カスタム格子を作成するには
カスタム格子を作成するには、Creo Parametric の部品モードで独自の格子セルをカスタム設計してから、格子セルとして使用する PRT ファイルを部品モデル内にインポートします。
格子セルとして使用する部品の作成
部品モデルで格子の作成を開始する前に、部品モードで、格子フィーチャー内の単一セルとして使用する部品を作成します。セルは以下の要件を満たす必要があります。
• ソリッドジオメトリ
• プリズム
• 6 辺
• インポートされたセルの x、y、z 方向は、部品モデルの座標系の x、y、z 方向によって決まります。これらと同じ方向にその他の格子セルが適用されます。
インポートされたセルの外形は、そのソリッドジオメトリのエッジ (コンター) によって決まります。球サーフェスのような、この外形よりも膨らんだ凸状サーフェスがある場合、格子セルが重なり合います。
したがって、セル同士を適切に揃えてマージするためには、インポートされたセルの 6 つの境界すべてに、x、y、z 方向に垂直な平面サーフェスが含まれるようにします。
• さらに、平行な境界同士はコンターが一致するようにしてください。
ジオメトリは 1:1 のスケールでインポートされます。スケールは一律であり、ある方向でセルのサイズを変更した場合、すべての方向でサイズが更新されます。
格子の作成
1. モデルで、
「エンジニアリング」(Engineering) >
「格子」(Lattice) の順にクリックします。
「格子」(Lattice) タブが開きます。
2. 「格子」(Lattice) タブで、以下の操作を実行します。
a. 「格子タイプ」(Lattice type) の横で、「カスタム」(Custom) を選択します。
b. 格子セルとして使用する部品をインポートするには、以下の手順に従います。
a. 「セルを開く」(Open Cell) をクリックします。「開く」(Open) ダイアログボックスが開きます。
b. 格子セルとして使用する PRT ファイルをブラウズし、「開く」(Open) をクリックします。
c. セルの Z 軸を揃える方向を定義するには、「Z」、「X」、または「Y」を選択します。
3. 「格子の領域」(Lattice Region) タブをクリックし、格子の領域を定義します。
格子の領域を定義するにはを参照してください。
4. 「セルタイプ」(Cell Type) タブをクリックし、セルの構造を定義します。
a. オプションで、セルとして使用する部品を変更します。
a. コレクターで、PRT ファイルを右クリックして
「除去」(Remove) を選択します。セル部品が削除されます。
b. をクリックします。
「開く」(Open) ダイアログボックスが開きます。
c. 格子セルとして使用する部品をブラウズし、「開く」(Open) をクリックします。
b. セルのスケールを定義するには、「固定スケール」(Fixed scale) の横に、セルをインポートしたときのサイズを基準にしたセルのスケールを入力します。
5. 「OK」をクリックします。カスタム格子が作成されたか失敗したかにかかわらず、
「OK」をクリックした後は、インポートされたセルを変更することはできません。
「OK」をクリックした後で、格子のタイプを
「カスタム」(Custom) から別のタイプに変更できますが、その後でタイプを
「カスタム」(Custom) に戻したり、カスタム格子セルを格子フィーチャーにインポートしたりすることはできません。