「質量特性」ダイアログボックスについて
「質量特性」(Mass Properties) をクリックして、
「質量特性」(Mass Properties) ダイアログボックスを開き、メカニズムの質量特性を定義または変更します。メカニズムのタイプと質量特性を指定するために使用する方法を選択します。
• 「参照タイプ」(Reference type) - リストから次のエンティティのいずれかを選択します。
◦ 「部品またはトップレベルレイアウト」(Part or Top-Level Layout) - アセンブリで、サブアセンブリの構成部品を含む任意の部品を選択し、その質量特性を指定または確認できます。
◦ 「アセンブリ」(Assembly) - グラフィックウィンドウまたはモデルツリーで、構成部品サブアセンブリ、またはトップレベルアセンブリを選択できます。質量特性を指定するか、既存の質量特性を編集できます。
◦ 「剛体」(Rigid Body) - 選択した剛体の質量特性を確認できます。編集はできません。
• 「特性定義方法」(Define properties by) - 質量特性の定義方法を選択します。選択した参照タイプによってオプションは異なります。
◦ 「デフォルト」(Default) - 3 つのすべての参照タイプで、このオプションを選択するとすべての入力フィールドが非アクティブのままとなります。ダイアログボックスには、Creo Parametric で定義された密度または質量特性ファイルに基づく質量特性値が表示されます。モデルにどちらも指定されていない場合、デフォルト値が表示されます。
◦ 「密度」(Density) - 参照タイプとして部品またはアセンブリを選択した場合、密度によって質量特性を定義できます。密度はメカニズムのボリュームに対する質量の比率なので、選択できるのは、ゼロよりも大きいボリュームを持つ部品またはアセンブリに限られます。このオプションを選択すると、「密度」(Density) を除くすべての入力フィールドが非アクティブになります。
◦ 「質量特性」(Mass properties) - 参照タイプとして部品を選択した場合、質量、重心、および慣性モーメントを定義できます。
• 「座標系」(Coordinate system) - 部品または剛体の座標系を選択するのに使用します。このオプションは、参照タイプとしてアセンブリを選択した場合には使用できません。
以前の選択に応じてダイアログボックスが変化します。参照タイプとして剛体を選択した場合は、以下のアイテムは非アクティブで、確認のみ可能です。アセンブリを選択した場合は、ダイアログボックスの「密度」(Density) フィールドのみを表示できます。以下のテキストボックスでエントリを変更した場合、依存する値が自動的に更新されます。
• 「密度」(Density) - 密度によって質量を定義する場合に、選択した部品またはアセンブリの密度値を入力します。
• 「ボリューム」(Volume) - 選択したメカニズムのボリュームを編集できません。
• 「質量」(Mass) - 質量特性によって質量を定義する場合に、選択した部品の質量値を入力します。
• 「重心」(Center of gravity) - 指定した座標系に対する重心の位置を定義します。重心は、一部の計算の便宜上、メカニズムの合計質量が 1 点に集中していると見なしている、メカニズムの想像上の点です。
• 「慣性」(Inertia) - この領域は慣性モーメントを計算するのに使用します。慣性モーメントは、メカニズムの回転慣性の量メジャーです。つまり、剛体が回転運動に加えられる変更に抵抗して、固定軸の周りを回転し続けようとする力を表します。選択したメカニズムが回転する軸として、以下のいずれかの位置を選択できます。
◦ 「座標系の基準による」(At coordinate system origin) - カレント座標系に対する慣性モーメントを測定します。
◦ 「重心による」(At center of gravity) - メカニズムの主要慣性軸に対する慣性モーメントを測定します。