェスをファセットデータに適合させる
• サーフェスおよびカーブ間の位置、正接、および曲率拘束など、接続拘束を作成して管理する
• サーフェス間の接続と正接拘束を指定する
• サーフェスの外挿やマージなど、基本的なサーフェスモデリング操作を行う
• ファセットデータ上にスプラインサーフェスを自動的に作成する
• 対称平面を作成し、ジオメトリの半分を構築してミラーすることができる
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• リスタイルを使用するには、テクニカルサーフェス作成とリスタイルのライセンスが必要です。
• リスタイルで作成したデータム点、データムカーブ、およびデータム平面はリスタイルフィーチャーの一部です。修正はできません。
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リスタイルで作成したサーフェス CAD モデルは、Creo Parametric のすべての下流工程での操作やアプリケーションで使用できます。