ターゲットに到達するには
マネキンセグメントまたはマネキン上の点はシーン内の点に到達できます。
1. データム点を表示するため、グラフィックツールバーで、 > の順にクリックします。
2. > の順にクリックします。「マネキンリーチ」(Manikin Reach) ダイアログボックスが開きます。
3. オブジェクトに到達するマネキンの部分を定義するため、「マネキンの位置」(Manikin location) コレクターがアクティブな状態で、マネキンセグメントまたはマネキン上の点を選択します。
コレクターに点が表示されます。一部のマネキンセグメントでは、同じセグメント上の別の点を選択できます。
4. マネキンが到達するターゲットを定義するため、「ターゲット点」(Target point) コレクターがアクティブな状態で、データム点、エッジ頂点、カーブ端点、またはサーフェス上の点を選択します。コレクターに点が表示されます。
5. マネキン上の点とシーン内のターゲット点の間に拘束を作成するため、「拘束を作成」(Create constraint) チェックボックスをオンにします。
「OK」をクリックすると、マネキンツリー内のマネキンの
「マネキン拘束条件」(Manikin Constraints) ノードの下に拘束が表示されます。マネキン上の点がターゲット点に到達するかどうかによって結果は異なります。
◦ マネキン上の点がターゲットに到達する場合:
▪ マネキン上の点とターゲットの間に整列拘束が作成されます。
▪ 「マネキンリーチ」(Manikin Reach) ダイアログボックスを閉じた後も、拘束はモデルに残ります。
◦ マネキン上の点がターゲットに到達しない場合:
▪ マネキン上の点が、ターゲット点にできるだけ近い位置に配置されます。
▪ 2 点間に距離測定が作成されます。この測定には、マネキン上の点とターゲット点の間の距離の保存済み解析が含まれます。
▪ 「マネキンリーチ」(Manikin Reach) ダイアログボックスを閉じると、ドラッグ操作またはリーチ操作中に、測定が更新されて整列拘束への自動変換が試みられます。
マネキン上の点がターゲットに到達しない場合の姿勢と距離は、リーチ拘束が再作成または再定義されるかモデルが再生されるたびにわずかに変化する可能性があります。
6. 選択したマネキンセグメントを平面参照に整列させることによって方向を変更するには、次の操作を行います。
a. をクリックして
「リーチ方向」(Reach orientation) セクションを拡張します。
b. 第 1 方向で整列させるには、次の操作を行います。
i. 「第 1 方向」(First direction) チェックボックスをオンにします。
ii. 「マネキンセグメント平面」(Manikin segment plane) リストで、平面参照と整列させるマネキンセグメントの
解剖学的平面を選択します。
iii. 「ターゲット平面」(Target plane) コレクターがアクティブな状態で、解剖学的平面を整列させる平面参照をシーンで選択します。
iv. 整列を 180°反転させるには、「反転」(Flip) をクリックします。
結果: 選択した平面参照と整列するように、選択したセグメントの方向が変わります。
リーチ方向なし:
リーチ方向あり:
左手人差し指の末梢部の矢状面が、はしごを左右のセクションに分割するデータム平面と整列しています。これにより、手が回転します。
c. 第 2 方向で整列させるには、「第 2 方向」(Second direction) チェックボックスをオンにし、前の手順を繰り返します。
7. 「OK」をクリックします。マネキンがグラフィックウィンドウ内のターゲットに到達します。
8. 必要に応じて、マネキンの位置をスナップショットとして保存するには、マネキンツリーで
「スナップショット」(Snapshots) を右クリックし、
「新規スナップショット」(New Snapshot) を選択します。
ビデオ
リーチのユースケースをビデオでご覧ください。